指導者総会における文善進世界会長のメッセージ

“森羅万象は天の父母様からの贈り物”

以下のメッセージは2 月16 日、韓国・天宙清平修錬苑で行われた天一国指導者総会で文善進世界会長が語られた内容を日本語に翻訳し、一部を抜粋したものです。

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7men01真のお母様はVISION 2020 を完遂される時まで、我々が守り実践しなくてはならない、とてつもない意味と知恵が込められた明確な標語を下さいました。

ご存じのとおり、この標語は「創造主 天の父母様に似た 真の愛を実践する天一国の真の主人になろう」です。

では、真の主人になるとはどういう意味でしょうか?真の愛を実践し、天の父母様に似るためにはどのようにしなければならないでしょうか?

真のお父様は自叙伝において、霊的にそして意識的に全ての生命の本質を知らなければならないと語られました。そして、天の父母様のように「真の主人」になるということの意味が何であるかについても語ってくださいました。その内容が最も良く分かる一節を読んでみたいと思います。

「環境問題が深刻になると、環境保護運動を行う団体が増えました。しかし、最も良い環境保護運動は愛を伝播する精神運動です。人間は、自分が愛する人のものであれば、何でも好んで大切にします。ところが、神様がつくられた自然を大切にして愛することができません。神様は人間のために自然を下さったのです。自然を利用して食べる物を得て、生活を潤沢にするのは、その方のみ意です。自然は自分だけが使って捨てる、使い捨ての物ではありません。自然は子々孫々に至るまで、私たちの子孫が継続して食べる物を得て、体を支えて生きていくべき土台です。

自然を大切にして保護する近道は、自然を愛する心を持つことです。道を歩いていて一株の草を見ても、涙を流すことができなければなりません。一本の木を抱きかかえて泣くことができなければなりません。一つの岩、一瞬の風にも、神様の息遣いが隠れていることを知らなければならないのです。自然を大切にして愛することは、神様を愛することと同じです。神様がつくられたすべての存在を愛の対象として感じなければなりません。博物館にある一つの作品がいくら立派だとしても、生きている神様の作品には及びません。道端に咲く一輪のタンポポが新羅の金の冠より貴いのです」(『平和を愛する世界人として』315 ~ 316 ページ)

真のお父様が教えて下さったように、我々は環境と全ての万物を情熱と関心をもって愛する方法を学ばなければなりません。

7men02これは地球上の自然環境と全ての生命に対してのみ適用されるのではなく、職場、教会、学校、隣人、都市、国家など全ての社会的、精神的環境に適用される内容です。

地上と宇宙の森羅万象は全て天の父母様に属しています。そのため、我々はこのような栄光ある全ての生命の贈り物を尊重し、大切に扱い、管理をしなければならず、保護され愛された世界を未来の世代に残してあげなければなりません。

それが、真の父母様の心情であり、この場に集った天一国指導者である皆様の心情であり責任でなくてはなりません。父母の立場にある皆様は、自らの責任領域において、我々統一家の成長、管理、そして今後の成功と持続可能性について責任を負っているのです。