「ワールド・サミット2014」に世界70カ国から約280人が参加

「今こそ、文師が提唱の超宗教議会設立を」

 「平和、安全および人間開発」をテーマに、「ワールド・サミット2014」(主催:天宙平和連合=UPF)が、8月9日から13日にかけて韓国・ソウル市内のホテルで開催されました。

 9日夜に行われた開会晩餐会では、トーマス・ウォルシュUPF世界会長が挨拶。今回のサミット会議が文鮮明師の聖和2周年を記念し、その生涯の業績を称えるとともに、現在世界が抱える深刻な諸問題に対する具体的な解決法を討議するためのものであると説明しました。

 続いて、ホセ・デベネシア元フィリピン下院議長は「国連機構の中に超宗教議会を設立するという文師のビジョンをいまこそ実現すべきです。宗教間の平和なくして世界平和はありません。私たち一人ひとりの影響力を結集して、文師の夢を実現していきましょう」と呼びかけました。

 10日に行われた開会総会では、フィジー共和国大統領夫人、スリランカ首相夫妻、レソト国王夫妻、ボスニア・ヘルツェゴビナ大統領など国家元首クラスの指導者が見守る中、仏教、キリスト教、儒教、イスラム、ジャイナ教、ユダヤ教の代表がそれぞれ世界平和のための祈祷を捧げるとともに、ローソクに点火する「超宗教祈祷」の行事が行われました。

 梁昌植UPF世界議長による主催者挨拶に続き、世界平和女性連合の文妍娥世界会長が「私は真のお母様(韓鶴子総裁)を通して、平和構築のプロセスにおいて女性の果たす役割が重要であることを悟りました。真のお父様(文鮮明師)は、平和とは漠然とした夢ではなく、具体的な行動であること、世界に平和を実現するにはまず私と神との間に平和が実現されなければならないことを教えてくださいました」と語られました。

 開会総会のクライマックスは、「この時代の私たちの挑戦課題:恒久平和世界の構築」と題する創設者講演で、文善進様が韓鶴子総裁のメッセージを代読されました。
 メッセージは、文師の生涯の業績とUPFのビジョンを「家庭」「超宗教的協力」「女性の時代」など7項目にまとめて紹介。「神の理想は、国境のない、自由と平和と統一と幸福の世界です。私は、このワールド・サミットが全世界の人々にとって重要な転換点となるように祈ります。来年、『ワールド・サミット2015』のときには、私たち夫婦が神のみ旨に従って信奉してきた平和の原理を最も体現した個人または組織に対して、『鮮鶴平和賞』を授与する予定です。皆様全員が、新しい天宙平和世界を築くという挑戦を受け止めてくださるようお願いします。ともに立ち上がり、『神の下の一家族世界』を実現しましょうと訴えられました。

 同サミット会議は、参加した国家元首クラスの指導者の基調講演をはじめとして、11日まで集中的に討議を行い、12日には参加者全員が清平で行われた「文鮮明 天地人真の父母天宙聖和2周年記念式」と韓総裁を迎えての午餐会に参席しました。