神氏族的メシヤ使命完遂のための特別集会での韓鶴子総裁のメッセージ(前編)

「兄弟姉妹こそ私たちの財産」

 11月12日、韓国の国家メシヤと前牧会者たちが招請され、天正宮博物館2階宴会室で「神氏族的メシヤ使命完遂のための国家メシヤおよび元老牧会者特別集会」が行われました。真の父母様ご入場の後、敬礼、花束贈呈、天一国の歌斉唱、代表報告祈祷に続き、フィリピンとタイで氏族的メシヤ活動を勝利した家庭のドキュメント映像の上映、報告や韓国長老による証しが行われました。

 その後真のお母様がみ言を語られました。お母様はすべての元老牧会者、そして引退した国家メシヤたちを激励され、愛を施される場を用意して下さりながら、彼らに対して本当に神氏族的メシヤの使命を果たさなければならないと強調されました。このように大変重要な集会になったこの日の行事における真のお母様のみ言の要約を、以下に紹介します。 

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 今日私は皆さんの報告を聞いて、たくさんの恩恵を受けました。皆さん今までご苦労が多かったと思います。

 11月と言えば収穫の季節、結実の季節ですが、今ここに座っていらっしゃる皆さんにおいては、(人生の)春だとは言えないでしょう? 皆さんの人生は秋ですか、冬ですか?
 皆さんはどれだけ財産を持っていらっしゃいますか?(涙を流しながら)私たちの財産は、私の兄弟姉妹たちです。ですから、お父様は私たちに「神氏族的メシヤの責任を果たしなさい」と語られたのではないですか? 私たちは言葉では本当にたくさん聞いてきました。しかし、こういう理由で難しい、ああいうことで困難だ、そういった事情が多かったのです。しかし、これが皆さんの生涯で最後だと考えれば、皆さんの生涯の中で再び春を迎えることができないと考えれば、私たちは永遠の世界を知っている者として、特に真の父母様の在世時にともに開拓し、ともにみ旨を成してきた者として…。皆さん、責任があります。アダム・エバが堕落したのも、この問題に対して深刻でなかったからです。

 今日、皆さんは映像を通じてマダラチョウ(斑蝶)を見ました。マダラチョウは体の大きさが3~4センチ程度しかならないし、脳の大きさも針の先ほどにも満たないのです。しかしそのマダラチョウは、一度も行ったことのない遠くのところまで飛んでいき、そこで産卵をして死にます。そしてその卵から生まれた新しいマダラチョウは、親の蝶が飛んできたところを飛んで戻って行きます。これを見ると、本当に不思議で奥妙ではないですか? 人間は羅針盤も持っているし知識もあるので(どんな場所でも)探して行くことができますが、マダラチョウは点のような小さい脳で、どうやって良い環境の場所に行って繁殖するのでしょうか? そうしながら子孫を繁殖していくのです。こういったものを見るときに、事実、私たちは自然に対して本当に恥ずかしい生活をしてきたのです。皆さん、そうですか、そうではありませんか?

 ところで皆さんは、お父様が生きていらっしゃるときに記憶されている人々です。お父様が記憶している人々なのです。皆さんを天一国の主人の立場に立てて下さるとも語られました。
 皆さん、考えてみて下さい。民のない王はあり得ません。国家メシヤであれ、神氏族的メシヤであれ、責任を果たすにあたって皆さんは皆さんの氏族を作らなければいけません。彼らが天国の民にならなければいけないのです。伝道しなければいけません。そうすることによって、皆さんに与えられた責任が成就するのです。「責任を果たさない人は未来がない」と、そのように言うことができます。そういう人生を送って、名前もなく光もなく、皆さんは逝かれますか? そうなってはいけません。

 それで本日、皆さんを呼んだのは、私が皆さんを愛しているからです。皆さんを愛しているがゆえに、皆さんを呼んだのです。皆さんが私と一緒に行けるようにしようと、皆さんを今日この場に呼んだのです。(「アジュ」)

 私たちがもう少し悟って努力をしていたなら、お父様の聖和式もこの程度の環境で送って差し上げるのではなく、国家的な基盤で送って差し上げることができたのではないかと思うのです。そのように考えるとき、私が皆さんと一緒にこの地上で生きているということが、どれだけ皆さんにとって福であることか、分かって下さるようにお願いします。

 皆さん、引き延ばさないで下さい。今回のドクター・レックも、フィリピンで勝利した食口も、無から、何もない所から始めました。一人から出発したのです。やればできるのです。やればできるという気持ちを持ってください。なぜ皆さんはできませんか? 40年、50年従ってきた皆さんは、国家メシヤ、氏族的メシヤと言う名称を持っています。ところで皆さんはその名称ほどに、今まで責任を果たしてきたのかというのです。

後編につづく