日本制作のミュージカルが3万人の観客を魅了

“誰よりも日本を愛した”生涯を表現

 8月30日、韓国・清平の清心平和ワールドセンターで行われた「文鮮明 天地人真の父母 天宙聖和3周年記念式」の第2部では、日本の世界平和統一家庭連合(FFWPU)が総力を挙げて準備をしたミュージカルが披露され、大きな感動と希望を与えました。メインテーマは「誰よりも日本を愛した人」。真の父母様の生涯路程の中で、日本と深いつながりがある数々のエピソードを取り上げ、歌やダンス、演技で表現しました。

 出演者は、真のお父様と真のお母様、サタンを演じた主役3人は韓国で活躍しているプロの俳優。その他は、日本の一般食口(7歳~50歳)49人で、総勢52人でした。
 特筆すべきは、日本人キャストのほとんどがアマチュアだったことです。昨年11月に第1回オーディションを実施。翌12月と今年2月にもオーディションを行い、全国公募120人から約40人の青年と子役9人を選抜しました。昨年11月末から専門の講師陣の指導の下、歌唱(発声法)やダンスの基礎レッスンを始め、本公演までの約9ヵ月でクオリティの高い表現力を身につけました。


 スタッフは、韓国から総監督、助監督、舞台監督、照明監督、音響監督、映像監督(制作)をたて、日本側は作曲・音楽監督、
歌唱指導、ダンス指導、振り付け、韓国語指導、衣装制作、通訳、音楽オペレーターを担当しました。

 台本の改編が数回重なり、最終的な台本が固まったのは今年6月初旬。同時期に韓国からプロの芸術監督と舞台監督を招請し、7月からは韓国の主役俳優3人を迎えて、さらに作品制作に励みました。主に宮崎国際台研修センター(川崎市)を拠点とし、6月は毎日通いでレッスンや稽古を進め、週末は合宿をして集中稽古を行いました。

 7月からは合宿体制で再出発し、韓国からプロの俳優も参加。8月16日から韓国に渡り、水澤里の研修所と清心平和ワールドセンターで合宿稽古を行い、本番に備えました。

 今回のミュージカルは、歌も台詞もすべて韓国語ということで、日々のスケジュールの中に韓国語の授業を設けました。さらには、一人ひとりの発音チェックや表現法などを韓国人講師が指導。韓国語を初めて学ぶメンバーも多い中、配役に応じた台詞を中心に練習を重ね、日々成長していきました。

【出演者の感想】
“死ぬ気でやればできないことはない”
 本番当日は今までにないくらいに一体化でき、良い作品をお母様に捧げることができました。その翌日、お母様から「天正宮博物館に来なさい」と呼んで頂き、ミュージカルメンバー全員が直接み言を頂くことができました。お母様から「みんなの韓国語、よく聞こえたわよ! 自分がダメだと思わないでください。韓国語を死ぬ気で覚えたでしょう? だからやれないことはないのです」とおっしゃって頂いたことがとても心に残りました。お母様に喜んで頂いたことだけで、それまでの全ての苦労は報われたと思いました。(K・S)

すべては真の父母様の愛
 どんな苦しいことがあっても、どんなに悲しいことがあっても、ただひたすらに「ご父母様の為に」という思いで練習しました。日々の歩みを通して徐々に徐々に、心臓がビリビリ破れていくように、内的に今までの自分からより強く生まれ変わっていったと思います。「苦労の道が、ご父母様の道です」と毎日先生が言って下さいました。ご父母様と少しでも同じ道を歩めたような気がしたとき、本当に嬉しかったです。全ては、ご父母様の愛でした。(N・Y)