日本の43家庭がアメリカ西部の聖地巡礼(後編)

 前編はこちら。

 ピースパレスを後にしたツアー一行は、今回のツアーのハイライト、真のお母様に直接ご挨拶するため、ラスベガスの「天和宮」へ向かいました。
 天和宮では、宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長のリードで大きな拍手が沸き起こる中、真のお母様が一行の待つ部屋に入って来られました。全体で敬礼を捧げると、お母様は「よく来ましたね」と声を掛けられました。

 徳野英治会長が今回の聖地ツアーについて報告をした後、ツアー参加者がアメリカに招待してくださったことに対する感謝の言葉とともに所感を述べる時間がありました。その一部を抜粋して紹介します。

久保木哲子夫人
 私は夫とともに世界中の国を回る機会に恵まれましたが、専門のツアードライバーが同行する形で旅行をするのは、今回が初めてです。
 サンフランシスコにあるアメリカ最初の聖地ツインピークスでは、その寒さと風の強さに驚きました。アメリカの摂理がそこで出発したと伺いました。そして、ラスベガスに来るまでのアメリカの広さにも非常に驚きました。

 特に、お父様の摂理が、いかにアメリカを復帰しなければならないかということを中心に進めてこられたのかが、胸に響きました。お母様は「お父様は神様に狂ってしまわれた」とおっしゃいましたが、お父様は本当に狂ったように復帰の道を歩まれた方だったということを実感しました。
 一緒に参加している43家庭は、初めて聖地ツアーに参加する方が多く、言葉では言い表すことができないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。

櫻井節子夫人
 今回、アメリカの3つの聖地を巡回させていただきましたが、(お父様が訪問された)50年前の2月は、凄まじい寒さだったと思います。その中で、聖地をお決めになった真のお父様のご心情、決意、気概、そういったものを何とか相続したいとお祈りすると、涙が出てきました。
 50年たったならば、もっと大きな基盤をつくって差し上げていなければならないのに、足りない私たちであることを悔い改めました。今年77歳になりますが、もう一度決意をし、残された人生においてもっともっと真の父母様の願いに適う子女になりたいと願っています。

 日本の先輩家庭が、真のお母様の前に一人の子女として心を込めて証しするのを、すべてを包み込むような慈愛に満ちた表情で静かに聞かれるお母様のお姿がとても印象的でした。
 参加者の証しが一通り終わった後、お母様がみ言を語られました。

 その中で、真のお母様は「皆さんは70歳、80歳代になっています。残された期間における生き方は、霊界においてどれほど環境を広げることができるのかを左右する深刻な期間です」と強調。「真の父母様の立場から見たとき、70億人類がすべて真の父母様の子女として復帰されなければなりません。それによって初めて、神様のもとの一つの家族となります。ですから皆さんは残された生涯において、いかなることがあっても真の父母様を知らせ、証言しなければなりません」と語られました。このときお母様が語られた詳しい内容は、こちらをご覧ください。

 続いて、参加者を代表し、小山田秀生先生ご夫妻がお母様に感謝牌を贈呈。また、久保木哲子夫人がプレゼントを捧げました。
 その後ツアー参加者は、真のお母様と昼食をともにする恵みにも与りました。食事の後、参加者はお母様への感謝の気持ちを込めて、「赤とんぼ」「幸せって何だろう」を披露。さらにお母様からのリクエストを受け、「ふるさと」を全体で捧げました。

 最後に、お母様を中心に全体で記念撮影。参加者がお母様からの溢れる愛に対する感謝の拍手を贈る中、お母様は部屋を後にされました。

 ツアー5日目(5月29日)、一行はこの日の午後、ラスベガスからバスで約45分の距離にあるフーバーダムへ。青空が広がる絶好の天候のもと、真の父母様がかつて使われたボートに乗り込み、ダムによってできた人造湖「ミード湖」を周遊。ボートの上からフーバーダムの偉容を目の当たりにする貴重な体験をしました。

 6日目(5月30日)、聖地ツアー一行は、2012年9月3日に真のお父様が聖和されてから1000日を記念して行われた公式行事に出席しました。
 午前10時、ピースパレスで「真のお父様 聖和1000日記念礼拝」が開催。宗教指導者や元アメリカ下院議員など米国内外から約1000人とともにツアー一行も参加しました。

 式典では、文善進・世界平和統一家庭連合世界会長の紹介を受けて登壇された真のお母様が、まずアメリカにおける真のお父様の献身的活動を紹介されながら、「アメリカを責任を果たすことが出来る国として立てるために、44年余り、血と汗と涙を流してこられました」と強調。歴史の中で、アメリカが天の祝福を受けたキリスト教国家として果たすべき役割が大きいとの認識を示した上で、「人類一家族世界」の実現に向けて取り組むべきだと訴えられました。

 この日の式典には日本からも、宋龍天総会長、徳野英治会長をはじめ約350人が出席。また、ピースパレス前では、韓半島統一や人種・宗教・国家間の融和を訴える「ピース・ロード2015」の出発式が行われ、平和実現を全世界に呼び掛ける取り組みがスタートしました。

 夕方には、ピースパレスに真のお母様をお迎えし、生涯をかけて真の父母様に絶対“孝”を貫かれた文孝進様を偲ぶメモリアルコンサートが行われました。在りし日の孝進様がコンサートで歌われる懐かしい映像がスクリーンに流された後、孝進様が作詞作曲された代表的な楽曲をバンドが披露しました。
 最後は、孝進様の3人のお子様方が、孝進様が作られた歌を熱唱。集まった参加者たちの感動を誘いました。

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 7日目(5月31日)、聖地ツアー一行は、ピースパレスで真のお母様を中心に行われた祝勝会に参加。午後からは、ラスベガス市内で買い物などをする時間をもちました。
 ツアーも終盤にさしかかった8日目(6月1日)、一行はラスベガスから飛行機でロサンゼルスへ移動。真の父母様の公館であり、聖地でもある「パサデナハウス」を訪問しました。

 パサデナハウスでは、地元の教会長がアメリカ宣教の歴史をはじめ、ラスベガスを中心とするアメリカ西部における摂理が始まった経緯、ロサンゼルス地域の聖地などについて詳しく解説。ツアー参加者たちは、真の父母様が米国西部に残された確かな足跡を確認するひと時となりました。
 この日の夕方、ホテルへ向かうバスの中で、今回の聖地巡礼ツアーに参加した感想を共有する時間を持ちました。その一部を紹介します。

野村晏子夫人
 真のお母様に対しては、畏れ多いという感覚がこれまであったのですが、ラスベガス・天和宮を訪れたときに、本当にお母様の愛に包まれて、すべてが溶かされてしまったというような感動を覚えました。私も本当の意味でお母様のような愛の人にならなければならないと感じました。

横井勉先生
 (お父様が聖和されて以降)真のお母様が変わられたということを強く感じました。と言うのは、お父様が地上にいらっしゃった当時は、お父様の相対の立場で、世界の母として、天宙の母として立っておられました。ところが、今回のツアーでお母様を拝見し、親しく接する機会をいただく中で、お母様の中に“真の父母”をそのまま感じることができたのです。これは私にとって本当にうれしいことでした。

 聖地巡礼ツアー一行はこの日、ロサンゼルス空港近くのホテルに宿泊しました。すべての日程を無事に終え、参加者は真のお母様からの溢れる愛に対する心からの感謝とともに、残された人生において天の父母様と真の父母様への孝行を尽くす決意を胸に、翌6月2日昼出発の飛行機で、日本に向けて出発しました。