真の父母様御聖誕記念「詩」公募展

最優秀賞

御聖誕の朝に

申 萬浩(北広島教区 呉家庭教会)

雪を被った山河に光照らす聖なる正月の六日
川を照らす星も息を潜め
天は暗闇の子女を救うため
もう一人の息子を送って下さった。
伝説の正道令(※1)が現れ
釈迦が輪廻して還生し
イエスが成肉身に望む日

朝早く
蜘蛛の夫婦さえ
天につなぐ道を作り
上がり下がり巣を作り
家一軒急いで作り
綿布団広げて干したまま
倒れるように伏して祈る
その家の前、

古い国道を往来するあの霊魂達(※2)、
天使らも上り下り
光を放つ。

その日は数千の門に通じ
見える全ては道に通じた。
主の通過する門が開き
新しい歴史が始まると
過去を封印するかのように急いで閉る門のため
絡まった歴史が混沌とする緊迫した摂理の最中
毅然と立ち上がった女たち

義人となった女たちは
閉じた門を一つずつ開き始めた
最後に現れた女性は
天と地の全ての門を開き
生命録を引き出し、記録を始めた。
一人娘の生命録には
あなたが行った奇跡が記録され、
皆の血と汗と涙が記録され、
新しい役事がそこからまた始まる

今まで自己中心に世界が回ると思い、
生き詰った生活の末、死ぬべきこの命を拾い
昼夜を問わず見守り続け
しもべの如く生きてこられた
我が真の父母様
我、仕えるしもべになって初めて
父母の砂粒程の涙の数を数える

父母の心は水と同じ
数えても、数えても数えきれず、
未だに一つしか数えきれず
一つから一つまで
たった一つしかない世界で
一つしかない統一世界を夢見て身悶えし、
夕暮れの日を迎える

時間が経っても一つしか知らなく、
しもべになられた真の父母様の御前に
縮こまった体を広げ
祭壇に敬拝を捧げる時
み言葉が光のように溢れて散乱する。

「真の愛は与えて忘れるもの。
祝福は真の家庭の理想完成。
神氏族メシヤ勝利……」
疲れ切った父母様が
枯れた声で渾身の力で
宝石を吐き出す
「これを持っていてよく守りなさい。
この国を売っても買えないものだよ。」

次の日、人々がまた集まって
経典を読む声がカエルの鳴き声のように
「また下さい、また下さい」と聞こえる
「この野郎、また来たか、
昨日与えたものはみな失って、
またちょうだいと言えるか」
叱りながらも
来たのが嬉しくて
喜んでいる父母様の温もりを感じる。

世界の光として来られた真の父母様
天宙の主人なる父母様
嬉しき栄光なる日、
その光で救われた
父母様の御聖誕の朝
もっと下さい、
もっと下さい。
確かな声が壁を越え漏れて行く。

この朝、
祝福を受けた群れ

※1 正道令(ジョンドリョン):神の正しいみ言をもってこられる方という意味で、主の韓国再臨を予言した書物に出てくる
※2 お父様の家でご飯を食べたりしてお世話になった方々の魂