第32回 全日本聖和祝祭に2000人参加

「地上で“愛の成績”を残そう」

 第32回「全日本聖和祝祭」が5月25日、群馬県片品村の尾瀬霊園で開催され、全国から約2000人の教会員らが参加し、故人を偲び、地上において神の摂理を勝利する決意を新たにしました。

(この記事は、『VISION 2020』第31号〈6月15日号〉に掲載されました)

 今回の「全日本聖和祝祭」の記念説教として、主礼の徳野英治・日本統一教会会長は説教の冒頭、「共に参席してくださっているに違いない、(聖和された)久保木修己会長、櫻井設雄会長、石井光治会長、梶栗玄太郎会長、松本ママをはじめ、1065人の(尾瀬霊園に)永眠しておられる霊人と、(全国5か所の統一教会の霊園の)269人の霊人のご冥福をお祈り申し上げます」と述べました。

愛を培う秘訣は「ために生きる」
 続けて徳野会長は、「統一教会教祖の文鮮明先生の基本的な教えの内容を踏まえて、『聖和』の意義、『人生で一番何が大切なのか?』についてお話ししたいと思います」として、「人生は三段階(胎中、地上、霊界)である」ことなどを分かりやすく解説。「どのような地上の人生を送るのか? その人生いかんによって、霊界での位置、永生が決定される。ですから地上生活が重要です」と訴えました。

 また、霊界では“学歴”ではなく、「地上でどのような“愛の成績”を残したのか? 人のために何をしたのか?」がついて回ると説明。“愛の成績”の3つの評価基準として、①愛の広さ ②愛の深さ ③愛の清さについて、それぞれ自身の親族の例や文師の日本留学時代のエピソードなどを紹介しながら解説しました。

 「では、愛はどのように培われていくのでしょうか?」と問いかけ、家庭生活の重要性を強調。「理想的な愛に満ちた世界を実現するためには、愛に満ちた理想家庭をつくらなければならない」「地上の生活で一番大切なことは、良き愛の成績を残すこと。家庭完成が重要である。そのための“秘訣”が“為に生きる”ことである。これが最も核心的な秘訣である。文先生の結論である」と強調しました。

「全世界の祝福家庭よ、立ち上がれ! 行動せよ! 伝道せよ!」
 徳野会長は最後に、5月11日、韓国で開催された「Vision2020 勝利のための天一国2年世界連合礼拝」で、韓鶴子総裁が語られた「70億人類は誰が父母であるかを知らない。孤児である。今こそ食口、祝福家庭がじっとしていてはいけない。全世界の祝福家庭よ、立ち上がれ! 行動せよ!伝道せよ!」というみ言を紹介。

 さらに、霊的に文師と交流される韓総裁のエピソードなどを紹介しながら、「真のお母様は24時間、お父様と一体です。そのようなお母様をお支えしながら、2020年の勝利に向かって、共に一つになり、立ち上がり、頑張って参りましょう!」と参加者を激励しました。

全国で統一教会の霊園が6か所に
 午前10時半から行われた第一部のエンターテインメントでは、群馬教区の成和学生21人が、“忠孝”をテーマに息の合ったダンスを披露。続いて東神奈川鮮鶴合唱団は、「夏の思い出」など3曲を爽やかな歌声で歌い上げました。
 矢野治佳総務局長の司会で始まった第二部の聖和祝祭では、全体で黙祷を捧げた後、松本雄司さん(1800双)の代表報告祈祷、主礼の徳野会長夫妻による献花がありました。

 続いて戸丸廣安・尾瀬霊園園長から年間入園者数などの報告と、尾瀬霊園をはじめとして全国で統一教会の霊園が6か所になった説明があり、「今後も全国の霊園の充実と拡充に努めていきたい」と意気込みも語られました。
 徳野会長の説教の後、昨年聖和された遺族代表らによる献花、横井勉・尾瀬聖和家庭会理事長が遺族を代表して挨拶し、最後に徳野会長が祝祷、南炅卓・第4地区長の億万歳四唱で式典は閉会となりました。

【参加者の感想】
心から私を愛してくれた妻
 妻が天に召されてから3年9か月。北海道から毎年、参加しています。多くの方々にもお会いでき、とても穏やかな気持ちで一日を過ごしました。
 妻は霊的になったり、統合失調症と言われ、私たち夫婦はいつも仲が悪いように思われていましたが、実態は全く違うのです。妻は、私を本当に愛していました。私が妻を愛する100倍私を愛していたと思います。霊界にいる妻が是非、このことを証してほしい、と言われているように感じてお話しました。(北北海道教区・札幌手稲西教会所属 T.Iさん)

家族団らんの場を持てて幸せ
 ちょうど良い天候に恵まれ、とても過ごしやすかったです。お墓の前でレジャーシートを敷いて、ダンスや歌、説教を聞きながら、最後には群馬名物の「鳥めし」を家族みんなで頂きました。お墓の前で家族団らんの場を持てて、幸せなひと時となりました。(群馬教区・前橋教会所属 Y.K さん)