「幸せな家庭づくり」目指すハッピーファミリープログラム

親子の絆を深め、二世祝福を推進

 「幸せな家庭作り」を実現するため、夫婦・親子の絆を深め、より良い家族の絆づくりを通して、二世祝福を推進することを目指す「ハッピーファミリープログラム(HFP)」。このプログラムを立ち上げ、セミナー講師として全国各地を飛び回っている多田聰夫本部家庭教育部長が、プログラムの全体像を解説します。

(一)ハッピーファミリープログラムとは?
 第16地区で行われた「親子セミナー」の参加者「良き親になるための親セミナー」(親セミナー)、「家庭集会」、「良き家庭を作る親子セミナー」(親子セミナー)を通して、日本統一運動のビジョンの一つである「幸福な家庭」を目指して、父母が子女に向き合い、実体をもって「信仰」や「祝福」、「理想家庭(三代圏)」へと導いていこうとするプログラムです。一言で言えば、「父母の心情」を復帰(完成)し、真の親となっていくプログラムなのです。真の親のなるために学ぶ親セミナーの内容が、「家庭力アップ講座」です。

13地区で行われた「親子セミナー」の参加者 家庭実践を共同体(4~5家庭)で共有することで共に成長・復活しながら幸福な家庭の拡大である教会、私たちの使命である氏族的メシヤ(伝道)、社会貢献のための真の家庭国民運動に向かっていくもっとも根本的な基盤を作ることです。ゴールは、子女が祝福に向かっていける家庭での親子の心情(信頼)関係の回復です。

 ポイントとなるのが、「親セミナー」においてHFPのビジョンを共有してもらい、家庭集会でのディスカッション、親から子供への実践などの精誠を土台に、「親子セミナー」で親子共に参加して家庭を再出発をできるようにします。

(二)親セミナーとは?
「親子セミナー」で講義する多田聰夫講師 家庭の課題を教会内や社会の共通の課題として、コミュニティーで取り組み助け合いながら、本来の親子関係の回復のための親の自覚と親の子供に対する姿勢を学び実践するプログラムです。子女に対してだけではなく、夫婦改善に向けた目標を持って、夫婦の幸福な実体をもって、子女を祝福に導いていきます。親セミナーのゴールは、親自身が、二世祝福という子女の「目標」に向き合うことを通して、本来なさなければならない「個性完成」、「家庭完成」の実体となる決意をする場となります。

真の親になる4つの観点
真剣に講義を受ける「親セミナー」の参加者 親の子育てはいつまで続けるのでしょうか? 子育ては、子供の為だけではありません。
 親の為にあるのが子育てです。親は、家庭を形成しながら家庭の中に四大心情圏の実体を確立していきます。四大心情圏の実体となることが真の親です。子育ては、親が真の親になるまで続けていくのです。そして子供から真の親としての認定書をいただくのです。

真の親になるための4つの観点を紹介します
 第1は、「親の愛が子供に届く」ことです。授受作用の深化です。親が子供を愛していることと、親の愛が子供に届くことは別の物です。多くの場合、親の愛情が子供に届いていません。それ故に親子の間にさまざまな壁が出来てしまうのです。どうしたら子供に愛情が届くのかをしっかりと学ぶ必要があります。

 第2は、「子供が育つ環境を作る」こと。子供が育つのが主体であり、育てるのは対象となります。「育つ」というのは子供が主体であり、「育てる」というのは親が主体となります。

 第3は、「親が目的に向かって成長すること」です。目的とは、四大心情圏の実体となった真の親になる事を目指すことです。

 第4は、「家庭の目的を持つこと」です。どんな家族になりたいのかを家族で話し合える関係を作り上げることが重要です。以上の4つの観点を実現するための重要な点は、①子供は神様の子女と信じること、②家族間で共感的聞き方をすること、③子供自身が問題の回答を持っている――の3 点をしっかりと実践することです。

 ハッピーファミリープログラムを通して、親子の信頼関係を確立し、家族会議を行うこと、そして家族ボランティアを実践できるようになる事が目的です。そうすれば、氏族的メシヤの主人の家庭が確立されていきます。親セミナーでは、以上の内容をしっかりと学習し、実践していくようにします。

(三)家庭集会・家庭実践
(1)家庭集会
 4、5家庭を1 グループとし、1~2週間に1回、2カ月で4~8回集まって、家庭で子供に向かって実践した内容を共有し、共感しながら励ましあい、目標を再設定しながら父母自身が実践・成長していくように助け合います。

