御嶽山聖和者聖和1 周年 追慕礼拝

天に対する“孝の精神”を相続して新たに出発

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食口4 人を含む64 人の犠牲者が出た御嶽山噴火事故から1周年を迎える9 月27 日、愛知県豊田市内の会場で、東愛知教区主催の「御嶽山聖和者聖和1 周年 追慕礼拝」が行われ、ご遺族をはじめ親族、学校関係者ら620 人が参列しました。午前10 時30 分、近森政巳・知立教会長の司会で始まった礼拝は、代表祈祷、追慕映像の上映、献花の後、徳野英治・世界平和統一家庭連合会長のメッセージを鴨野守広報局長が代読。「遺族の皆様に心からの慰労の言葉を伝えます。伊藤光夫教会長が自分の体験を通して、真の父母様の心情に思いを馳せる姿に感動しました。4 人の聖和を通して、地上に生きる者が世界平和に向けて再出発の決意をしましょう」と述べました。

聖歌隊の賛美に続いて、伊藤琴美さんと長山照利さんが生前、熱心に練習していた天父報恩鼓の演舞が披露されると、参列者は、二人が喜び共に踊っているような感動を覚えました。その後、ご遺族4 人が聖和者への思いを込めた手紙を読み上げました。

「毎日、夫に語りかけていますが、お帰りなさいの言葉だけありません。一番大事な報告があります。長男が約婚しました。最後に、私の旦那さんになってくれてありがとう」(水野利幸さんに妻の時子さんから)

「前を向いて頑張ってきました。子供の出産のたびにあなたが必死に祈ってくれて、無事に産むことが出来たことを思い出します。信仰の足りない私を育ててくれて、ありがとう」(三宅真一郎さんに妻の真弓さんから)「帰還式の時、多くの生徒を見て、こっちゃんがどんなに愛されていたかを知りました。こっちゃんの遺志を引き継いで、太鼓で弟や妹を指導していきます。最高のお姉ちゃんに感謝しています。夢でもなんでもいいから会いに来てください」(伊藤琴美さんに弟の憲作さん5-6men04-resizeから)

「太鼓を始めました。照利と一緒に演舞していると実感できます。車とぶつかりそうになった時、照利が助けてくれました。照利と再会できるのを楽しみにしています」(長山照利さんに姉の鈴
加さんから)

引き続き、徳野久江会長夫人は挨拶で、「私達の人生においては、計り知れない場面に遭遇することがあります。私達の尊敬する文鮮明先生は、ご自分よりも先に5 人の子女を霊界に送り、人類のために生涯、迫害と偏見の中で愛の十字架を背負ってこられたにもかかわらず、『過ぎてみると全てが神の愛であった』と語られた言葉に、私は心から感動しました。聖和された4 人が永遠の世界で活躍されるよう、残された家族に神様の愛が注がれますよう祈ります」と語りました。

続いて、小藤田喜文第8 地区長が説教をしました。

「生と死は人間の領域ではなく、神の領域です。人生の動機、目的は自分から答えを探すことが出来ません。それに対する答えは、『人は愛によって生まれたので、愛によって生きるべき』です。愛は私の中にありますが、私自体の中ではそれを発見することが出来ません。それは相手を通して、見つけることが出来ます。私たちは過去を変えることは出来ませんが、人生の意味と目的を考えながら、4 人の聖和者の天の父母様に対する孝の精神を受け止めて、共に新しい出発をする時間としたい」

最後に、遺族を代表して長山幸嗣さんは、参列者に感謝の意を表しながら、「4 人は山に呼ばれて行ったのだと思います。山頂は一番清い所です。自分のためではなく、日本のため、世界のために犠牲になりました。人のために命を捧げることの尊さを知りました。この4 人を超える生き方をしていきます」と挨拶しました。式典は午後12 時20 分に終了しました。

式の終了後、遺族を代表して、長山幸嗣さん夫妻がマスコミの取材に応じました。

礼拝の様子は当日昼のNHKニュースで放映され、地元の名古屋テレビは昼の特番として生放送で紹介。また、全国紙の読売、朝日、毎日、産経の各紙ほか、地元紙の中日新聞で取り上げられました。

追慕礼拝の前日の9 月26 日、徳野夫人が長山さん宅を訪問。その後、豊田教会で3 家庭と面談しながら、慰労と激励の場を持ち、天の愛を伝えました。

また、犠牲になった食口のご遺族や生還者らの証言をまとめた書籍で、宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長のサイン入り『永遠の家族』が、鴨野局長から手渡されると、ご遺族は大変喜んでいました。

【参加者の感想】

●ご遺族は一瞬たりとも(聖和された方々を)思わない日がなかったことを、映像を通して強く感じました。天父報恩鼓の舞を琴美ちゃんの弟さんが全身で舞っている姿はまさしく琴美お姉さんに捧げる舞だと感動し、涙が溢れて仕方ありませんでした。聖和された方々に送る手紙も感動しました。

●アッという間の1 年でした。映像で4 人のお元気だった姿を拝見しながら、涙が溢れて止まりませんでした。み言では霊界の存在も永遠の世界も知ってはいますが、やはり肉身生活の別れは寂しいです。霊界で頑張っておられる4 人に負けないよう、み旨を頑張ろうと思いました。