2万名大会における真のお母様のみ言

尊敬する内外貴賓、各界指導者、政界を代表した議員、平和大使、そして宣教 60周年を迎えて一堂に会した家庭連合の祝福家庭の会員の皆さん、お会いできて嬉しいです。(拍手)

今日家庭連合は、人生(歴史)において60周年を迎えるようになります。そのようになれば、終わるのではなく、新しく跳躍する出発点になることを覚えて下さるようお願いします。(拍手)

今日、世界で起こっている多くの難問題があります。人間の力で(解決するに)は限界に達しました。私は昨日日本に来て、東京で美しい空を見ました。私が記憶するには、1970年代の東京は公害がひどい都市として世界に知られていました。しかし今日では、世界で一番公害がない都市に変貌しました。それは、皆さんがいたので可能だったのです。(拍手)

そうです。全世界的に起きている、人間の無知によって生じた公害は言うまでもありません。人類の未来は勿論のこと、地球の未来も保障できない結果を見せています。

それではどのようにしなければなりませんか。世界人類が一つになることができる求心点を探さなければなりません。今日の世界において、ある国がうまくしているとしても、周辺の国々がそうではない状態であるときには、結果的に全体が被害を受けるようになります。
私は、今日どのようにすれば人類が指向している自由な平和世界に、いつ私たちが出会えるのでしょうか(悩みます)。

これに対する答えはただ一つです。人間が中心ではありません。宇宙の主人であられる創造主・神様が、主人であられます。その主人を正しく知り、その主人のみ意に適うように生きる人類となってこそ、平和世界が可能なのです。(拍手)

太初に神様が、天地万物をご自身のかたちに似せて創造されました。植物界、動物界、人間の先祖になり得る男性と女性とを創造されました。しかし人間には成長期間という時間を下さいました。その時間をかけて人間は美しく、よく成長して、神様の祝福を受ける位置に進まなければなりません。しかし途中で、欲心が生じました。それで今日、人間は神様とは関係のない、堕落した人間となってしまったのです。

そして全知全能であられる神様は、ご自身が立てられたみ旨を必ず完成しなければなりません。それゆえに、恨めしく痛ましい人類救援という、蕩減復帰摂理歴史を導いてこられる以外にありませんでした。その例として、イスラエル民族という選民を立てて、過ったことに対して、個人から国の形態ができるまで蕩減復帰摂理歴史を歩まれました。キリスト教徒たちは、聖書を通してその歴史を知っているでしょう。どれだけ難しくて苦労しながら待たなければならない期間だったのかを考えてみるとき、堕落した世界に「私の息子だ」と言える独り子イエス・キリストを送られるまで、 4000 年という途方もない時間が流れたのです。4000年です。

しかしイエス様を誕生させたマリヤ、ユダヤ教、イスラエル民族は、神様が分かりませんでした。イエス様の本質が分かりませんでした。それで、結局は十字架に追いやりました。そのようなイスラエル民族は、歴史を通して途方もない蕩減を払いました。これが歴史の真実です。
イエス様は十字架で亡くなられる状況の中で、「また来る」と言われました。もしそのとき、イスラエル民族がイエス様と一つになって、イエス様が真の父母の位置に進んでいかれたならば、ローマ帝国を通してそのときイエス様を中心とする地上天国が成されたことでしょう。どれほど痛ましくて悲しい歴史でしょうか。

イエス様の十字架の後に、聖霊の役事で、使徒たちによってキリスト教文化が出発します。イタリア半島を中心に、ヨーロッパ大陸、島国のイギリスに行くまで、1000年あまりが経ちました。イギリスを中心とするキリスト教文化で大西洋文明圏時代を開きました。そして世界に広がっていきました。イギリスは、太陽の沈まない国と言われました。しかし結果はどうなりましたか。彼らもまたイエス様の本質を知りませんでした。ために生きる真の愛ではなく、利己主義で自国の利益を考えて、結局は奪ってくる文明となってしまいました。

天は責任を果たせなかった人間やその国を、再び立てて用いられません。そのとき(新婦を)探せなかったイエス様が「また来る」と言われ、再び来られて「小羊の婚宴」をするというので、2000年のキリスト教文化は「小羊の婚宴」を行える新婦、独り娘を誕生させる基盤とならなければならないのです。

天はアジアに韓国、朝鮮半島を通して2000年間育ててきました。準備してこられました。そして 1943年に独り娘が誕生しました。(拍手)

1945年に韓国が解放されましたが、南北に分かれました。民主と共産に分かれました。そのとき私は、以北が故郷です。多くの神霊的なキリスト教集団では、再臨のメシヤは平壌を通して来ると信じていました。それで私の家族は南下する考えを持てませんでした。ところが日本の大学で勉強をした私の母方のおじが、故郷には帰らずに南韓で軍隊に入ったという情報が来ました。それで、三代の母子は下って来るようになったのです。

なぜ私がこの話をするのかというと、神様の創造原則は人間には時間を与えたと話しましたが、2000年ぶりに探し出した独り娘が幼子では、摂理を導くことはできません。成長しなければなりません。安全に成長しなければなりません。それゆえに天は、私のために南下するように導きました。南下してから 2年後に6・25動乱が起きるようになります。そのとき南韓は、以北に対抗する準備が整っていませんでした。世界にはさほど知られていない国です。ところで、どのようにしてUNの16カ国が韓国動乱に参戦して善なる血を流したのでしょうか。私が説明をしなくても、天が私に成長期間を下さらなければならないため、私が大人になるまで保護しなければなりません。皆さん、理解できますか。

