日韓米の責任者がラスベガス特別研修ツアー

1-2men01-resize年の瀬も迫った12 月10 日、真の父母様の特別の招待を受けて日本の責任者26 人が東京を飛び立ちました。宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長ご夫妻と、李成萬企画本部長は、韓国でお母様と合流し、ラスベガス入り。他のメンバー23 人は徳野英治会長を団長に、ロサンゼルス経由でラスベガスに向かいました。

「青い羊の年」2015 年は、真のお父様の聖和3 周年記念式典を日本が担当し見事に成功。また統一教会から家庭連合に名称変更をするなど、日本統一運動において飛躍と恩恵の年でした。そんな日本の責任者にとって、この度のラスベガス特別研修ツアーは、天から慰労・激励され、新たな出発をする尊いひと時となりました。
(報告 広報局長 鴨野 守)

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真夏は50 度を超え、冬はマイナス10 度以下になる砂漠の地に出現した200 万が住む人工都市・ラスベガス。年間4000 万人の人々が訪れます。
晩年の真のお父様は、快楽と欲望渦巻く“Sin City”(罪の都市)を“Shine City”(輝く都市)に変えようとこの地で精誠を投入。通称「ピースパレス」と呼ばれるラスベガスの「国際平和教育院」(IPEC)も、真のお父様が構想されたもので、お父様の聖和後、その遺志を真のお母様が相続されて今年5 月、完成に至りました。

お父様の愛された地を愛される真のお母様。そのような父母様の愛の軌跡の一端に触れることを願い、日本、韓国、アメリカの指導者86 人が集まりました。
12 月11 日朝の訓読会のあと、朝食を済ませた一行は、午前8 時半過ぎに到着された真のお母様と、車で約30 分のレッドロックキャニオンに向かいました。快晴に恵まれ、冬の透明な青空が広がっていました。
1100m 以上の高地を吹き渡る風が思いのほか冷たかったですが、レンガ色をした岩肌の山々など独特の景観が訪問者を圧倒してやみません。

この自然公園で、人々はロッククライミングや、乗馬、ランニング、サイクリング、キャンプなど思い思いの時間を過ごすのです。急峻な岩肌を見ていると、そこに張り付き、懸命によじ登る人間の知恵と技術と勇気を見たい、天の父母様(神様)の眼差しを感じます。

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真のお母様は、この公園の一角にある「レッドスプリング」で下車。お気に入りの散策コースに向かわれました。赤い帽子にマフラー、薄茶色のダウンコートのお母様は、途中、私たちとともに記念写真を撮る機会を設けて下さいました。
さらに奥に歩くこと数分。日本、韓国のメンバーが集合すると、「バウンス」のメロディに合わせて、足を高く動かす運動をしました。これは、お母様の健康法の一つです。お母様は言われます。「今、私は健康管理に努力しています。(真の父母として)行くべき道は遠く、すべてを勝利して霊界にいかないといけません。みなさんも健康で長生きしてください」3-4men03s-resized

そして、数人が呼ばれて歌を披露。真の父母様と同じ時間、同じ場所で、同じ歌を歌ったひととき。だが、それだけで終わりません。私たちはどこにいても、人種・国境を超えて、事情、心情、そして同じ夢を抱く「家族」です。この場所が真の父母様と兄弟がともに過した思い出の地となった瞬間でした。
ランチタイムで真の父母様とブラジル料理を堪能したあと、市内観光に向かいました。地上252 メートルの展望台で一行は、足元に広がるラスベガスの街並みに驚嘆。一方、前方の空にかかる鮮やかな虹に、良い予感を覚えました。

