真の父母様が、唐津のトンネル現場を初めてご視察
真のお母様は11 月14 日午前、佐賀県唐津市の日韓トンネルの調査斜坑の現場を初めて視察され、同事業に取り組む関係者を温かく慰労し、激励されました。1986 年10 月に調査斜坑の起工式が行われてから30 年の節目を迎え、大いなる恩恵と祝福の時間となりました。
国際ハイウェイ・日韓トンネル構想は、1981 年11 月10 日、ノーベル賞受賞者をはじめとする各分野の研究者720 人が参加した韓国・ソウルの第10回「科学の統一に関する国際会議」(ICUS)で、真のお父様が提唱。それを受けて1982 年春、国際ハイウェイ建設事業団が設立され、86 年10 月1 日、唐津調査斜坑起工式が行われました。現在、600 メートルまで掘削が進められています。
生前、真のお父様がこの地を訪問される状況になく、この日が真の父母様の初訪問となり、関係者にとっては感慨深い一日となりました。
式典は、徳野英治・国際ハイウェイ財団会長が司会を担当。ピースロードを通したトンネルプロジェクトの映像を視聴後、現状報告が行われました。
続いて、屋外の式典会場に移動し、大江益夫・国際ハイウェイ財団理事長、李海玉・全国祝福家庭総連合会総会長夫人が真のお母様に花束を贈呈。お母様は「天の父母様に感謝と頌栄を捧げるとともに、今後、あなたが直接主管する中で、このプロジェクトを成し遂げるために準備されたすべての人々を集め、必ずやそのみ旨を成し遂げてくださるよう、切にお願い申し上げます」と祝祷を捧げられました。
日韓の代表によるテープカット、記念撮影に続いて、トンネル内の視察が行われました。
その後、敷地内にある平和公園で、真のお母様をはじめ、文善進・世界平和統一家庭連合世界会長ご夫妻、宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長らの手で、「ホルトノキ」を記念植樹。この樹木は常緑樹で、7~ 8 月に白い花を咲かせ、寿命の長い木として知られています。最後に、韓国家庭連合の柳慶錫会長の億万歳で式を終了しました。
同式典には、韓国から文妍娥世界平和女性連合会長、韓国統一財団の崔允起理事長らが出席、日韓関係者あわせて200 人が参加しました。
真のお父様の日韓トンネル提唱からちょうど35周年の節目を迎えたこの日の真のお母様の初訪問は、ピースロードを通した日韓一体化と南北統一、人類一家族世界に実現に向けての日韓トンネル推進の大きな弾みになるものと期待されます。
真の父母様の祝祷
尊貴なる天の父母様。きょうここ、唐津において、これまでみ言に従って30 年以上、その責任を果たすために苦労してきた韓国と日本の息子・娘たちを、あなたは覚えてくださっています。
愛する真の父母様。どれほど待ちわびたこの瞬間でしょうか。
神様はあらゆる精誠を尽くして天地万物を創造され、最後に、人間の先祖となり得るアダムとエバを創造し、喜ばれました。しかし、創造主である神様と絶対的に一つになって成長すべきだった人類の始祖アダムとエバは、自らの失敗により、自分のことだけを考えるようになって、天の父母様の夢を実現することができない方向へと歴史をつくりあげてきました。
しかし、天の父母様は、全知全能で絶対的な主人であられるので、この堕落した人類を放って眺めておくことができず、長い歳月をかけて、選民の名のもとイスラエル民族を育てられ、世界的にローマ帝国の基盤が築かれていたその時、約束されたメシヤを送ってくださいました。
しかし、マリヤとザカリヤ家庭、ユダヤ教とイスラエル民族が責任を果たせず、イエス様が活動できる環境圏を失ってしまった立場で十字架にかからざるを得ない、途方もない恨の歴史を再び人間がもたらしたとき、天の父母様はどれほど胸を痛められたでしょうか。
それでも、変わることのない愛で、人類の救いのために再びキリスト教文化圏をつくりながら、2000 年という長い歳月を通して、再臨のメシヤ、救世主、真の父母の道を準備してこられた、天の深い事情があったことを、私たちは知っております。摂理歴史において、韓国と日本が父母の国として、天の父母様と人類の前に必ずや責任を果たし得る今回の機会であることを切実に感じながら、改めて今、この唐津の韓日トンネルの現場で、天の父母様に懇切にお願いしますので、これまで苦労した子女たちの願いを、今や直接、天が共にある中で、み意のとおりにかなえてください。
今日、全世界において、先を予測できない、未来のない暗澹たる現実ばかりが横たわっています。ただ私たちだけが、家庭連合だけが、真の父母様を知って侍る者たちだけが、未来の人類にとって希望であり、天の願いをかなえてさしあげることのできる、唯一のあなたの息子・娘です。そのことについて改めて深く、天の父母様に感謝と頌栄を捧げるとともに、今後、あなたが直接主管する中で、このプロジェクトを成し遂げるために準備されたすべての人々を集め、必ずやそのみ旨を成し遂げてくださるよう、切にお願い申し上げます。
きょうはまた、天候においてもあなたが共にいてくださったことに感謝しながら、真の父母様のみ名によって祝願いたします。アーヂュ!