私は、時が分かるので、私は決心して、1960年に真の父母の位置に進み出ました。(拍手) 堕落した人類は、よく信じるとしても神様の前に進み出ることはできません。過った血統を転換すればこそ、神様の子女になるのです。そのことをして下さる方が、人類の真の父母(文鮮明師・韓鶴子総裁ご夫妻)です。(拍手)

それゆえに、家庭連合は祝福理想、祝福家庭を深く褒めたたえます。(拍手) 祝福は、分け与えれば分け与えるほど大きくなるのです。それですべての祝福家庭は氏族メシヤになりなさいと言いました。(拍手) 彼らが国と世界に向かって進み出るようになるとき、それほどまでに人類が願う平和世界、父母様を中心とする人類一家族、地上天国を成すことができます。(拍手)

私がきょう語ろうとする題目があります。「人類文明史から見た天の摂理の終着点はいつだったのか」。私が今語った内容です。そして「今日私たちはどのようにしなければならないのか」。最初にも話しましたが、一人、一国がよくしたとして、平和世界が成されることはありません。皆一緒によくしなければなりません。

いま当面している韓国の、南北の問題もそうです。人間中心では、完全な統一は遥かに遠いのです。みんなが自分の利益を先に考えるからそうなのです。全体を見ることができずに、現在の自分を中心とする考えをするからなのです。問題は、家庭から氏族、国、世界に至るまで、本来の主人であられる創造主・天の父母様に侍る道以外に答えはありません。(拍手)

私は韓国動乱60周年となる年に、まだ生存する16カ国の参戦勇士たちに、リトルエンジェルスを通して慰問をしました。彼らは未だに生き生きと韓国を覚えていて、韓国を愛していると言いました。このように真実は通じるのです。恩恵を受けたら恩恵を返さなければならないのです。

私は言いたいです。私たちが一つになるためには、過去に過ったことは認めて、過ったことを、これから未来のためによくしてみようと、手を取り合って進まなければなりません。そうですか、そうではないですか。(拍手)

人間的に考えれば、許すことができない民族です。しかし、天の摂理において、真の父母は日本を、世界のために生きるエバ国、母の国として祝福しました。(拍手)

母の特徴は、自分を顧みず、子供のためならばすべてのものを惜しまずに与えます。そうではないですか。(拍手) それで私は、韓国と日本と世界を代表したアメリカ、この3カ国を中心としてアジア太平洋文明圏時代を開きました。そして孝情の心情文化革命の旗印を掲げて、堂々と私たちの二世、三世たちが世界に進んで勝利を収めています。(拍手)

先ほど、司会者がアメリカの350人の青年たちが来たことを知らせるのを聞きました。そうです。世界的に、個人主義、利己主義によって、家庭の大切さが分かりません。一言で、未来がないということです。しかし私たち家庭連合は、家庭を大切に思います。私たちの未来の希望となる二世、三世たちは、父母の志に従って、天の父母様の夢を成して差し上げる天一国の勇士として、勇兵として、世界のために生きようと立ち上がっています。(拍手)

それが私達の希望です。いまこの地球星は病気にかかっています。地球の未来がどうなるのか心配をしています。世界で聞かれるニュースは、想像することもできない、異常で惨憺たる事々がたくさん起こっています。それは結局、人間の無知によって、人間がつくった災難です。しかし私たちは、それを黙って見て、現在だけに満足して生きることはできません。

それで私は、それを治癒するために、世界のノーベル賞を受賞した多くの科学者たちを動員し、今現在当面している過ったことを収拾して、希望的な未来の、本来神様が創造された健康で美しい地球星を守ることができる方法を探し出すよう、研究をさせています。(拍手)

ずいぶん前から、世界が一つになることができる世界平和高速道路、これも真の父母が提唱しました。(拍手)

いまは実質的に、私はそれを実行する方向に進んでいます。(拍手)

特に島国は大陸を恋しがります。そうですか。(拍手) それで私は、韓日海底トンネルを、日本と韓国が一つになって造り、南北が一つになった位置で、ユーラシアを経て全世界に向かうことのできる平和高速道路を造りたいです。(拍手)

すでにアフリカ大陸では、希望峰からしようと発表をしました。南北米を連結するチリのサンティアゴからアジア大陸まで連結して、韓国へと通ずる世界高速道路を主唱しています (拍手)

そのような観点から見るとき、日本は韓国と一つにならなければなりませんか。なってはいけませんか。(拍手)

私の話に同意するものと考えます。(拍手)

この国が天の父母様に侍った神日本になるようになるとき、その位相が世界を抱く母の責任を果たす神日本になるようになるとき、世界のすべての国々が子女たちとして父母を敬うようになるその日が来るでしょうか、来ないでしょうか。(拍手)

今現在、為政者たちは過去の過ちを認めなければならないでしょう。そうして未来のもっと大きい目標に向かって、私たちは共に、家庭連合と一緒に、UPF、青年連合、女性連合、すべての機関が世界平和のために前進する、跳躍するこの日となることを祈願します。(拍手)