摂理歴史の同参者となろう

真のお母様のみ言

2016 年7 月16 日 韓国・天正宮博物館

以下のみ言は7 月16 日、真のお母様が「天地人真の父母様 天正宮入宮・戴冠式10 周年記念行事」で語られた内容を翻訳し、要点を整理したものです。

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2-3men01歴史的な日です。六千年の人類歴史の中で奇跡のような日です。きょう、皆さんは実感していますか? 実感しているなら、皆さんはどれだけ幸せですか? 幸せは一人だけの幸せでは幸せとは言えません。

神様は天地万物、アダムとエバを創造され、人間を中心とした夢がありました。万物とは違い、人間には責任をくださいました。人間がその責任を完成する日が神様と一体となる日です。その日は人間において、限りなく栄光であり、幸せな日に違いありません。全知全能なる神様は失敗という言葉を使うことも出来ず、そのような言葉があってもいけません。

ですから摂理歴史をなしてこられるしかありませんでした。いつも人間がその責任を果たさなければなりません。神様は、イスラエル民族を選び立てられ、ご自身が直接主管されることの出来る独り子、独り娘を通して、真の父母の位置まで出て来ようとされた夢を成すために、二千年前、イスラエル民族の中で、マリヤを通して、独り子、イエス・キリストが誕生しました。どれだけ、天は喜んだでしょうか? 今までサタン世界にたくさんの人間たちがいました。その中で、たった一人、神様が直接主管することができ、自分の息子だと言うことができたのです。

当時マリヤはどんな責任を果たさなければなりませんでしたか? 結果的にマリヤは責任を果たせませんでした。独り子、イエス・キリストの環境圏を作って差し上げることが出来ず、十字架で亡くなられるようにした張本人でした。

摂理の内容を見つめることが出来ず、予測することも出来なかった無知な人間を通して、天は摂理歴史を続けて来られるしかない、気の毒な事情がありました。もし当時、イエス様が独り娘に出会い、聖婚されていたならば、どのようになっていたでしょうか? 十字架で亡くなられ、再び来ると言うようなこともなかったでしょうし、再び来て、小羊の婚宴をするとも言われなかったでしょう。当時イエス様がすべての蕩減復帰の摂理歴史を勝利的に成し遂げていたならば、まさに天の父母様が共にあられる場となり、地上天国が成されていたでしょう。しかしその環境を作って差し上げることが出来なかったのです。

そのためキリスト教の二千年の摂理歴史は、独り娘の基盤を探して来た摂理歴史でした。天は一度、任せた責任を果たせなかった個人や国を再び使われようとはされません。ですから摂理歴史がアジアに移って来たのです。

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2001 年に神様王権即位式を天宙清平修錬苑で行って 差し上げました。当時真の父母様は主に南米で摂理歴史を繰り広げておられました。当時この国に責任を持ち、機関に責任を持った人々が先頭に立って修錬苑の聖殿を建てましたか? 摂理の時は近づいて来ているのに、その時を知っていた人は地上に誰もいませんでした。皆さんを代身して、摂理歴史の完成を見せてくださった大母様に対して感謝しなければなりません。

当時お父様は祝福家庭の皆さんに、イエス様の名前でもなく、真の父母様の名前でもない、祝福家庭の誰々、個人の名で報告祈祷をするように語られました。とてつもない祝福でした。天が、真の父母様が祝福家庭の個々人を子女として認められるという意味でした。これがどれだけ感謝なことでしょうか。そうして最後に(私たちに)願われたみ言が「血統を汚してはならない」、「人権を蹂躙してはならない」、「公金を乱用してはならず、奪い取ってはならない」ということでした。

(2006 年に)天正宮博物館で入宮・戴冠式をしたの ですが、それは誰が建てましたか?皆さんが建てまし たか? 天苑団地の中にある建物はすべて霊界で主導し、建てられました。二千年前、イエス様の時とは違い、独り娘を誕生させた大母様は一生を天の摂理とみ旨のために生きました。そのため、誰よりも神様をよくご存知な方、真の父母の環境圏がどのようになるということをすべてご存知のお方です。

ただ天が信じて、すべての役事が出来るように環境を作ってくださり、大母様がその業を成し遂げました。

考えてみてください。天正宮博物館が建てられていなかったなら、天宙平和の王、真の父母様入宮・戴冠式をどこで行っていたでしょうか? 天幕で行っていたでしょうか? 六千年ぶりに摂理歴史の完結を見た日でした。キリスト教歴史二千年間は内容はなかったけれど、外形的にヨーロッパを通して、燦爛たる文化が花開きました。700 年、900 年経った聖堂がその姿そのままで残っている所があちこちにあります。

主人がいなかった当時の文化歴史の跡もそのように残っているのに、真の父母の摂理歴史においてその足跡を残すことができるように、準備した元老指導者がいませんでした。皆さんは悔い改めなければなりません。真の父母と同時代に生きたといっても、真の父母の位相においてどれだけ責任を果たしたのか、孝子の位置に立ったのか、忠臣の位置に立ったのかをよく反省しなければなりません。

皆さんが泣き、慟哭しながら、「それでも許してくださり、この国を私が見ることができるように、私の家庭が見ることのできるようにしてくださって本当に感謝です。今後はより成長した、成熟した子女として責任を果たします」と言えなければなりません。自分が責任を果たすのが第一です。誰かを批判したり、良し悪しを言える資格を持った人はこの中に一人もいません。

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私たちにはVISION 2020 に向けて、当面の問題があります。皆さんがどのように責任を果たすのかによって、 神様の位相が変わります。真の父母様の位相が変わります。今、外的に全世界では解決することの出来ないたくさんの問題が起きています。

それだけでなく、気候温暖化で地球が熱病に病んでいます。いつどこでこのようなことが起こるかわからない、不安な状態です。このようなことをただ見ているのですか?どのようにしなければなりませんか?

お父様が世界摂理のために1972年、ニューヨークで「科学の統一に関する国際会議」(ICUS)を始められました。世界のブレインともいえる、ノーベル賞の受賞者たちを集めて、科学と絶対価値について討議するよう言われました。その科学者大会が21次まで続きました。その過程で責任を果たすべきアメリカがお父様をダンベリー刑務所に送りました。その時、科学者大会の議長はカプラン博士でした。お父様は彼を呼ばれ、共産主義は滅びるというように言いなさいと語られました。挑戦でした。

1985 年、スイスのジュネーブにあるインターコンチネンタルホテルで大会を開きました。道路の向かい側にはソ連大使館がありました。そこに集まった碩学たちの前で、共産主義は滅びると宣布しました。その後、共産主義が滅びました。当時、アメリカが危険であり、南米が危険でした。共産主義者たちが世界を占領すると思っていました。当時、ダンベリーでお父様は中南米のニカラグアを救われました。歴史的な事実です。

世界の人々が真の父母の路程を知れば、涙で目がかすむでしょう。そのように困難な環境の中で、初志一貫、天のみ旨をなしてさしあげようと、すべての逆境を意にも留めず、前だけ見つめて来られた、真の父母様の摂理歴史でした。今日、この日が来るまでどれだけたくさんの困難があったかわかりません。皆さんが想像し得ない、たくさんの困難がありましたが、神様の夢を叶えて差し上げようとされた、一片丹心の思いで、今日、このような奇跡のような内容を成し遂げられました。しかし皆さんには責任があったのに、それを果たせませんでした。

これからお願いしたい内容があるとすれば、今後の摂理歴史、「天地鮮鶴苑」のために皆さんが共に同参して欲しいということです。