全国の伝道の証し
第8 地区 北愛知教区 名城家庭教会
「こんな出会いがあるなんて信じられない。 天の父母様有難うございます!」
実践の訓練メンバーが、名古屋市内の街頭で行った初めての伝道実践で、恵み大きい天の父母様との出会いがありました。
「神様の気持ちになって、街行く人に声かけましょう!」と6 人のメンバーが決意して出発しました。
皆でお祈りをし、ラウンドを決めて3 組のペアが歩み始めました。そして何人かに声をかけていく中で、次々と準備された人々に出会っていったのです。
バス停で待っている人に声をかけていたペアは、出会う人がいろいろと話をしてくれるのですが、すぐにバスが来て行ってしまいます。
「これじゃ話ができないね」とペアで話合い、次は歩いている人たちに声をかけてみることに。
そこで伝道ペアの一人であるS さんの出会った人は、S さんと同じ境遇を通過した人でした。年齢も、夫を亡くしていることも、そして息子さんが40 代独身でいることも同じでした。
その人の思いは、S さんと相通ずるものがあり、二人は思わず話し込んでしまいました。二人は互いの出会いを喜び、再会の約束を取ることができたのです。
* * *
もう一組の伝道ペアは、30 代の若いメンバー同士で歩みました。
二人とも自宅で祖母と同居し、よく交流しているメンバーです。二人は彼らの祖母たちにそっくりな80 代のお婆さんに出会いました。
そのお婆さんに声をかけると立ち止まり、足が悪いので壁に寄りかかりながらいろいろと話をしてくれました。二人が一生懸命に話を聞いているうちに長い時間が経過してしまいました。
交流が続く中で、そのお婆さんはとても喜んでくださり、再会の約束ができました。そのお婆さんは、息子さんの名刺を3 枚くださいました。
その名刺は、声をかけたメンバーが住んでいる地域選出の議員のもので、メンバー本人も選挙で投票した人でした。そして何と、お婆さんはその議員の母親だったのです。
メンバー二人は「こんな街頭で出会えるなんて!」ととても驚いていました。
もう一つのペアにも良き出会いがありました。
ペアの一人であるM さんが出会った人は、M さんより一回り若い人ですが、同じように夫を亡くし、一人住まいをしている女性でした。そして交流していく中で、住所を尋ねたところ、聞いてびっくり。それはM さん宅の斜向かいのマンションだったのです。連絡先を教えてもらい、M さん自身の連絡先を教えようとすると、女性は「覚えられないから、そっちから電話してください」と言いました。
さらに女性が「近所だからいつでも会えるし、一度家で食事に招待したい」と言ってきたので、M さんはとても喜んでいました。
* * *
限られた時間の中での3 件の出会いを通して、皆が純粋に神様のように親の心情で一人ひとりを訪ねて行くことで、本当に神様が働いてくださることをメンバーたちは実感することができました。
全員が、神様の愛に出会い、生まれて初めて伝道実践を行った信仰の幼いメンバーたちです。彼らは「次の伝道実践が楽しみになりました」と口々に喜びの声を上げながら、神様が出会わせてくださった人々との間にしっかりと信頼関係を築いていくことを決意していました。