「韓国留学生父母総会」開催

“孝”の精神を学ぶ7年路程

 真の父母様の願いと期待を受けてスタートした韓国留学制度も、既に33年の歳月が流れました。この間、韓国で7年間の留学生活を終えて世界に羽ばたいた祝福子女は450人を超え、現在は228人の子供たちが、真の父母様の心情を尋ね求めながら、信仰の祖国で言葉と文化を学び、学業に取り組んでいます。

 「祝福家庭も先生にではなく、サタン側に根がある。それは中間で入ってきて祝福を受けたからであるが、皆さんはその根が天から、先生からきており、根の本拠地は韓国である。先生は韓国を中心としてここで根となっているので、皆さんはこの本拠地に来て、皆幹になり、枝になり、葉となって、我々の世界に大きな木を形成しなければならない」 (1986年5月4日、韓国・ソウルの漢南洞公館で)

 真の父母様の志を受け継ぎ、決意して子女たちを韓国留学に送り出しサポートを続ける父母192人が集い、4月29日、「韓国留学生父母総会」が都内の会場で開催され、宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長ご夫妻が遠く離れた子女に心引かれる父母たちを激励しました。

 李海玉総会長夫人は、海を隔てて7年間生活することを決断し、子女たちを韓国留学に送り出した父母たちに敬意を表しながら、「世の中から見たら誇らしい親の姿ではないかもしれませんが、我々には世俗と絶対に相容れない価値観があります。絶対に変わってはならないもの、それが神の血統です」と強調。天の血統に立つ者としての分別された生活の重要さを訴えつつ、「たとえ離れていても、子女たちの霊的な責任は父母が持たなければなりません」と語りました。

 宋龍天総会長は、父母の心情に立つ“ 孝” の精神について力説。「留学した子供たちは信仰の祖国で孝の心を学んでこなければなりません。最善を尽くしても足りないと思う情、それがイエス様や真の父母様の生き様です」と述べ、絶対“ 孝” の道を行くべき我々の姿勢を正しました。

 総会は、各学年の父母代表によって構成される理事たちによって議事運営が執り行われ、事業活動、収支決算、活動計画等が報告されました。
 第2部では、田中富広・日本統一教会副会長兼青年学生局長が、留学生韓国語教育院の院長に文妍娥様が就任されたことを報告した上で、今後の運営方針について説明を行いました。
 また、韓国から参加した寄宿舎スタッフ3人が、2014年度の留学生の様子を報告。多感な思春期を親元離れて生活するため、子供たちは心が揺れたり不安定になったりすることもある一方で、共同生活を通して兄弟姉妹としての心情を深めながら、真の父母様を慕う心情を深めていくと語りました。

 質疑応答も活発になされ、子女の7年路程は父母にとっても7年路程を共に歩んでいることを再自覚させられた総会となりました。