「PEACE ROAD 2015」縦走完了記念式

平和への願いを胸に世界120ヵ国を走破

 8月27日午前11時から、韓国・ソウルの光化門中央広場で、文鮮明師の聖和(逝去)3周年を記念する平和の祭典の一つ、「PEACE ROAD 2015 世界120ヵ国縦走完了記念式」が行われました。

 司会の宋光奭・南北統一運動国民連合事務総長が開会宣言を行った後、世界120ヵ国から韓国に駆けつけた参加者たちが入場しました。
 PEACE ROAD は、5月30日に米国・ラスベガスで「世界出発式」を実施。南アフリカの喜望峰からアフリカ大陸、欧州、米国、中東、アジアを縦断するルートと、南米チリのサンティアゴから、南米、中米、北米、日本を縦断する2つのルートで行われ、最終目的地の韓国で二つのルートが合流。27日にゴールの光化門に最終走者が到着しました。

 自転車による縦走者は約3万人、総移動距離約3万キロ、徒歩や自動車など多様な手段での参加者を含めると総参加者は約30万人にも及びました。
 記念式では、韓国とロシアの若者のほか、日本から参加した若者が今回の所感を述べました。日本では7月20日、北海道の納沙布岬を出発し、28日からは東北地方の「東日本大震災復興平和ルート」と「日本海アジア平和ルート」を経由。連日の猛暑にもかかわらず、老若男女を問わず約1800人の縦走者が、総移動距離1万5千キロを走破しました。日本代表の若者は「日韓国交正常化50周年を記念し、日韓友好と南北統一を全国に伝えてきた」ことを強調しました。

 また、柳慶錫、孫炳浩両PEACE ROAD 韓国実行委員長が歓迎の辞を述べた後、文善進PEACE ROAD 組織委員長からの激励のメッセージが読み上げられました。
 文善進組織委員長はメッセージの中で、文鮮明師が、韓半島の南北分断に心を痛めておられたことや、長年にわたって韓鶴子総裁と共に日韓トンネル、国際ハイウェイプロジェクト、ユーラシア大陸と北米大陸を結ぶベーリング海峡プロジェクトを提唱されてきたことを紹介。その上で、平和を願う世界中の人々への感謝の意を表明されました。

 世界各地の報告では、徳野英治・国際ハイウェイ財団会長が「日本での成果は、社会に大きな影響を与えたことです。総参加者は1万人、VIPは400人以上参加し、15のメディアで紹介されました」と英語で述べると、会場から大きな拍手がわき起こりました。

 最後に、「いつか必ずDMZ(非武装地帯)や38度線を自転車で超えることができるように」との願いを込め、DMZを模したテープ台でテープカットが行われました。
 全体で「統一の歌」を合唱した後、億万歳三唱がされ、式典は終了しました。