全ての祝福二世を祝福結婚を通して幸福に

“年上層”祝福推進の取り組み

南東京教区 希苑家庭教会 教会長 軽部将史

二世圏祝福の最大の課題は、25歳以上(年上層)の祝福二世の男性候補者(特に社会人)が女性に比べて圧倒的に少ないことです。

希苑家庭教会は2016年4月から毎月1回、日曜礼拝の後に25歳以上の祝福二世に参加者を限定した勉強会「一人を祝福に導く勉強会」を行ってきました。これまで毎回10~15人が参加し、その勉強会に関わった10人の年上層の男性の約婚が決まり、原理受講などをしながら今回の祝福式に向けて準備をしています。この取り組みについて紹介します。

なぜ男性候補者が少ないのか

祝福二世の社会人男性が教会に来なくなり、祝福(結婚)を希望しないようになる原因について、勉強会の参加者にヒアリングしたところ、①仕事が忙しくて祝福について考える余裕がない② 20代はやりたいことに集中したい③親子関係が悪いので親からの祝福の誘いは拒絶する④社会の誘惑に負けた“負債”のため教会に行けない⑤転勤して教会が変わると知り合いがいなくなる(親しい仲間がいなくなる)――などの理由が挙がりました。

一般社会で成功を目指す「社会志向」の祝福二世は、全体の30%程度いると推定されます。彼らは、社会でもまれて人格は立派であり、何らかのきっかけで価値観さえ転換されれば、立派な二世祝福家庭となっていく可能性は高いのです。祝福二世の男性候補者を増やしていくには、このカテゴリーの二世たちがポイントになってくると考えます。

男性候補者が前向きになるきっかけ

日本人の初婚年齢は現在、男女とも30歳前後です。会社でもそのくらいの年齢になると結婚する人が多くなるので、教会から足が遠のいている祝福二世の男性たちも、結婚について真剣に考えるようになります。「祝福二世」という自覚のある彼らが、「祝福結婚がいいのか、社会結婚がいいのか」と考えるこの時期は、彼らが祝福に向けて前向きになるチャンスなのです。

そんな中、結婚や祝福について気軽に話し合えるコミュニティ(受け皿)があれば、彼らが教会につながる可能性が高まります。また、両親からの祝福の誘いは拒絶したとしても、親しい二世やかつてお世話になった先輩二世からの働きかけには、一度は応えてくれる可能性が高いと言えます。実際、「勉強会」に参加する二世のほとんどが、先輩二世からの誘いとなっています。

「そろそろ結婚しようか」と考えたとしても、今さら自分から教会に行くことはできず、親からも腫れ物に触るような扱いを受けている祝福二世の男性たちを念頭にして始まったのが、希苑家庭教会の「一人を祝福に導く勉強会」です。ポイントは継続することで、参加人数が少なくても、毎月1回必ず行っています。

4月30日の勉強会には、祝福二世の男性9人(25歳以上が8人)が参加。桜井正上・家庭教育局副局長のプレゼンテーションと二世先輩家庭の証しの後、勉強会のメインであるフリーディスカッションを行いました。

ディスカッションでは、「祝福とは何か」「祝福と結婚は何が違うのか」といったテーマについて、二世先輩家庭やスタッフを交えて率直に意見交換を行います。午後2時から始まった今回の勉強会は、終了予定の4時になっても誰も帰ることなく、6時までノンストップで話し合いが続きました。

最後の一人まで祝福へ

勉強会の最大の目的は、単に年上層の男性候補者を立てることではなく、教会から遠ざかっていた祝福二世を教会定着に導くことです。最低でも月1回以上の礼拝参加と11条献金を実践するところまで教育していくことが必要です。

すべての祝福二世が祝福を通じて幸せになってほしい――。先輩二世の後輩二世に対する強い思いからこの勉強会が始まりました。宋龍天総会長が言われるように、最後の一人まで祝福に導き、彼らが幸せになるまで責任を持っていくという心情で、これからもこの取り組みを継続していきたいと思います。