日韓国交正常化50周年を記念し、リトルエンジェルスが来日公演

1-2men01-resize     日韓国交正常化50 周年記念事業の一環としてこのほど、韓国少女民族舞踊団「リトルエンジェルス」が7 年ぶりに来日、“日韓友好・希望の懸け橋”として、東京、神戸、広島、福岡の4 カ所で公演を行いました。リトルエンジェルスは、9 歳から15 歳までの少女たちで構成され、現在は約130 人が在籍。韓国の伝統芸能を通して世界の平和を願い、世界の人々に深い感銘を与えようと日々、舞踊や太 鼓、声楽などの厳しい訓練を受けています。今回は公演チームのメンバー32 人が来日、各地で感動の渦を巻き起こし、“平和の天使”として日韓の絆を深める大役を果たしました。

〇東京

1-2men02-resize 東京公演は11 月24 日夕、東京・新宿の会場で開催され、国会議員をはじめ多くのVIP が鑑賞、1800 人収容のホールは観客で埋め尽くされました。
公演の冒頭、可愛らしい姿の最少学年の団員がしっかりした発音の日本語で挨拶をすると、客席から歓声が上がりました。
いよいよ幕が上がり、愛くるしい笑顔の少女たちが登場。美しく華麗な舞と太鼓の演舞は、時に優雅、時に壮大で力強く、また息を呑むような高度なテクニックも随所に見えました。透き通った声とハーモニーで構成されたフィナーレの合唱は、まさに天使の歌声のごとく会場の隅々まで響き渡りました。会場は終始感動に包まれ、少女たちの舞や歌声に多くの人が涙しました。

3-4men04-resize 翌25日、千葉・浦安の会場で、北朝鮮唯一の海外総合芸術団体「金剛山歌劇団」との交流会が持たれました。
「平和統一の集い」と題した交流会は、梶栗正義UPF 事務総長の司会で進行。
大塚克己先生の開会の辞、リトルエンジェルスの平壌公演の映像上映に続き、林正寿・早稲田大学名誉教授が歓迎の挨拶を行いました。

金剛山歌劇団の蒋基生事務局長の挨拶の後、同歌劇団が、北朝鮮の民族楽器(チャンセム、カヤグムなど)の演奏と歌を披露。
それを受け、リトルエンジェルスの鄭壬順団長が挨拶し、リトルエンジェルスが答礼の歌として数曲披露しました。
お互いの公演が進む中で、会場は「平和統一の集い」にふさわしい雰囲気に変わり、プレセント交換やゲームなどを通じてさらに友好ムードが高まり、最後は全体合唱、記念撮影をして交流会は幕を閉じました。
鄭壬順団長は「このような交流の場は大変貴重だと感じます。芸術文化を通して南と北が一つになることを心から願っています」と述べ、参加者は南北平和統一への期待を膨らませました。

1-2men03-resize 26 日は、韓国民団中央本部前(東京・麻布)の慰霊塔と JR 新大久保駅(東京・新宿)の構内で慰霊式が行われました。
前者について、「6・25 韓国動乱」(朝鮮戦争)勃発60 周年を迎えた2010 年から11 年にかけて、リトルエンジェルスが参戦兵士を慰労するために世界巡回公演を行った際、朴普煕総裁が在日僑胞の参戦者を念頭に、「リトルエンジェルスの参戦兵士慰労の旅は日本でフィナーレを迎える」と語った経緯があります。

新大久保駅での慰霊式は、2001 年に同駅構内で線路に転落した日本人男性を助けようとして亡くなった、韓国人留学生・李秀賢さんと日本人カメラマン・関根史郎さんの勇気を称え、その尊い犠牲に敬意を表してのものです。
団員たちは、新大久保駅の階段の踊り場に設置されている追悼のプレート前で献花。慰霊式がスムーズに進められるように、駅長を中心に駅職員が全面的にサポートしました。
団員たちは日韓両国の犠牲者を追悼する慰霊式を通して、人のために自らの命を投げ捨てた事実を改めて知り、深い祈りを捧げました。

