“為に生きる”精神を掲げ、実質的教会成長を目指す

岩手教区の地域・家庭集会の取り組み

岩手教区長 姜敃求

岩手教区(盛岡、盛岡南、花巻、一関各家庭教会)の天宙聖和5周年までの「120日特別路程」における実質的教会成長の取り組みについて、地域・家庭集会の模範的な事例を中心に紹介します。

岩手教区では今年6月、地域・家庭集会(参加者4人以上)を179回開催し、延べ参加人数は768人、そのうち新規・再復帰のゲストは157人でした。集会の平均参加人数は、6月度は4.3人で、4月度(2.7人)、5月度(3.6人)と比較して増加傾向にあります。

再復帰のゲストが多数参加

盛岡南家庭教会(盛岡市)では、城山基台が毎月2~3回、基台長の自宅で地域集会を開催してきました。

集会には、各自が食べ物を1 品持ち寄って参加し、近況報告などをしながら有意義な時間を過ごします。仕事のため普段はあまり教会に行けないある食口は「地域集会に参加し、食口と交流できて力を貰いました」と述べています。

一方、教会長が炎天下に基台長の自宅周辺の草刈りを行い、留守だった隣の家の分まで草刈りをしたところ、その隣人が夜にお礼に訪ねて来ました。基台長が「家庭連合の教会長さんがやってくださいました」と証ししたところ、現役の警察官である隣人は「教会長さんにお礼を言っておいてください」と言って、果物の差し入れをしてくれました。このように家庭連合を明かしながら、地域で奉仕活動なども行っています。

盛岡家庭教会(盛岡市)の山岸基台は、定期的な家庭集会のほか、書写会やファミリー集会など、地域の食口が集まりやすいように工夫し、再復帰のメンバーにも積極的に声をかけています。

最近では、日曜礼拝に参加できなかった食口が家庭書写会に多く集まるようになり、当初は4人ほどだった参加者が、最近では10人くらいになっています。特に再復帰のゲストの参加率が高いため、他の基台の刺激にもなっています。

また、日中は参加できない食口のため、家族で参加できる夜のファミリー集会を企画。毎回4~7家庭が集まり、教会に反対している夫も参加しています。参加者からは「気兼ねなく本音トークができて楽しい」「家族で集まることができ、壮年たちが復興している」といった感想が寄せられています。

のほか、盛岡家庭教会の中野基台は6月23日、盛岡市内の会場で「家庭力アップ講座」を開き、新規ゲスト5人を含む16人が集まりました。

新規の参加者Aさんは講座にとても感動し、「講座の内容を一人でも多くの人に聞かせてあげたい。私は人を集めるのが得意なので人を連れてきます」と話していました。

そんなAさんの「すぐにでも家庭力アップ講座を開いてほしい」との強い要望を受け、当初の7月20日から同7日に前倒しして講座を開催。Aさん自身は実際に新規のゲスト2人を連れて参加しました。人間関係の輪が大きく広がる運勢を感じさせるエピソードです。

基盤拡大に向けて様々な取り組み

宋総会長が強調される「ブランドの明確化」と「社会への価値提供」を念頭におきながら、岩手教区ではブライダルや家庭力アップ講座のほか、付き合いの薄い隣近所の清掃や草刈り、一人暮らしの高齢者の買い物支援などの奉仕活動にも取り組んでいます。

そのように“ 為に生きる”精神を社会に発信しながら、岩手教区は「核心会員」「賛同会員」の拡大に勝利して8430人の会員を獲得し、必ずや岩手教区に真のお母様をお迎えし、1万名大会を開催していきたいと思います。