 家庭集会のゴールは、家庭同士が何でも話せる信頼関係を作り、親が真の親として成長した実感を持つこと。互いに子女が親子セミナーや祝福に向かえるよう祈り合い、親子セミナーへの参加の確認をしながら協力し合います。2ヵ月のちには、参加してきた家庭集会を継続するかどうかを話し合います。その後は毎月1回など、事情に応じて開催します。グループリーダーは、引っ張る“リーダー”でなく、ファシリテーター(導き役)と連絡係というイメージです。基本的には否定したり、意見したりしません。頑張ってきた実践内容・心情を受け止め、褒めてあげます。共感した内容、感動した、感心した内容を家庭同士で共有するようにします。

(2)家庭実践について
 幸せな家庭を実現していくためには、考えるだけではできません。家庭での愛の実践が重要になります。子供と信頼関係を作り上げるためには、どんな実践をしたらよいのでしょうか。さまざまな実践内容があるわけですが、ここでは、3つの内容を紹介します。

 ①子供は「神様の子」
 子供は、親を選べないとよく言いますが、また親も子供を選べないのです。ですからどんな子供であろうと神様から授かった子供であるわけです。子供が泣こうが、わめこうがどんなに駄々をこねようが、神様から授かった子供だと信じて、子供と向き合いましょう。

 ②親が変わる
 子育ての本を見ると必ずと言っていいほど「親が変わらないといけない」と書いてあります。ではどのように親は変わったらいいのでしょうか。それは、親はいつも子供の行動を変えようとしています。「勉強をしない子」を勉強させようとしたり、「教会へ行かない子」を教会に行かせようとしたりします。子供の行動を変えようと親は必死になってしまいます。そう思えば思うほど、子供は行動を変えようとしません。ですからますます子供の印象が悪くなってしまいます。逆効果になる事が多いのです。では親はどのように変わったらいいのか。子供の行動を変えたいと思うのではなく、子供の気持ちを分かってあげたいと心から思うようにしていくのです。子供は親の動機を 見抜くチャンピオンですから、子供の気持ちを理解しようと変わった親の動機を感じて、愛がしっかりと子供に届くようになるので、子供は行動を変えようと自分自身で自覚できるようになるのです。

 ③共感的聞き方をする
 親は皆子供を愛しているわけですが、では親の愛はいつ子供に届くのでしょうか。子供は、親が自分の気持ちをわかってくれたと感じるときに親の愛を感じるのです。ですからよく子供の話に心をしっかりと向けてじっくりと子供の話を聞きましょう。「この子は、何を言いたいのか、どんな気持ちで話しているのか、本当に解ってあげたい」と心開いて子供の話しを聞くことが出来れば、子供は喜び、親の愛情を感じ、子供の心が前向きになってくるのです。子供の「心が育つ」ということは、聞いて、共感してあげる事なのです。

 親同士で何度も「共感的聞き方」の実践訓練をしてみましょう。二人ペアを組みます。
 一人は、共感的聞き方をする人、もう一人はセミナーの感想などを話してみるのです。4分話し、4分聞くという風に、何度も何度も練習をして少しずつ「共感的聞き方」ができるようになります。

 今回紹介した、3つの内容以外に家庭実践する項目が、「心の枠をなくす」「一時停止ボタンを押す」「思いの電車から降りる」「信頼残高を預ける生活」「今の家族を受け入れる」「一人一人を愛する」等があります。

(四)親子セミナーとは?
 親子セミナーは、家庭集会や家庭実践をする中で、親子の信頼関係をある程度回復した土台の上で子供と共に参加する1泊2日のセミナーです。目的は、「親子関係の回復」、「教会への信頼の回復」、「祝福への希望の回復」です。

 特徴としては、まず、二世の証を3回します。「信仰を持った証」「祝福を受けた喜びの証」「教会での活動の証」です。二世一人ひとりの面談を行い、親に言えないことなどもしっかり
と傾聴します。
母親からの手紙に涙を流す女性 そして最後には、親子それぞれが手紙を準備し、読み合います。結果として、9割以上の親子の関係が回復し、子供たちは、教会へつながることが出来るようになります。

 また、二世の祝福を受けるポイントとなるのは、親子の信頼関係です。親子の信頼関係そのものが、子供にとって祝福そのものなのです。ですから、親が、親子の信頼を回復することを通して成長していくことが出来れば、幸せな家庭を作り上げることが出来るようになるでしょう。

(五)二世祝福の責任は親
「親子セミナー」に参加した両親と息子 父母マッチングは、真の父母様の勝利の相続と言えます。また父母マッチングでは、子供の心情を感じることが出来る親の愛が成長しているか、親の成熟度も問われます。ですから、子女の祝福を進めることが、祝福家庭における最重要のイベントと言っても過言ではないでしょう。

 ハッピーファミリープログラムを推進することで、親自身が成長し、真の父母様が願われる父母マッチングを大きく進展することが出来るのです。