二世の中核だった琴美さん、照利さん

級友、学校の先生から信頼と尊敬を獲得

 10月9日(木)、宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長が、愛知県内の教会を訪問し、御嶽山噴火で犠牲になられた4人の教会員の家族とそれぞれ面談。宋龍天総会長は、聖和(逝去)された4人の人柄や履歴をすでに記憶した上で、故人について質問されたのだった。

伊藤琴美さんの両親
――お父さんは噴火が起きた時どこにいましたか。
 「10合目にある山小屋から山頂に向かって50メートルのところにいました。琴美は山頂で待っていました」

――琴美さんの将来の夢は?
 「宣教師になるのが夢でした。登山前日も、『お父さん、早く宣教に行きたい』と語っていました」

――どんな経緯で宣教師になりたい思いうようになったのでしょうか。
 「友だちの影響もあったんだと思います。『天父報恩鼓』も熱心でした。ですから、教会でも『お姉ちゃん』と慕われていました」

――お母さんの感じる琴美さんについて、聞かせてもらえませんか?
 「本当に教会が大好きで、学校に行くよりも教会が好きでした。今度のことも、修練会に行ったりすることも、教会の事は自分で決めて、親には後で言うような感じでした。琴美は保育園の時に、夫のみ言のノートに、下手な字ですけど『伝道をしなければならない』と書いていました。夫は、あれは啓示だと話しています」

――親よりすごいじゃあないですか。(笑い)

長山照利さんの両親
――今朝、私がお母様(韓鶴子総裁)に聖和された4人のお一人お一人について説明をしてさしあげました。照利さんは、小学生の中でも本当に積極的な子で、琴美さんと一緒に天父報恩鼓のメンバーとして一生懸命練習して、そしてお互いに仲良く過ごしていた間柄だったこと。そして特に、ナイチンゲールのように、将来、医者となって外国に出て、病院に行けないような人を自分が助けてあげたい、何よりも神様を教えてあげたいというそんな立派なお嬢さんだったと。そしてその取材に来た記者が感動して涙を流してその死を悼んだのです、と。その後、私が天正宮博物館の補佐官を通じて、「あなた(宋総会長)が照利さんに関する報告をしている時にお母様がハンカチで涙を拭かれながら聞かれていたよ」と、そういう風に聞きました。お母さん、普段、照利さんはどんなお嬢さんでしたか?

 「恥ずかしがり屋で、凄く明るくて、優しくて、そして凄く神様が好きで、神様に対する思いっていうのは、とてもまっすぐでした」

――お父さんの印象は?
長山照利ちゃんのご両親を慰労する宋龍天総会長(右) - コピー 「子供が6人いますけど、照利だけ何かちょっと違うというか。優秀すぎるっていうか。この二人から生れるような子じゃないなっていう(一同笑い)。まあ、そのぐらいよい子でした…」
母親「先ほど学校に挨拶に行って来たんですけど、先生が『照利ちゃんは偉大すぎました。私は照利ちゃんから多くを学びました』と。校長先生からも、今回の帰歓式、聖和式に凄い希望を持ちましたと言って下さいました」

――聖和式は特別ですものね。聖和式に参加するとみんな感動する。
 「マスコミも感動してましたね」
 照利さんの父親が、めったにおきない噴火のちょうどその時に頂上にいたというのはとても偶然じゃないと思う、と話すと総会長はこう語られた。
 「祈りに行ったのです。頂上というのは祈る所なんです。誰よりも早く頂上に行って、祈ったんです。『VISION2020』の成就、食口(教会員)たちが一つの心になって。そしてそもそも17人はそういう思いで登山に行っているじゃないですか。真のお母様のスイスの精誠を相続しようと。そういう心で誰よりも4人が早く頂上に行ったんですよ」

お母さん、あまり自分自身を責めないで
 宋総会長は、ご遺族の中でも特に、娘を亡くした母親の苦悩を気遣われて、次のように話された。
 「母親として、とても辛いことでしょうが、お母さんがあまりにも自分自身を責めて涙を流すのはよくないでしょう。真の父母様(文鮮明師ご夫妻)のご家庭でも、5人の子女様が犠牲になられました。み旨の成就のため、人類のため、真の父母様を助けるために代身として犠牲になられたご子女様が逝かれる時、ご父母様は涙を流されませんでした。興進様が逝かれる時も、『私の代わりに興進が逝きました』と天の前に感謝を捧げる祈りをされました。

 ですから、お母さん、大きな衝撃を受けられたことは良く分かりますが、感謝に変え、み旨のために犠牲になったと受け止めて下さい。なんでこんなことが起きてしまったのかという風に思っていたら、いろんな思いが湧いてきます。しかし、神様の復帰歴史を見れば、善なる人、純粋な人を犠牲にして、摂理を進めてこられたということを、私達は良く知っているではないですか。

 アブラハムにおいても、自分の息子を犠牲にせよと命令をされた時、どれほど、父母の立場で苦しかったでしょうか。しかし、絶対従順という姿勢をもって、天は私とともにある、天のみ意が必ずあるとして、愛する息子を天の前に捧げたわけではないですか。ですから、天はアブラハム、イサクを祝福し、役事が出来ました。

 私はこの度の犠牲を通じて、豊田教会の全ての食口が一つになった時、驚くべき発展、天の役事が、VISION2020の摂理が急速度に進むようになる。そういう犠牲になったと考えていただきたいと思います」

4人の「聖和者」に対する宋龍天総会長の祈祷