ヨーロッパで「93日路程勝利責任者聖地巡礼」

真の父母様の足跡たどり、心情を相続

李基萬企画本部長に聞く

聖地巡礼の目的
 2014年10月7日から14日にかけて、スイス、フランス、イギリスの聖地巡礼が行われ、日本の公職者約90人が参加しました。

 真のお父様の聖和2周年を迎えるに当たり、日本教会では「93日伝道路程」(2014年5月12日~8 月12日)を歩みました。その勝利者がヨーロッパ聖地巡礼をすることによって、ヨーロッパにおける真の父母様の業績を直接目撃し、そうした業績を立てられるために父母様が投入された精誠と心情を相続することが今回の聖地巡礼の第一の目的でした。

 また、今回の聖地巡礼には、ヨーロッパに行ったことのない公職者が優先的に参加しました。ヨーロッパは先進国家であると同時に、キリスト教文化の本場です。牧会者の見聞を広めることも目的の一つでした。
 スイス・ジュネーブには国連欧州本部があり、フランス・パリにはユネスコ本部があります。イギリスは議会制民主主義が生まれた地です。

 また、フランスではルーブル美術館やベルサイユ宮殿、イギリスでは大英博物館やウェストミンスター寺院などを訪れました。「百聞は一見にしかず」と言うように、たとえ短い時間であっても、そういった場所を実際に訪れることで見聞を広めることができます。

 最後にもう一点付け加えると、神様が人間のために創造された自然万物を通じて、いろいろなことを悟り、学ぶことができます。スイスのユングフラウやモンブランのような山々を訪れ、その圧倒的な迫力と美しさを目の当たりにすることで、参加者は多くのことを学ぶことができました。

“なぜスイスなのか?”
 真のお父様は聖和される前、「スイスに第2の天正宮博物館を建設しなければならない」と語られました。また今年6月には、真のお父様の「私と共にスイスに行こう」という願いを受け、真のお母様はスイスを訪問し、16日間にわたって精誠を尽くされました。
 私もこれまで「なぜスイスなのか」という疑問を持っていましたが、それには理由があることが分かりました。

 李海玉サモニムが今回の聖地巡礼の中で証しをされましたが、まず「シェンゲン協定」の問題と深い関係があります。
 この問題のため、真のお父様は1995年から約10年間、西ヨーロッパ諸国にご入国できませんでした。しかし、お父様はシェンゲン協定に加盟していなかったスイスにはご入国できたため、スイスを拠点にして、東ヨーロッパの国々で大会を開催していかれたのです。

 真のお父様は、ラスベガスで「逃避城」という内容を語られましたが、それは恐らくスイスでヒントを得られたのではないかと思っています。
 スイスはアルプスの高い山々に囲まれた国です。周りの国々から逃げてきた人々を受け入れ、共存してきました。そういう意味で「逃避城」という表現がぴったりです。

 さて、私たち人類の真の逃避城はどこでしょうか。真の父母様のもとに行くことです。そこに永遠の生命があるのです。
 もう一点は、自然環境を国家が直接管理していることです。国の力で自然環境を守っているのです。

  高速道路を走っていて驚いたことは、どこに行っても路面がデコボコしていたり、穴が空いているといったことは全くなく、最近完成したのではと思うほどでした。
 また、スイスの山々は、遠くから眺めると山の裾野まで美しい緑に覆われていますが、これも国家が直接管理しているとのことです。まるで国土全体が一つの公園のように美しいところだと感じました。

 ユングフラウは、ジュネーブからバスで1時間半ほどの距離にあります。そこに掘削機などなかったおよそ100年前、ダイナマイトを爆破させながら、16年かけて全長7キロのトンネルをつくりました。
 トンネルを掘るという構想をしただけではなく、それを実現させた。それは偉大な精神だと思います。私たちもみ旨を歩むときに様々な障壁にぶつかります。しかしそういう精神を相続すれば、できないことはありません。

 モンブランにあるケーブルカーも同様です。急峻な山にどのようにケーブルカーを設置し、山の頂上にどうやって展望台などの建物を建てたのか。偉大なる人間の力と不屈の精神を学ぶべきだと思います。
 もう一つ、モンブランとユングフラウに登って感じたことがあります。
 美しく雄大な宇宙万物を創造されたのは神様です。神様は創造主であり、神様は生きておられるということを私たちに悟らせるための“教科書”として、言い換えると、神様の力と存在を人間に教育するため、神様はスイスの山々を創り、残し、保存しているのではないかと思いました。

 一方、ガイドの話によると、ユングフラウには今も氷河が残っていますが、いずれなくなってしまう恐れがあるそうです。
 ジュネーブにある聖地での祈祷会私たち人間が自然万物と一つとなり、自然万物の真の主人になり、真の愛でもって保護し管理するようにしなければなりません。真のお母様も、砂漠化が進む中国を心配され、自然環境保護を強調されています。スイスは、自然環境の保護について深く考えさせられる教育の場でもありました。

 また何よりも、スイスには欧州国連本部があり、その他にも国連傘下の機関が数多くあります。これは摂理的観点から考えるととても重要です。
 また、共産主義の勢力が日増しに拡大していた1985年、ダンベリー収監中の真のお父様は、ジュネーブのインターコンチネンタルホテルで開催された第2回「世界平和教授アカデミー世界大会」で、「ソ連帝国の崩壊」を宣言するように指示されました。スイスにはそのような摂理史的な現場もあります。

積極的なVIP渉外を展開
 ヨーロッパ聖地巡礼では、情熱をもった少数の兄弟姉妹が、ジュネーブの欧州国連本部やパリのユネスコ本部、イギリス国会などで積極的に渉外を繰り広げ、実績を挙げてきたことを知りました。
 スイス統一教会の会長夫妻は、2人で力を合わせて国連機関を積極的に渉外しています。
 フランスには、パトリックという兄弟がいます。彼はユネスコ本部に頻繁に出入りしながら、とても熱心に渉外をしているため、職員の中には「彼はユネスコの高官ではないか」と思っている人もいるほどだそうです。ユネスコで何かのイベントをやるときは、パトリックが職員を自分のスタッフのように活用することもあるという話でした。

 英国国会で開催されたセミナーイギリスでは、ロビンという兄弟が中心となって国会渉外を頑張っています。彼らの努力によって、年に何回も国会内でセミナーなどを開催しています。
 彼らの情熱と成果を目の当たりにして、相手がVIPであろうと、真の父母様を積極的に証し、統一運動に参加するように働きかけていかなければならないと参加者は強く感じたと思います。

真の父母様の精誠と勝利圏に感銘
 今回の聖地巡礼を通して、参加者たちは、ヨーロッパに投入された真の父母様の精誠とその足跡、そして勝利圏を確認し、大きな感銘を受けました。異口同音にこのように恩恵深い聖地巡礼は初めてであり、可能ならば全ての公職者が参加できることを強く望んでいました。

 公職者にとって、真の父母様の心情を相続し、見聞を広める貴重な機会になったと確信しています。
 また、最初に述べたように、今回の聖地巡礼の参加者の多くは、初めてのヨーロッパ訪問でした。多くのことを悟り、学ぶことができ、当初の目的は十分に達成できたと考えています。

 今回の聖地巡礼を通じて、すべての参加者が、それぞれの任地で牽引者となり、先駆者となって、母の国の使命をすべて果たすことを深く決意するようになりました。
 このような大きな恩恵を与えてくださった真の父母様に心から感謝申し上げます。