「難民問題」をテーマにストラーダ、ヤクービ両博士
ILC2016 の関連行事として11 月29 日、第2 回「鮮鶴平和賞」の受賞者発表式が行われ、「難民問題」に取り組んできたイタリア人医師ジーノ・ストラーダ博士(68 歳)とアフガニスタンの女性教育家サケナ・ヤクービ博士(66 歳)の二人の受賞が発表されました。
ストラーダ博士は、「医療を受ける権利」は基本的、かつ譲ることのできない人類普遍の人権であるという信念のもと、25 年にわたり深刻な紛争に見舞われている中東及びアフリカ地域において緊急医療救護活動を展開、700 万人を超える人々の命を救ってきました。
ヤクービ博士は、「少女たちを教育することは、未来世代を教育すること」であるという考えを持ち、女性教育が制限されていたアフガニスタンのタリバン政権下で、命を懸けて80 余りの学校を運営し、3000 人の少女たちを教育。また難民キャンプで教育を通じた難民再定着の解決策などを提示しています。
同賞の授賞式は2017 年2 月3 日、ソウルで開催されます。