「2015年度 天一国奨学金奨学証書授与式・活動報告会」開催

統一運動の将来を担う二世圏指導者を養成

 2015年度の「天一国奨学金・奨学証書授与式」および「活動報告会」が9月19日、東京・渋谷の松濤本部で行われ、今回奨学金を受ける奨学生をはじめ、先輩奨学生や関係者が集まりました。

 この奨学金は2010年4月、真のお母様より「日本の二世教育のため」として寄贈された奨学金を基にして、翌11年から本格的にスタート。将来の統一運動を担う優れた人材の育成と二世圏指導者層の養成を最大の目的としています。

 勅使河原秀行・人事部長の司会で始まった集会は、佐藤進同次長の趣旨説明の後、代表して二人が活動報告を行いました。
 鮮文大学純潔学部を卒業した先輩奨学生は「(韓半島が)南北に分断された神様の悲しみを実感して人生が大転換しました。多くの人々に愛と希望を伝えられる絶対性の夫婦、モデル家庭を目指します」と決意を表明。もう一人の奨学生は「再生医療を研究テーマにしています。社会の中で活躍する二世のネットワークをつくって英知を結集し、私たちの専門性を生かして社会問題を解決に導くことで、統一運動と国家に貢献していきたいです」と抱負を述べました。

 次に、李成萬・企画本部長は祝辞で、「天一国の実体化には(分野ごとの)専門家が必要です。神様と真の父母様が感動する人物になって下さい」と述べ、先駆者としての役割を強調しました。

 また、宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長は、「ヨセフはエジプトを7年間の大飢饉から救い、偉大な指導者になりました。同じように、世界が苦痛と混乱の危機に瀕する中、天の伝統を相続して、創造本然の世界、天一国を実現するという天のみ意を実現する者になり、後輩に夢と希望を与える者となって下さい」と力強く激励しました。

 その後、今回の奨学生に奨学証書と記念品が、先輩奨学生には記念品が授与され、1部が終了。
 2部の懇親会では、二世圏のパイオニアである梶栗正義・企画本部副局長の代表報告祈祷に続き、参加者一人ひとりが自身の経歴を紹介しながら、専門分野を通じた社会貢献活動や天一国創建に向けたビジョンなどを提言。参加者は、研究機関やメディアなど、社会のさまざま分野で活躍するメンバーの話に聞き入っていました。

 最後に、宋龍天総会長による総括と祝祷の後、参加者どうしが交流する時間がもたれるなど、二世・青年圏の活躍と新しい時代の到来を印象づける機会となりました。