「良き親になるための1日セミナー」

天から授かった「祝福」を確実に子孫へ 

 「信仰継承」は、どの宗教法人においても、その組織の発展・定着の重要な要素です。しかし、統一教会における「信仰継承」には、特別の意味があります。なぜなら、それは一世から二世、二世から三世へと、再臨主から受けた歴史的な「祝福」を相続するものだからです。また、新興宗教から伝統宗教への仲間入りをするためにも、二世、三世をしっかり育成し、輩出することが不可欠です。今号では、第1地区(北海道)で実施された「良き親になるための1日セミナー」と「親子2日セミナー」の取組みを、黒崎幸雄・家庭教育部長にレポートしてもらいます。

(この記事は、『VISION 2020』第29号〈5月10日号〉に掲載されました)

 韓国・済州島で行われてきた成和青年済州島7日修練会は、「真の私を発見し、真の家庭理想を出発しよう」というスローガンで、二世青年が統一食口として新しい出発をするために企画されたものです。これまで様々な事情を抱えた親子が延べ約800人参加し、その後、希望と目的も持って新たな出発をしていきました。18回続くこの修練会の中に、家庭理想の実現のための多くの鍵があり、今後、日本でもこの教育を展開して、この鍵をすべての祝福家庭に広めるために、昨年11月末より、済州島親子修練会のエキスを凝縮した「良き親になるための1日セミナー」、「親子2日セミナー」を1セットにしたセミナーが全国で始まりました。

良き親になるための1日セミナー

 第1地区では、2013年12月23日、「良き親になるための1日セミナー」を開催しました。本部より多田聰夫家庭教育部長をお迎えし、南北海道教区本部の札幌南教会をメイン会場に、地方はインターネット中継で連結する中での開催となりました。南北北海道の2教区12教会から、わが子の将来を思い、このセミナーに期待を抱いて176名の父母が参加しました。祝福双の内訳は、6000双33人、6500双46人、1275双7人、3 万双51人、36万双10人、その他29人でした。

 開講式で、矢吹恭一・第1地区長は「真のお母様(韓鶴子総裁)が一番関心を持たれているのは、祝福の子女です。責任者に対しても、『立派な祝福二世を育てなさい。そのために環境整備をしなさい』  と何度も語られました。神の創造理想である人類一家族世界を実現すべき祝福家庭ですが、真のお母様は『み言は実践して初めて成就するのです』  とも語られています。今日のセミナーで、良き親になるためのエキスを学び、立派な祝福家庭を目指して頑張っていただきたいと思います」と激励しました。続いて、多田聰夫・家庭教育部長による家庭力アップ講座が始まりました。

 第1講座は、「統一教会の思想」:父母の心情、僕の体、「理想家庭をつくることは『神のみ旨』」、第2講座は、「心の姿勢」、「一時停止ボタン」、「思いの電車」、「信頼残高の預け入れ」、第3講座は、「授受作用について」、「理解してから理解される」、「あなただけの時間を持つ」という内容構成でした。
 このような講座を通し、参加者は夫婦関係や親子のコミュニケーションのあり方、子女との信頼関係を再構築する方法を学び、特に授受作用の実践編では2人がペアになり、共感的な聞き方の実践をしました。最後はグループごとに、今後、家庭における実践目標を決め、1週間の目標設定をワークシートに記入しました。

【まず、親である自分から変わっていく】
 参加した父母の感想は次の通りです。
●「今日のお話は、とても耳が痛い内容ばかりで、その通りであり、例題通りだと思いました。今、子供たちが話したがらないので、まず自分自身変わっていきたいと思います」

●「共感する聞き方について、子供と信頼関係を築けるのはこれしかないと思いました」

●「講義を聞いて、間に合ったという気持ちです。一番聞きたかったことでした」

●「親として子供に対する姿勢が間違っていたと感じました。この内容を具体的に実践できるように努力していきたいと思います」

【参加した父母が決めた今日からの実践内容】
●夫婦の会話を多くする ●子供に声をかける ●「ありがとう」と言う ●行動しようとする気持ちに対して「ちょっと待てよ」と、一時停止ボタンを押す ●否定的なことは言わない ●共感的な聞き方をする ●子供の誕生日の前後に感謝メールを送る ●朝夕の挨拶を言う ●褒め言葉を言う ●玄関で見送る ●思いの電車に名前をつける ●夫婦、子供と食事に行く ●氏族の集いを 持つ 

【親1日セミナー後の取組】
 その後の父母教育の流れとして、「親子2日セミナー」があります。
 今回は、「良き親になるための1日セミナー」に参加した父母が、セミナー中に3~4家庭ごとにグループをつくりました。そして、ディスカッションをしながら、次の「親子2日セミナー」参加へ向けてグループごとに実践目標を設定し、セミナー終了後、7日~10日毎に家庭集会を開催しました。家庭集会では「親1日セミナー」の復習や1週間の取組みを共有して、次回の目標設定をするのですが、それを繰り返しながら、1家庭だけでは難しい事情もお互いにサポートし、力を得て取り組むことができました。今回は30グループが親子2日セミナー参加に向けて出発したので、多くの親子が2日セミナーに参加できるように家庭集会を行いながら、取り組んできました。

【第1回家庭集会を実施したグループ報告】
 実施日:12月29日礼拝後 Hグループ 参加者3人
 (1週間の評価・反省)
●「子供との一緒の時間が少なく、なかなか実践できませんでした」(Hさん)
●「目標のとおり、1人の子供と時間を作ってみましたが、子供の反応があまりなかったことに対して、反対に自分の中に『せっかく時間を作ってあげたのに…』などの思いがいろいろ湧いてきました」(Kさん)
●「クリスマス会(25日)をしようと準備しましたが、それぞれがすれ違いの中で、結局集まることができずに終わってしまいました。一番下の子が泣く姿を見て、お互いが相手のことを思いやれない、自分勝手でバラバラな自らの家庭の現状を見せられた思いがしました」(Mさん)

 各自が、それぞれの家庭の課題や問題点、自分自身が気付いたことや感じたことをお互い話し合い、聞いてもらうことを通して、今まで自分一人で取り組んできた課題や問題に対して、互いに共感し合いながら取り組み、実践することができるようになったと思います。忙しさを言い訳にして流してきたので、1週間ごとに話し合うことで取り組む姿勢ができ、具体的に実践していけるのです。