天の願いに相対し高い目標にチャンレンジしよう!
「新春全国責任者会議」が2月2日、千葉・浦安の一心特別教育院で開催され、全国の牧会者・婦人代表、本部責任者など約200人が参加し、日本の統一運動の責任者が天の願いと摂理の方向性を共有しながら、心を一つにして新年を出発する機会となりました。
午前10時半、近藤徳茂総務局長の司会で始まった会議は、田中富広副会長兼第1地区長の代表報告祈祷のあと、徳野英治会長がメッセージを語りました。
まず徳野会長は、1月に西アフリカのセネガルで開催された「ワールドサミット・アフリカ」の摂理的意義と成果について説明。また、指導者が持つべき精神として、①真の父母様の心情・事情・願いと一致②絶対精誠③真の父母様と1 分1 秒違わず共に動く④チャレンジする精神⑤「ウリヌン・ハナダ(私たちは一つ)」――の5つを挙げたうえで、「父母権復帰時代は、日本が天の父母様に正しく侍る時代であり、日本国民に天地人真の父母様を正しく証しする時代です」と述べ、真のお母様と一つとなってVISION2020の勝利に向けて前進しようと激励しました。
続いて、李成萬副会長が挨拶し、「私たちが生きているこの時代は、摂理的大転換の時です」と強調。「真のお母
様は昨年11月21日、大阪1万名大会で『神大阪』『神日本』を宣言されたあと、韓国に戻られて『神韓国』、また12月にアメリカに行かれて『神アメリカ』を宣布されました。(神家庭連合時代とは)私たちが神様を信じる次元、神様を知る次元を超えて、神様に侍る時代だということです。つまり、24時間神様に侍る生活――神様が私たちの生活のすべての動機であり、主体であられ、中心であられるようになることです」と語りました。
その上で、李副会長は「私たちは個人、家庭、社会、さらには国家次元において神様に侍られなければなりません。そのためにはお母様が言われるように、救国救世基盤を完全に確立し、その国の文化自体が神様と共に歩む時を迎えなければならないのです」と語り、内的には“5つの国”である5 地区体制のもと、「1年に10年分の成果を上げていかなければなりません」と訴えました。
その後は、昼食をはさんで午前から午後にかけて、本部局長などが各担当分野の方針を発表しました。
矢野治佳伝道教区局長は、「『神日本家庭連合』における神氏族メシヤ勝利の取り組み」と題して発表を行い、「地域化と教育力の強化」が今年の大きなテーマになると述べました。
阿部美樹家庭教育局長は、「(伝道・教育の)地域化のためには、家庭力をいかに高めるかが重要です」と指摘。また、二世圏祝福4000人の達成に向けた具体的な取り組みを報告しました。
また、竹内啓晃青年学生局長は、祝福二世の出生数が中高生から大学生にかけてピークを迎えているとしたうえで、「“孝情”を育んでいくことに焦点をおきながら、この年齢層を中心に教育のうねりを広げていきたいです」と語りました。
一方、閉会式では、徳野会長が2018年の「神日本家庭連合」の基本方針を述べました。その中で徳野会長は、改めて指導者が持つべき5つの精神について触れながら、特に「チャレンジする精神」の重要性を強調。「真のお母様ご自身がチャレンジ精神に燃えておられます。『ワールドサミット・アフリカ』もチャレンジでした。アフリカで最も影響力のある南アフリカではなく、日本以上の人口を抱えるナイジェリアでもなく、アフリカの“玄関”であるケニアでもなく、セネガルにアフリカの本部を移すことを決断されました。『セネガルという小さな国でも、2020年までに国家の復帰ができるならば、これにかけてみたい』とお母様が勝負に出られたという印象を強く持ちました」と語りました。
さらに徳野会長は「地道な努力も重要ですが、天の摂理は勝負をかけないといけない時があります。ですからリーダーは肚を持ってください。私たちがお母様の見つめておられるゴールに相対基準を合わせようとすれば、地を這うような歩みではなく飛躍しなければならないのです」と説明。
最後に「今でも忘れることができないことがあります。真のお父様が70歳の古稀のお祝いのとき、『私の人生は今から始まる』と語られました。70歳よりもずっと若い皆さんは、情熱や純粋さを失ってはいけません。天が願う高い目標に対しても、チャレンジするような心の持ち主であってください」と呼び掛けました。
会議は、小藤田喜文第3地区長、咸鎭模沖縄教区長、中里ルミ子南北海道教区婦人代表がそれぞれ決意表明し、徳野会長が祝祷を行ったあと、金満辰第4 地区長のリードで億万歳四唱を行い、閉会しました。