“新しいぶどう酒は新しい皮袋に入れなさい”

総合企画局長 権 相基

2017 年希望の新年が明けました。母の国・日本は、VISION2020 に向けてさらに飛躍していくべき重要な年を迎えることになりました。

聖書「ルカによる福音書」5 章38 節には、「新しいぶどう酒は新しい皮袋に入れるべきである」との聖句があります。当時のユダヤ人はぶどう酒を作るとき、羊の皮袋に入れて自然発酵させました。発酵が終わったぶどう酒は古い革袋に入れておいても大丈夫ですが、新しいぶどう酒は、発酵過程でガスを出して膨張する性質があるため、革袋も自然に伸びなければなりません。このとき伸縮性のない古い革袋は、ぶどう酒の発酵過程に耐えることが出来ず、裂けてしまったと言います。それで発酵中の新しい酒は、古い革袋ではなく新しい袋に入れるべきだと言っているのです。

日本統一教会が家庭連合に名称変更した実質的に最初の年である2016 年、1 年を通じて宋龍天総会長を中心として、今の摂理的な時と家庭連合時代の祝福家庭の信仰姿勢と組織文化などについて教育を行いました。またこれを中心にした家庭連合時代に関するフレームを定着させるため努力してきましたが、まだそれに対する理解が本部や現場において十分には浸透していません。

したがって家連連合の2 年目を迎えた今年は、宋総会長と徳野会長を中心に、すべての責任者と食口が一つとなり、2013 年から始まった「改革の定着と社会的価値を創造する年」という目標を成就していく1 年としなければなりません。

家庭連合時代のフレームを完全に定着させるためには、まず摂理的な方向を中心として、“選択と集中”を行い、これを成すために互いに“疎通と共有” を通じた集団知性を発揮していく必要があります。そうしながら食口と二世圏が誇りに思う家庭連合、国民と国家から信頼され尊敬される家庭連合を創っていくよう努力する1 年としてまいりましょう。