天一国宣教師の証し

何にでも挑戦する勇気を学んだ海外宣教

天一国宣教師 神井 千鶴

ヒンドゥー教の施設を訪問した神井さん(2015年2月)

 私は、アジア大陸の宣教師として、2014年6月中旬から2015年3月下旬まで歩ませていただきました。

 宣教に行く前の私自身の生活は、家と仕事の往復だけの忙しい毎日でした。日々の仕事に心身ともに疲れ切っていた私は、日曜礼拝後は教会活動にも参加せず、すぐに帰宅していました。学生時代はJr. STFやCARP活動をしていたので、その時代の私と比べて、仕事だけをしている私は、天の父母様、真の父母様との距離がどんどん遠くなってきていることを感じていました。

 そんな日々を送っていた時、突然父の事故がありました。言葉にならず、その場に立ちすくんだことを覚えています。
 この出来事の後、家族の為に私自身が変わらないといけないことを心から実感し、仕事を辞める決意をしました。そして、天の父母様、真の父母様の導きを感じ、宣教師になることを決意したのです。
 そんな中で参加した昨年の宣教40日修練会は、毎日たくさんの御言を受けることができ、その場にいることが感謝、感謝の毎日でした。乾ききっていた心が、御言によって潤されていきました。

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開拓伝道の拠点となった新しいセンターハウス (2014年10月)

 宣教任地がアジア大陸に決まり、14年6月はフィリピンで語学研修を受け、8月から任地国へ移動しました。この宣教の中で学んだことは、特に父母の心情とアベル・カイン一体化の重要性です。

 任地国へ移動した初めの1ヶ月間は、開拓を始める新しい2つのセンターハウスのために、ほぼ毎日引っ越し作業が続きました。そんな中で、チームメンバーに葛藤することが多くなったのです。メンバーを愛することのできない内的な限界に毎日ぶつかり、毎朝の訓読会の祈祷中に涙を流さない日はありませんでした。

 そんな時、現地のアベルに心情報告をすると、「あなたのメンバーに対する愛が足りない」ということを言われたのです。そして「そのメンバーのために名前を読み上げながら敬拝をしたら良い」という指導を受け、その日からアベルと一緒に条件を立て始めました。

 少し経つと、私とメンバーの心も近くなり、何故メンバーがそのような態度をとってしまったのか、理解できるようになりました。
 そして、ふと赤石僚・本部国際宣教部長の言葉が蘇ってきました。「その子のために長い期間祈祷を続けていけば、神様が直接その子に再創造の役事をされる」という内容です。心情が大変で向き合うことに疲れていたときは、メンバーの為にできることは精誠条件だけだと思い、ある時期は400拝敬拝等、毎日欠かしたことはありませんでした。今ではそのメンバーが、自分の体力の限界を超えて、いつも皆の為に掃除や洗濯などを行い、誰よりも為に生きるようになっています。

 伝道活動においては、任地国での最高学府の大学で開拓伝道を始めました。中国系の人々は、日本人と同じぐらい神様や宗教に神経質なところがあります。私が出会ったゲストの1人は「この団体が神様や宗教を語るところだったらやらない」ということを言ってきました。そんな中で、神様や宗教を毛嫌いしていた彼女が、最終的に7日修錬会へ、この大学の生徒で1人だけ参加することになったのです。

 彼女の変化は、私自身がチームメンバーへの葛藤が解け、一体化が進むうちに見られるようになりました。このゲストの変化を通して、精誠は裏切らないということを実感するとともに、アベル・カインの一体化の重要性を学びました。

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 この天一国宣教師のプログラムで私が1番変化した点は、何にでも挑戦できるようになったということです。
 今までの私は、リーダーという責任分担を与えられたとき、内外共にいつも勝利することができず、リーダーをやることに対して自信がなくなっていました。
 しかし、不足な私であるにもかかわらず、私しか頼ることのできない天の父母様、真の父母様がいらっしゃるということを思えば、どんなに不安であっても、突き進むしかありませんでした。

 また、真の父母様はどれだけの重圧に耐えながら毎日を歩まれているのか。それを考えれば、自分のこの不安は小さなものだと感じました。諦めずに突き進んでいけば、必ずどこかで実ることを実感できるようになったのです。
 このような過程を経てきた私ですが、任地国がこんなにも恋しくなるとは思っていなかったですし、このような思いが出てくること自体、私にとって驚きでした。

 まだまだ投入したいことがたくさんありました。今までは、辛いことがあるといつもそれを諦めてきました。それでも今回、天の父母様、真の父母様がまた私の手を取って、宣教師という道に連れてきてくださいました。だからこそ、「天の父母様、真の父母様の手を絶対離さない」と強く決意をし、ここまで来ました。

地元の若いメンバーと(3列目の右端が神井さん、2014年9月)

 宣教生活は、毎日生かされていることを実感し、天の父母様、真の父母様の愛を一身に受けた期間でありました。この宣教活動を通して、一生忘れることのできない、日本では味わうことのできない経験をたくさん得ることができました。

 将来の二世の為にこのようなプログラムを作ってくださった真のお母様に感謝いたします。真のお母様の願いに応え、2020年までに二世のリーダーとなれるように、日々挑戦し、周囲に影響を与えていくことのできる二世となれるように精進いたします。