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3-4men00s-resized12 月12 日午前10 時、ピースパレスの講堂に約700 人が集い、「真の家庭の価値運動20 周年記念式」が開催されました。この運動の一環として、真の父母様が1996 年、真の家庭の価値を回復するセミナーを開催され、米国の聖職者5000人が受講、米国に良き影響を与えてきた実績を持ちます。
式の冒頭、真のお母様がケーキに入刀、記念品の授与がなされました。続いて、米国聖職者会議(ACLC)共同議長、ジョージ・スターリングス大司教が真の父母様がアメリカに投入された真の愛に対する感謝の報告祈祷。
金起勲北米大陸会長は、20 年前に真のお父様が指示された当時の様子を振り返りながら、「お父様はいつも、宗教指導者の責任の重さを指摘してくださいました。イスラムのテロが相次ぐ中、なさなければならない責任を果たすために私たちはこの場に来ました」と挨拶。

続いて、趙誠一世界本部長が、真のお父様の聖和以降の3年の間に、お母様がなされた①3大経典の発行②天一国の憲法制定③基元節の宣布④鮮鶴平和賞の制定に言及。「これこそ、真のお母様が私たちに示して下さった精誠の結実であり、計り知れない恩恵なのです」と、感謝を述べました。
また、尹ヨンホ副室長が、鮮鶴平和賞委員会の洪一植委員長(韓国・高麗大学元総長)のネパール訪問について報告。ビドヤ・デビ・バンダリ大統領が、同行したヨン・チョンシク・アジア大陸会長に対し、地震の際のお母様からの義捐金に謝意を表明したのを受け、ヨン大陸会長が真の父母様の業績を証すと、大統領をはじめ、副大統領、首相、国会議長、国会副議長が相次いで平和大使になるという驚くべき出来事が起こりました。ヨン副室長が「これは天の役事であり、奇跡です」と語ると、会場からは大きな拍手が起きました。

続いて、文妍娥様が、お母様のみ言を代読。天の父母様のみ意によって建国されたアメリカの歴史を振り返った上で、アメリカ建国の背景にあるキリスト教理想について「天の父母様を中心とした、一つの家族を成すことでした。天が準備した独り子と独り娘が聖婚し、家庭、氏族、民族、国家、世界を成し、本然の創造理想を完成することでした」と強調されました。

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一方、お母様は「(真の父母としての)私たち生涯の目標はただ一つでした。天の父母様を解放してさしあげ、失った父母の位置を再び捜し出し、死亡圏で苦しむ無知蒙昧な人類を救い、天の父母様の懐に返してさしあげることでした」と説明。最後に、「私たちの天の父母様のために立ち上がりましょう。失った放蕩息子を探す父母の心情で、6000 年の全人類歴史において、失った子女たちだけを身を焦がして探してこられた私たちの天の父母様のために立ち上がりましょう」と呼び掛けられました。

最後にお母様が登壇。「皆様は再臨主と出会い、真のオリーブの木に接ぎ木された立場であり、堕落とは関係がありません。皆さまが受けた天の祝福を家庭次元にとどめず、70 億人類に伝える責任を果たして下さい」と、神氏族メシヤの責任遂行を強く呼びかけられました。
レーガン、ブッシュ大統領時代に中東の大使を務めたことのある元外交官は、大会に参加した感想を聞かれ、「中東の大使を務めたことよりも、一番貴いことはお母様から平和大使の任命を頂いたことです」と、真の父母様に侍る価値の尊さに言及しました。

午後は、天和宮に舞台を移し、ユンノリ大会を開催。日本、韓国、アメリカ、警護チームの4 グループで熱戦が展開され見事、日本チームが優勝。あるアメリカの幹部が「徳野会長が大声で、『ウリヌンハナダ、イルボンハナダ』と叫んだ、その精神が良かったのでは」と語っていたのが印象的でした。

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表彰式では、日本メンバーが数十回は練習を重ねた「ムジョッコン(無条件)」「クノメサラン(あいつの愛)」「サランチャジャインセウルチャジャ(愛を探し、人生を探し)」を真の父母様の前で熱唱しました。

ラスベガス滞在中、参加者たちは真の父母様から大切な天のみ言をいただくともに、温かなまなざしの中で、貴重な時間を過ごしました。食事や買い物、ユンノリ大会、歌の披露、映画やショーの鑑賞――数日のラスベガス特別研修ツアーは、参加した一人ひとりの心に永遠に刻まれた思い出となりました。