千葉・幕張で「世界平和統一家庭連合」出帆記念1万人大会

「幸せな家庭、躍動する日本、希望の世界へ」をメインテーマに10 月12 日、世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧 世界基督教統一神霊協会)の「出帆記念大会」が千葉・幕張で盛大に開催され、先輩家庭や平和大使をはじめ、牧会者や婦人代表など約1 万人が集まりました。8 月末に当法人の名称が「世界平和統一家庭連合」に変更されたのを受けて行われた今大会。宗教を通じた個人救援の時代を超え、理想家庭づくりを通じて世界平和を実現する新たな時代が到来したことを強く印象づける時間となりました。式典の模様は日本全国の教会のほか、全世界の教会員に向けインターネット配信され、ともに新しい出帆を祝いました。

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大会は、南東京教区成和学生部によるパフォーマンスと千葉鮮鶴合唱団の愛らしい歌声、そして首都圏の青年学生による歌で開幕。家庭連合の希望あふれる未来を予感させました。

天一国の歌の斉唱、代表報告祈祷、映像上映に続いて、徳野英治・日本家庭連合会長が登壇。大会の辞を述べ、真のお父様の聖和3 周年記念式において「み旨完遂」への決意を表明された真のお母様のみ言を引用しながら、「お父様への誓いの心情を相続し、VIOSION2020 を必ず成就するため、未来への希望溢れる前進をして行きましょう」と呼び掛けました。

また、「希望プレゼンテーション」では、祝福二世である佐野忠國・全国成和大学生部長が、「子供たちの笑顔が溢れた人類一家族世界」という夢を実現させるため、二世圏が先頭に立っていく決意を明らかにしました。

引き続き、宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長が激励の辞で、今大会のメインテーマに言及しながら、「まず、祝福家庭が世の中の模範となって、幸せを伝える家庭を成していきましょう。そして現在、日本が直面している多くの問題の解決策を提示し、躍動する日本をつくっていく主役となりましょう。そして希望の世界を実現していく先頭に立つ日本となるようにしましょう」と訴えました。

基調講演では、文善進・世界平和統一家庭連合世界会長が、時折感極まって声を詰まらせながら、真のお母様のご心情を証しするとともに、日本の教会員を慰労するメッセージを贈られました。

1-2men02その中で、文善進世界会長は「真の父母様は、祝福圏を全ての大陸、全ての国、全ての人種、宗教、国籍、文化の人々へと広げられました。そのために世界平和統一家庭連合を世界的な祝福家庭の運動体として設立されたのです。その基盤のうえに、世界70 億人類に祝福圏を広げるのが私たちの使命です」と語られました。

その上で、文善進世界会長は「真の父母様が復帰摂理のため生涯を通し、精誠を捧げ、勝利されたように私たちも氏族メシヤの使命を通し、同じように勝利しないといけません」と強調。「真の父母様の息子娘として、日々、喜びと愛があふれる家庭を築く努力をしながら、また、世界中の子供たちを天の父母様のもとに帰すという真の父母様のビジョンを果たしていきましょう」と呼び掛けられました。

基調講演の後、文善進世界会長ご夫妻から、宋総会長へ、宋総会長から徳野会長へ「連合旗」が授与されました。

3men01大会フィナーレでは、真のお父様の聖和3 周年記念式典のために日本家庭連合が総力をあげて準備したミュージカル「誰よりも日本を愛した人」の一部が披露。エンディングで「み旨の応援歌」を歌う場面では、会場が総立ちとなり、盛り上がりは最高潮に。

最後は、全体で「サランヘ」を合唱し、本山勝道・ワールドカープ・ジャパン会長の力強い掛け声で、億万歳四唱を行い、大会は感動的な雰囲気の中で幕を閉じました。

■私立大学名誉教授
今までの宗教が個人の救いに終わっていたのに対し、個人完成の次に家庭完成があり、その家庭完成を土台として氏族圏の復帰があり、その上に国家伝道があるという世界会長のスピーチは、ちょうど「修身斉家治国平天下」を説く孔子の教えにも通ずる内容です。文鮮明先生の教えの幅の広さを改めて感ずるとともに、「VISION2020」を目指すところが国家的次元での基盤造成であるとすれば、氏族メシヤの責任とともに国家伝道の戦略をかなりつっこんで考えなければならないと感じました。

■牧師夫人
文善進世界会長は、日本の方々に対する敬意を抱き、慰めと励ましを語り、新しく出帆した「家庭連合」の意義も明確に語られました。キリスト教徒としてみれば、共通の価値観を持っている運動だと理解できました。今後、
共同して日本のため、世界のために働きたいと強く思わされました。

■神社関係者
オープニングの子供たちの合唱に始まり、青年へと広がる大合唱の歌声と、若い世代の人たちが一生懸命歌う表情を見て感動しました。また、ミュージカルの元気いっぱいのダンスを見ていると、日本にもまだまだ素晴らしい青年がいるのだと思いました。伝統をしっかり守り、「家庭」を大切にする運動が広がっていくことを祈ります。