“父母の心情”で、実質的教会成長を果たそう!

全国教区長研修会を開催

天宙聖和5周年までの「120日特別路程」(5月10日~9月6日)の折り返し地点に当たる7月5、6日の2日間、「家庭連合時代の文化の定着と実質的教会成長」をテーマに、宮崎台国際研修センター(川崎市)で「全国教区長研修会」が行われ、全国の地区長・教区長、本部の責任者など約120人が参加しました。今回の研修会は、新しい会議文化の創出を目指し、1日目は5つのテーマを中心にグループディスカッションとテーマ別発表を実施。2日目は地区別に120日特別路程の2大目標である二世祝福推進と実質的教会成長についての討議に多くの時間を割きました。

1日目は、開講式に続いて、徳野英治会長が「家庭連合時代の文化をどのように定着させるか」と題してメッセージを語り、研修会全体の狙いについて説明しました。

その中で徳野会長は、日本家庭連合は①真の父母様の心情・事情・願いへの更なる探求 ②3000 名の二世・青年祝福の達成 ③実質的教会成長1万名の達成 ④県別1万名大会に向けての準備と挑戦の開始――など8つの主要テーマに今後も取り組んでいく方針を表明。「家庭連合時代の時代精神(パラダイム)と一致して歩むためには、心情的・思想的方向性において一致しなければなりません。そのための疎通と共有の場として、ディスカッションの時間を設けました」と語りました。

さらに、グループディスカッションの5 つのテーマ――「個人救援と家庭救援の違い」「統一教会と家庭連合の違い」「家庭教会をどのように定着させるか」「心情文化とは何か」「真なる疎通と共有をするために」――の概要を説明。「『家庭盟誓』の1 節から8 節まで共通して『天一国主人、私たちの家庭は、真の愛を中心として』とあるように、私たちは主人意識をもって家庭連合時代を築いていかなければならず、そのポイントは真の愛の実践です。家庭連合の時代精神を正確に認識して本部と現場が一体となり、残された60日間を再スタートするための研修会であるという認識をしっかり持って臨んでください」と述べました。

午後は、5つのテーマごとにグループに分かれ、2時間のディスカッションを実施。その後、テーマ別の発表は、①グループの代表者1人が発表(15分)② 2人が補足説明(10分)③質疑応答(20分)④全体のまとめ(5分)――の流れで進められ、限られた時間の中で踏み込んだ意見交換が行われました。

2日目は、二世圏祝福の推進や実質的教会成長について本部の担当者が報告した後、地区別に戦略を討議。教区ごとの現状報告と戦略発表を踏まえた上で、各教区の目標と地区の戦略が策定されました。

閉講式では、宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長が総括のメッセージを述べました。

その中で、宋総会長は「120日特別路程は、実質成長を追求する路程です。(3000名の二世圏祝福と1万名食口の再復帰という)目標を達成することができる唯一の方法は、我々自身が父母の心情を所有することです。父母の心情で二世圏を見つめ、父母の心情で休んでいる全食口を見つめ、そして父母の心情で日本全体の国民を見つめようということです」と強調しました。

一方、「来週には米国で真の父母様を迎えて摂理的な大会が開かれます。先日のタイ大会の際に真のお母様に侍っていた時、お母様が摂理の心配をされて『毎日夜も十分に寝ておられない』と語られるお姿を拝見しながら、『日本の家庭連合は、絶対にお母様の前に親不孝になってはいけない』と天の前に決意しました。母の国・日本は、お母様を不安にさせるのではなく、勝利と栄光を捧げる者とならなければないと改めて心に深く刻んだのです」と述べました。

最後に、「聖和5周年までの残りの期間、絶対精誠を捧げ、必ず実質的成長の結果を天上のお父様、地上のお母様に見せて差し上げる、誇ることのできる皆さんとなってください。そして全世界の食口に日本の家庭連合の成長を示し、それをご覧になる真のお母様の目に喜びが溢れるようにしましょう」と呼び掛けました。

研修会の参加者からは、「今の時に相応しい研修会でした。新しい試みと現場の責任者達の意見を多く取り入れたことが良かったです」「一方的な報告だけではなく、討議と研究発表を取り入れた新たな会議形式だったため、他の参加者の考えや取り組みから刺激を受け、色々と悟ることがありました」といった感想が聞かれました。