〇神戸

11 月28 日、一行は1週間の東京滞在を終え、神戸まで8時間かけてバスで移動。16 地区の陸泰昊地区長をはじめ、たくさんの地元メンバーが歓迎しました。
29 日、1700 人が詰めかけ満員となった神戸公演も、さらに感動的な公演となりました。
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リトルエンジェルスの演目の中には、背景に映像を活用したりして趣向を凝らし、色鮮やかな蛍光色を利用して演出の効果を出すなど、照明を駆使したものも数多くあります。中でも「扇の舞」の最後の照明効果は、ため息が出るほど。獅子の踊りを取り入れた「仮面の踊り」でも、蛍光照明の演出を用いています。
約2 時間、13 の演目があっという間に披露され、最後の合唱で歌われた日本の名曲「夕焼け小焼け」「ふるさと」は観衆の心を洗い清め、多くの人のひとみに涙が。

〇広島

11 月30 日は広島へ移動。ホテルに到着すると、11 地区の佐野清志地区長をはじめ、大勢の韓国人婦人による歓迎がありました。この日は、日韓親善協会や広島県庁、広島市役所、領事館を表敬訪問。記念品の交換や歌の披露をするなど、貴重な時間を持ちました。
表敬訪問の中で、鄭壬順団長は「広島での公演は3 回目で、3 数という完成数であることにとても意味があり、希望を感じます。今回の公演を通してたくさんの方が感動し、日韓友好の絆がさらに深まり、世界の平和に貢献できたら幸いです」と述べました。

3-4men07-resize 12 月1 日午前、広島市の平和記念公園で行われた2 つの慰霊式。まず、「韓国人原爆犠牲者慰霊塔」の前で、当時広島に住んでいた韓国人犠牲者を追悼し、黙祷と献花を行った後、アリランを歌いました。続いて、原爆死没者慰霊碑の前で、犠牲者の追悼と平和を願う黙祷を捧げて献花し、「ふるさと」を讃美。
青空の下、爽やかな風の中に神様の愛を感じながら、もう二度とこのような悲劇を繰り返すことのないようにと、一人ひとりが深い祈りを捧げました。
その後、同日夕方の広島公演では、開演前に駐広島韓国領事館の総領事が挨拶。この日も多くの観衆に感動を与えて、素晴らしい公演を披露しました。天使の笑顔は絶えることなく、多くの人の心に癒しと潤いを与えました。

福岡

12 月2 日、今回の最終公演の地、福岡へ移動。福岡のホテルに到着すると、12 地区のたくさんのメンバーが出迎えました。
12 月3 日の福岡公演当日。会場の外は雨と強風の中でしたが、開場30 分前にはロビーを埋め尽くすほどの人で溢れました。会場のある宗像市は福岡市中心部から少し離れた静かなところにありますが、1500 人の会場は大勢の観衆で賑わいました。

3-4men08-resize この日が最後の日本公演ということで、団員、教師陣、スタッフ陣一同は緊張感をもって臨み、感動的な舞台を展開、盛大な拍手喝采で幕を閉じました。フィナーレ最後の日本語による合唱は、どの公演でも観客の多くの涙を誘いました。
この日は、梶栗正義UPF 事務総長、朴鍾泌第12 地区長のほか、地元議員や領事館関係者などが鑑賞、激励しました。梶栗事務総長からは、日本公演の全ての成功を祝賀し、博多人形とお菓子を団員一人ひとりにプレゼント、和やかなひと時となりました。

12月4日早朝、リトルエンジェルス一行は空港へ向かい、別れを惜しみながら韓国へと旅立ちました。

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 「スポーツと芸術は人類を一つに結ぶ道具です。そのような活動がまさに平和をもたらす手段となるのです」と語られた真のお父様。韓国からやって来た32 人の“平和の天使”たちの満面の笑顔と優しい表情、彼女たちの立ち居振る舞いの中に、観客は真の愛を実感し、本心を揺り動かされたのです。今回の日本公演ツアーは、芸術を通して神様の心情を表現していくという、真の父母様の理想を改めて感じさせるものでした。