家庭連合時代のパラダイムを定着させ、救国救世の先頭に立とう!

「2017 新年全国責任者会議」開催

「2017 新年全国責任者会議」が1 月17 日、宮崎台国際研修センター(川崎市)で開催され、全国の牧会者・婦人代表、本部責任者、統一運動諸団体のリーダーなど約700 人が参加。会議の様子は全国の教会にもネット中継され、すべての公職者が天の願いと摂理の方向性を共有しながら、心を一つにして新年を出発する機会となりました。

午前11時、李成萬本部長の司会で始まった会議は、田中富広副会長の代表報告祈祷の後、1月3日に韓国・天正宮博物館で開かれた「2017年天一国指導者 新年特別集会」での真のお母様のみ言映像が上映されました。

続いて、徳野英治会長が講話を行い、「言語の壁は心情の壁にもなりやすい。真のお母様と心情一体化するためにも、今年は韓国語を学ぶ努力をしましょう」と語りました。

また、昨年12 月に福島家庭教会と岡山教区がそれぞれ、2000人大会と3000人大会を勝利したことをお母様に報告したエピソードを紹介。「お母様が『日本に県と言われるものはいくつあるの』と聞かれたので、『47あります』とお答えすると、お母様は『県ごとに1万人大会を準備できれば、私が直接行くよ』と語られたのです。お母様ご自身が2017年における日本の伝道の勝利に大きな期待をかけられ、祝福して下さったのです」と述べ、大会実現を通して新規伝道を推進し、実質的な教会成長を成し遂げようと呼びかけました。

午後の部では、宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長ご夫妻が登壇。

まず李海玉総会長夫人が挨拶し、聖書から「イザヤ書」(43:1)の聖句を引用した上で、「天が直接呼び出し、『あなたはわたしのものだ』と立たせてくださったのが皆さん一人ひとりです。天が立てた中心人物と一つになれば、天が必ず役事してくださるでしょう」と語りました。

続いて宋龍天総会長が、「新しい時代のパラダイム」と題して1 時間20 分にわたってメッセージを語り、「私たちが真の父母様と一直線となり、勝利圏を受け継ぐことができれば、必ず天の夢を実現させることができます」と訴えました。その一部を抜粋して紹介します。

「家庭連合時代のパラダイム(時代精神)は何でしょうか?すべての祝福家庭が第2 の真の父母となり、天の前に直接報告し、天の父母様と真の父母様に各家庭で侍ることで義とされる『侍義時代』と呼ばれるものです。

ところが私たちは、(1995 年3 月の『サンパウロ宣言』を通して)真の父母様が地上に家庭連合の新しいパラダイムを展開し、家庭連合の新しいフレームを立てられたという事実をはっきりとは理解していませんでした。もし私たちがそれらを完全に理解し、真の父母様に侍り、完全に勝利していたならば、家庭連合完成を通じた天一国は、新千年紀と共に出発するはずでした。それどころか、私たちは家庭連合を再び統一教に戻す愚を犯しましたが、真のお父様が聖和された後、基元節を経てから真のお母様を通して、再び家庭連合の理想は出発したのです。

2017 年を新たに迎え、私は自分自身に常に言い聞かせている言葉があります。それは『NEVER
AGAIN!』という言葉です。再び繰り返さないようにしようという意味の『NEVER AGAIN!』は、イスラエルの人々が成人式をする日に叫ぶ言葉で、彼らの精神的スローガンでもあります。600万人が殺戮されたホロコーストをはじめとする過去の悲劇と屈辱の歴史を二度と繰り返さないという精神です。人口の少ないイスラエル・ユダヤ人は、天の父母様を中心として徹底した信仰を保っているが故に、世界のあらゆる分野で大きな影響力を持っています。

私たちが第4 イスラエルとして、救国救世基盤を造成し国家を導いていくことのできる力を持つようになることを願い、『NEVER AGAIN!』と唱えましょう。

過去の失敗を繰り返す愚かな人になってはいけないというのが、真のお母様の新年のみ言の核心でした。真のお父様の在世時に救国救世基盤の造成を成して真のお父様に正しく侍った上で、聖和の日を迎えなければなりませんでした。その失敗を繰り返してはいけないという意味で、真のお母様は『私たちの願いは国家の復帰です』と強調して下さったのです」

会議は、昨年度の表彰、金満辰第5地区長の決意表明などの後、小藤田喜文第8地区長の発声で億万歳四唱を行い、閉幕。

参加者は、救国救世基盤造成の先頭に立ち、母の国・日本の使命を全うしていく決意を新たにして出発しました。