研修会で分派問題の深刻さを共有

真のお母様と一つになろう!

3月21日、東京・渋谷の松濤本部で「1800家庭会 特別集会」が開催され、UCI(いわゆる「郭グループ」)及びサンクチュアリ教会を中心とした“分派”の現状と真のお母様(韓鶴子総裁)の位相について理解を深める時間が持たれました。会場には「1800家庭」54人に加え、「777家庭」26人を含む先輩家庭86人が集まるとともに、集会の模様は全国56カ所にインターネット中継され、多くの先輩家庭が参加しました。

特別集会は、司会を務めた畠山憲太郎「1800家庭会」会長による報告祈祷のあと、本部組織対策委員会の近藤徳茂総務局長が「分派活動と対策」と題して、UCI・サンクチュアリ教会の活動の実体と問題点を解説。また、太田朝久・教理研究院院長がUCI・サンクチュアリ教会それぞれの教理的な誤りについて、真の父母様(文鮮明師・韓鶴子総裁ご夫妻)のみ言と『原理講論』に基づいて説明し、分派問題の深刻さを訴えました。

続いて、世界本部の趙誠一・対外教協力室長が特別講話を行い、①真の父母様の位相と価値②分派問題が起こった原因とその解決のための取り組み③真のお母様を中心として世界的に展開する最近の摂理――について、真のお母様の心情・愛を伝えながら総合的に語りました。

その中で趙室長は、「3年間の侍墓精誠を終え、国家の復帰・世界の復帰に向かっていくに当たり、真のお母様は『(分派問題を)もう放っておくわけにはいかない。食口がこれ以上犠牲にならないよう事実を伝えていきなさい』と指示されました」と説明。そのうえで、真のお母様の胸中にある子女様に対する心情に触れながら、「私たち指導者は子女様に対し、間違っているものは『間違っています』とはっきりと伝え、子女様たちの蕩減がこれ以上大きくならないようにして差し上げなければなりません」と強調しました。

さらに趙室長は、UCI問題が表面化してきた当時、真のお父様が3男の文顯進様に近い二世指導者を呼ばれ、「顯進から離れなさい。あなたたちでは解決できない」と語られたエピソードを紹介。「私たちが子女様の側に行かず、お母様と一つとなりさえすれば、分派問題は自動的に解決できるのです」と語りました。

一方、3月20、21日の2日間、千葉・浦安の一心特別教育院で「全国組織対策担当者研修会」が行われ、特別巡回師をはじめ、地区の巡回師・法務部長、各教区の分派問題対策担当者など約100人が参加しました。

研修会の1日目には、徳野英治会長が1時間以上にわたってメッセージを語り、分派問題に携わってきた自らの体験を語りながら、「分派問題は永遠の命に関わる問題であり、決して曖昧にはできません。皆さんの責任分担は極めて重要です」と訴えました。