地球規模の危機克服する平和の擁護者たれ
11 月30 日午後、米国の首都ワシントンの上院議員会館に真の父母様をお迎えして、北米大陸の「世界平和国会議員連合(IAPP)」創設大会が開催され、多数の上下両院議員をはじめ、世界56 ヵ国から駆け付けた現役国会議員70 人など、各界の指導者約500 人が参加しました。11 月28 日から12 月1日にかけてワシントン市内で開催された「国際指導者会議(ILC)2016」(主催・UPF、ワシントン・タイムズ財団)の一環として行われたもので、参加者からはIAPP の創設とその趣旨に賛同する声が相次ぎました。
IAPP は、領土紛争や宗教紛争、民族対立、環境破壊、気候変動、貧困と飢餓、人類の生存を脅かす核拡散など、世界平和の実現を妨げ人類の発展にとって大きな脅威となる問題に対し、世界各国の国会議員が国際的ネットワークを築き、共同で対処していくことを目指しています。今年2 月に韓国ソウルで開催されたILC で創設が決議され、7 月にネパールでアジア太平洋圏の創設大会が開かれたのを皮切りに、アフリカ、欧州、中南米、日本などで相次いで支部が創設。そのフィナーレとして各大陸の代表者をワシントンに集めて行われたのが、今回の大会
です。
真のお母様は基調講演で、「人類の真の父母になることが神様の夢でした。ご自身の息子・娘として抱きたかった73 億人類です。しかし創造の原則において、責任を果たすことの出来なかった人間の子孫である今日の人類たちは、神様の前に直接出て行くことができないのです」と強調。「聖書に偽りのオリーブの木と真のオリーブの木の比喩があります。偽りのオリーブの木である堕落した世界人類は、真の父母様によってのみ、真のオリーブの木になることができるのです。そのために今日、人類の前に絶対的に必要な方が真の父母なのです」と語られました。
その上で、お母様は「きょう集まったこの国の議員・指導者の皆様と、世界から来られた議員の皆様には重大な責任があります。皆様が重要なのです。新たな摂理時代において、神様は一人の責任者よりは、民を代表することのできる仲保者である皆様を必要とされています。ですから、真の父母様に侍り、皆さんの家庭において、社会、国家、世界において、神様に侍る運動を展開して行かなければなりません」と訴えられました。
上院議長代行を務める共和党の重鎮オリン・ハッチ上院議員は、真のお母様に感謝の言葉を述べながら、「韓鶴子総裁は、私が尊敬するとても素晴らしい女性です。平和の擁護者であり、これからも持続的に影響を与えて下さる方であることを願っています」と挨拶しました。
世界中から集まった国会議員たちは、IAPP 創設を祝賀して真の父母様に記念トロフィーを奉呈。心を一つにして神様を中心とした人類一家族の夢を実現することを決意しました。
それに先立つ11 月29 日、ワシントン市内にあるナショナル・シアターで韓国の少女民族舞踊団リトルエンジェルス芸術団が特別公演を行い、真のお母様が世界から集まった国会議員と共に鑑賞されました。“平和の使徒”たちは歌と踊りで平和を念願し、UPF とワシントン・タイムズ財団は地元の子供病院に2 万ドルを寄付するとともに、今後も継続して支援を行っていくと表明しました。
ILC2016 は、「私たちの時代における深刻な危機の解決に向けて―政府、市民社会、信仰に基づく奉仕団体の役割」をテーマに、11 月28 日から4 日間にわたってワシントン市内のホテルで開催。米国内外の国会議員や宗教指導者、政策専門家、NGO関係者など300 人以上が参加し、信教の自由、結
婚と家庭、環境保護、言論の自由と責任、テロリズム、外交政策などの各分野でパネルディスカッションを行いました。
真の父母様をお迎えして「真の家庭の価値運動授賞式」
12 月1 日から3 日にかけて、ニューヨーク市内の会場で「分裂した国と世界を癒す信仰者たち」をテーマに「2016 米国聖職者指導者会議(ACLC)総会」が開催されました。
3 日には、真の父母様をお迎えして「第21 回真の家庭の価値運動授賞式」が開かれ、「他の為に生きる神様中心の家庭」の理想を掲げ、社会に貢献してきた6 組の個人や家庭、団体に賞が授与されました。
ワシントンでの行事を終えてニューヨークに駆け付けられたお母様は、参加者に対し、次のようにみ言を語られました。
「特に聖職者の皆さんは神様を正しく教えてあげなければなりません。神様を正しく教えるためには、蕩減復帰摂理歴史を理解することが必要です。中心人物は救世主、メシヤ、真の父母なのです。
皆さんが皆さんの信者たちを教育するにあたり、皆さん自らが真の父母と一直線上で、絶対的に一つになった立場で教育しなければなりません。そして皆さんのような祝福を受けることができる立場に進むことが出来るようにしてあげなければなりません。
人類が願うことは、神様を父母として侍って暮らすことができる、自由、平和、統一の幸福な世界。そのような世界に暮らすためには、変わらなければなりません。変わるということは、蕩減を脱しなければならないということです。真の父母によって祝福を受けて生まれ変わらなければ、変わることができないのです。(中略)
重要な時というのは、いつもあるものではありません。救世主、メシヤ、真の父母が地上にいる時にこそ、皆さんの実績が天の前に、人類の前に責任を果たした立場で尊敬されることができるのです。……幸福は分ければ分けるほど大きくなります。私一人の幸福ではなく、私たち皆が幸福で、73 億人類が幸福になるその日のために、皆さんは熱心に責任を果たして下さい」
授賞式の後、総会参加者は最後のプログラムとして、ニューヨーク市中心部にあるマンハッタンセンターで行われた「真の父母様との祝賀会」に出席。全米から集まった食口をはじめ、日本や韓国からのゲストなど2000 人を超えるメンバーと共に真のお母様のみ言を受け、これから進むべき方向性を再確認して出発していきました。