み旨の最前線で有終の美を飾りたい

「40 年海外宣教特別功労賞」受賞

伊達勝見・かほるさん夫妻

9-10men0108 月20 日、韓国・天正宮博物館で開催された聖和祝祭祝勝会の場で、伊達勝見・かほるさん夫妻は、真の父母様から「40 年海外宣教特別功労賞」を授与されました。現在、南米パラグアイでレダ開発プロジェクトに取り組む伊達勝見さんに現在の心境などを聞きました。(聞き手=広報局・鴨野 守)

――宣教40 周年に際して、真の父母様から直接受賞されました。感想を聞かせてください。

驚きと感謝の思いでいっぱいです。と同時に、40年という長い期間に自分は天の前に何を捧げたのだろうかとうい悔恨の情が強かったです。受賞式に、パラグアイで活動している私の代わりに相対者が参加できたことを有り難く思いました。

今まで苦労の連続で支えてくれた相対者への恩返しが少しでもできたのではないでしょうか。相対者も、真のお母様にお目にかかって握手していただき、お母様の瞳の中に大きな母親の愛と信頼を感じたようです。

9-10men02――これまで、ナウル、バングラデシュ、ラオス、パラグアイで宣教してこられたとお聞きしました。

1975 年の世界宣教で私が最初に派遣された国は、南太平洋の真中にあるナウルという人口数千人の島国でした。本来、日本、米国、ドイツの3 カ国の宣教師が選ばれたのですが、国が小さいので一人しか宣教師はいませんでした。英語も十分に話せない中で、不安な気持ちが強かったのですが、自分の判断で行動できる喜びを感じました。制約の多い国なので長期滞在はできず、オーストラリアのメルボルンの教会を拠点に、多くの島々を回ってナウル人を探していきました。

相対者と深い授受ができ、忘れがたい貴重な3 年間でした。ニュージーランドにいたとき、現地で導かれた日本の姉妹に講義しましたが、彼女はその後、日本で献身的に活動しています。

1978 年に日本に戻り、新しくバングラデシュが宣教国として与えられました。イスラム教の最貧国の一つで西パキスタンと戦って独立したばかりでした。

最初の印象は、中世の国に放り込まれたような異常な感覚で、慣れるのに半年ほどかかりました。家庭を出発して子女を授かり、その地で家族としての生活ができました。

ホームチャーチの活動を通じて出会った人々と共に社会活動を展開しました。優秀な青年医師と共にIRFF(国際救援友好協会)を設立し、医療奉仕や学校建設を行う一方で、有能な大学教授と共にPWPA(世界平和教授アカデミー)を結成。彼らは国際会議でも活躍してくれました。

また、宗教者会議や青年宗教者奉仕団(RYS)にも多くの人々が参加し、良い貢献をしてくれました。元大統領、国会議長などと親しくなって国の滞在の便宜を図ってもらいました。
その後、国家メシヤとして東南アジアのラオスが与えられました。共産主義政権の国で、宗教活動は極めて制限されています。しかし人々は大変親日的で、日本人には住みやすい場所です。ほかのNGO団体のメンバーたちと、エイズ防止活動など色々な活動をしました。学校支援のためのマイクロファイナンスなどを現在も行っています。

1999 年からパラグアイのレダ開拓の摂理が出発し、2006 年ぐらいから本格的に関与しています。農業や豚の世話などをしましたが、現在は植樹活動を中心に活動しています。

――真の父母様との思い出を教えてください。

宣教時、霊的には色々と神様、真の父母様に導かれ、守られる体験がありました。米国で宣教師修練会があった時、直接、真のお父様と出会う機会があり、「今、試練や苦労を経験することは、後の恵みとなるんだよ」と言われたみ言が忘れられず、その後、自分の歩みの支えとなりました。

――天の父母様(神様)を感じた時はどんな場面でしたか。

祝福家庭の宣教師として初めて入る国々が多く、神様が自分を通じて、その国と国民を愛したい気持ちが伝わって来ました。その国を出なければならない時には、神様が「自分のことを知ってくれる人がいなくなる」と寂しく思われる心情が伝わってきました。神様は自然を通じても多く語りかけて下さり、

時には親となり、時には友達となって力を与えて下さったので、孤独にはなりませんでした。

9-10men03――最もつらかったことを聞かせてください。それをどう克服されましたか。

一番つらいのは、やはり信頼していた人から裏切られたり、非難されたりすることですが、その人を恨まずに、自らの反省の材料として謙虚に受け止めるようにしています。事実をそのまま受け止めて自分の責任として覚悟すれば、力が出てくる体験をしました。

そして、神様から恵みを受けた時を思い出して、変わらない愛で私たちを導いておられる神様を信頼していくことだと思います。

――パラグアイでの活動が長いですが、伊達さんのレダに対するお気持ちを聞かせてください。
レダは、神の国の保護地として重要な場所になっています。今までは人知れず開拓の道を続けてきましたが、中田実所長を中心に川魚パクーの養殖に成功し、放流式には現職の大統領も訪れました。

また、タロイモの水田栽培に成功して、人類の食糧問題に貢献できる可能性が高まって注目を浴びています。最近は農業に造詣が深い現職副大統領が痛く感動して、この芋の栽培普及を行いたいと意欲を燃やしています。

当初から毎朝4時からの訓読の伝統を守り、安侍日にはレダ開拓の出発のみ言を訓読しています。これからも大自然の中で、み旨の最前線を歩めることに感謝し、人生の最後を最高の心情で迎えたいと願いつつ前進していきたいと思います。