三代圏理想家庭作りの飛躍の年に

家庭教育局長 阿部 美樹

新年明けましておめでとうございます。

昨年は「幸せな家庭 健康な教会 国家と世界に貢献する統一運動」のビジョンを実現するために土台づくりをしてきました。その出発点が「幸せな家庭」です。そのため、家庭教育局では2016 年度家庭教育指針として「三代圏家庭確立を通した祝福家庭の幸福実現」を掲げて歩んできました。

食口の家庭だけでなく、日本全体において深刻な課題となっているのが「家庭」です。

日本では2015 年の年間出生数が100 万人の大台を割り込み、ピーク時の3 分の1 になりました。人口も年間31 万5000 人が減少するという過去最多を記録しました。

その現象の背後には晩婚化、非婚化、少子化の影響があります。若者たちが結婚や家庭に対する希望を失い、家族の絆よりも個人主義に基づいて生きる傾向を強めているのです。

今こそ、家庭連合が祝福を中心として「真の愛」と「家庭」の大切さを再確認し、この課題を克服していかなければなりません。

昨年から「二世圏祝福推進委員会」を発足させ、青年祝福の推進に力を入れてきました。祝福適齢期になった青年たちを祝福に導くことが重要テーマとなっています。

もちろん、祝福を受けることがゴールではなく「三代圏理想家庭づくり」を目指して、家庭での信仰生活の定着と家族の関係性の向上が必要です。

各家庭が抱えている課題は、家庭単位で更なる成長をする糧として天の父母様が与えて下さる訓練、試練として受け止め、乗り越えて行きましょう。