世界平和統一家庭連合 会長 徳野 英治
昨年1 年間を振り返ってみて、真のお母様が一貫して強調された三大目標を改めて確認してみたいと思います。
第1 の目標は、統一家ならびに家庭連合にとっての信仰の核心である真の父母様と、私達祝福家庭および食口との心情関係の強化であります。
真のお母様は先月12 月25 日、天正宮博物館でのクリスマス特別集会において、日本の12 双、777 双をはじめとする先輩達と婦人代表の方々に対して「あなた達がお父様を慕いお父様を求めたごとく、私をもっと積極的に求め、私ともっと深く一体化してほしい」と懇切に願われました。
また、ご長男文孝進様の奥様であられる文妍娥様(世界平和女性連合会長)は、お母様との心情一体化のためにはさらに深く正確に真のお母様の心情、事情、願いを理解することが重要であると、切々と語っておられます(月刊誌『世界家庭』1 月号)。
私達祝福家庭、食口達が、もっと深く真のお母様と心情的に連結され一体化することを、お母様は切実に願っておられるのです。
第2 の目標は、全ての祝福家庭および食口に願われている普遍的な責任と使命の完遂――それがまさしく神氏族メシヤの責任と使命の完遂であります。
真のお父様のみ言によれば、天一国の本質は真の父母様ご自身であられます。しかし天一国の主人は、他ならぬ我々祝福家庭自体なのです。全ての祝福家庭が、少なくとも自らの氏族圏に真の父母を宣布・伝達し、統一原理のみ言で教育して祝福へと導き、430 双の祝福家庭を自らの氏族圏から天に捧げることが願われているのです。
第3 の目標は、神氏族メシヤの使命完遂の土台の上に、この日本における救国救世基盤を造成することであります。
「死ぬ前にその国を探し出し、1 日だけでもそこで暮らしてから逝かなければならない」(『神様の祖国と一つの世界』2002 年10 月16 日)。真のお父様はこのみ言で地上生活における究極の悲願を吐露しておられます。国がなければ、2000 年間地球上をさ迷い歩いたユダヤ民族のように、私達統一食口も流浪の民とならざるを得ません。それ故に真のお母様は、2020 年までに最低7 カ国において救国救世基盤を築きたいと強く決意しておられるのです。
2013 年10 月、真のお母様が日本を公式的に訪問され、全国5カ所で講演会を終えられた後、神戸のホテルで韓国へ出発直前にしたためられた揮毫を私は忘れることが出来ません。
「ウリヌンハナダ!(私達はひとつだ!)」――。それがお母様の揮毫であり、5 カ所の日本講演ツアーの結論としてのメッセージでありました。「ウリヌンハナダ!」の精神で前進すれば、何事も不可能なことはなく、必ずや天一国実現の夢が2020 年を中心として花開き、実を結び、実現されて来るでありましょう。
2016 年こそ、私達の悲願である5 大希望プロジェクトの目標を達成すべく、神氏族メシヤ活動を土台とした爆発的伝道を勝利し、真の家庭国民運動を軸とする家庭再建と青少年のための人格教育を推進することによって、救国救世の希望と喜びの烽火を上げてまいりましょう。