文善進世界会長ご夫妻の主礼で「天宙聖和3周年記念特別祝福式」

真の父母様が日本に特別の恩賜

 真のお父様の聖和3周年を1ヵ月後に控えた7月31日、韓国京畿道加平市の清心教会において、文善進世界会長・朴仁渉世界副会長ご夫妻を主礼として、「天宙聖和3周年記念特別祝福式」が執り行われました。数組だけで祝福式が行われるのは真のご家庭以外では異例のこと。今回の祝福式は、真のお父様の聖和3周年に向け、全世界の祝福家庭の精誠の土台の上で与えられた祝福であり、特に母の国・日本に注がれた、真の父母様の限りない愛情と恩賜であったと言えます。

 今回の祝福式は、真のお母様が、韓国・清平の天正宮博物館で数年間公務を務めてき祝福二世の男性職員に対し、その祝福を強く望まれ、宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長に彼の相対候補を探すことを願われたことに端を発します。日本統一教会の家庭教育局が、速やかに適切な相対候補を探して個々に状況を確認し、候補者の情報を提出したところ、わずか数日のうちに「真のお母様がマッチングを決められた」という連絡を受けました。7月22日のことです。

 マッチングはその1組では終わりませんでした。今回の祝福式に「3組」を祝福されるということで、最終的には、二世の韓日カップル1組と、一世の日日カップル1組が真のお母様のマッチングによって結ばれ、また、既に約婚が決定していた二世の日日カップル1組を加えた計3組が、この度の特別な祝福の恩恵に与ることとなりました。3組のうち5人が日本所属、または日本国籍をもつ候補者です。それは、日本にとっての大きな恩恵でもありました。

 お母様は3組の祝福家庭の誕生を心から喜ばれ、「1日でも早く韓国に来て備えなさい」と言われましたが、あまりに早急な話であるため、簡単ではありませんでした。必死にスケジュールを調整し、事前に入国して交流できたカップルもあれば、前日の7月30日までに何とか駆けつけ、空港で初めて挨拶を交わしながら、宿舎に直行したカップルもいました。

 「なぜこの時期に祝福式が行われるのか」「どうして私たちが選ばれたのか」「何の資格があってそんな場に臨めるのか」……。各々がそうした様々な心情を抱く中、7月30日午後3時、清心国際青少年センターに3組のカップルが集う中、教育の場がもたれました。

 最初に、佐野邦雄家庭教育局長が開会の辞を述べ、祝福式・聖和式の意義と共に、真のお父様の聖和後3年間の侍墓生活を越えて行こうとするこの時期に、祝福が与えられることの恩恵を語りました。
 さらに、韓国・世界平和統一家庭連合の洪聖福家庭教育局長が、祝福の意義と価値の講義を行い、その後、同連合の柳慶錫会長をお迎えして聖酒式を挙行。柳会長は「今回の祝福式は3組に対する祝福式ということを越え、全世界の祝福家庭と70億人類に対する恩賜であり、新しい時代を開く出発点である」と激励しました。

 そうして迎えた翌31日。500人近くの祝賀客が駆けつける中、清心教会においてこの3組のためだけの祝福式が行われました。
 数組だけで祝福式が行われるのは異例のことであり、また天の急な招請に、参加カップルも皆、感謝の気持ちを抱くと同時に、驚きや戸惑いを感じていたようでした。しかし、この3組の祝福には、天の深い計らいがありました。

 聖和より3年間というのは、真のお父様を偲び、自らの不足であった過去を悔い改める期間でもありました。この度、真のお母様は全食口が真の父母様の心情と一つとなり、新しい出発をしていく機会が必要であるとされ、祝福式を行う運びとなったのです。

 さらに、前日30日は聖和3周年からちょうど1ヵ月前に当たり、その日は奇しくも、文善進様が40歳の誕生日を迎えられた日でもありました。今回の祝福式は、真のお母様が聖和3周年を越え、次の時代の摂理を出発していく上で、善進様の家庭を立てて行くための基台として行われたものであると言えます。善進様が祝福式の主礼を務められるのは今回が初めてでした

 31日の式典は、「一世圏・二世圏を代表したこの3組が天に喜びと栄光をお返しする忠孝の家庭となれるようお導きください」という宋龍天総会長の代表報告祈祷で始まり、主礼である文善進様ご夫妻を会場にお迎えしました。

 その後、3組の新郎新婦が祝賀客の歓迎を受けながら1組ずつ入場し、主礼である文善進様家庭を中心として、聖水式、成婚問答、祝祷、指輪交換、成婚宣布に至るまで、全てが天の導きの中、恩恵深く執り行われました。何よりも、参加した3組がその恩恵を感じた時間であったに違いありません。最後は、新郎新婦からの花束と礼物の贈呈、祝歌の披露、億万歳三唱をもって、式典は閉幕となりました。

 その後、天正宮博物館3階の訓読室に会場を移し、真のお母様をお迎えして午餐会の場がもたれました。柳慶錫会長が司会を務め、代表報告祈祷が捧げられた後、日本を代表して徳野英治・日本統一教会会長が祝賀と感謝の言葉を述べました。

 徳野会長は、今回祝福に臨んだ候補者一人一人の紹介を丁寧に、またユーモアを交えながら語り、その後、金榮輝先生が「今日の祝福は喜びの一日であると同時に、真のお母様の深い考慮と決断があったことを知ってください」と、今回の恩恵に込め
られたお母様の心情を証ししました。

 それから、新郎新婦の家族を代表し、日韓2家庭のご両親が、今回の祝福の恩恵に対する感謝の言葉や証しを述べ、その後は3組の新郎新婦に向けた歌やダンス等の心温まるパフォーマンスと続き、参加者はひとしきり、お祝いの宴の場を楽しみました。

 真のお母様は今回の3組の祝福を心から喜ばれ、1組1組から直接、家族の紹介、挨拶を受けられながら、「二世、三世の子女の模範となる生き方をしなければなりません」「私はあなたがたを通して多くの人々を祝福したのです」「あなたがたは真の父母を通して新しい生を得た一人一人です。親の前に孝行を尽くす子女になるのですよ」と激励され、また祝福してくださいました。

 こうした予期せぬ恩恵と天の大きな期待を前に、動揺や戸惑いを感じていなかった家庭は1家庭としてありませんでした。3組が3組とも、「私たちにはこうした恩恵を受ける何の条件もありません」と口々に述べていました。しかし、そもそも、私たちのうち誰ひとり、こうした恩恵を受ける資格など備えていないでしょう。もし天の前に条件があるとすれば、この3組が自らの様々な事情を乗り越え、天の願いに馳せ参じたという、その一点にあったに違いありません。

 また、今回の祝福は、全世界の祝福家庭が聖和3周年に向けて捧げてきた、そうした精誠の土台の上に与えられた恩恵であると同時に、それはまた全世界の祝福家庭と共に、天の祭壇に捧げられた精誠の供え物であったように思われます。また、日本の祝福家庭がこの恩恵に与ったことを考える時、この祝福はまた、何よりも、母の国日本に対して注がれた、真の父母様の限りない愛情と恩賜であったと言えます。

 こうした天の大きな恩賜の前に、深い感謝を捧げ、新たな決意をもって3周年を迎えていけるよう、今一度、自らの心情を整えていくと共に、この度、真の家庭の基台として立てられたこの3組が、天の前に本当に模範的で幸福な家庭を築いていけるよう、共に祈っていくことが願われています。