第1回「新任牧会者研修会」開催

夢とビジョンに導く天一国のリーダーとなれ!

 新たに教会長となった牧会者が、牧会者のあるべき姿や果たすべき使命などについて理解を深める「2015年 新任牧会者研修会」(主催・企画本部)が4月27、28日の両日、一心特別教育院(千葉・浦安)で開かれました。「牧会者規程」に基づいて初めて行われた今回の研修会には、今年4月までの半年間に副教会長またはスタッフから教会長に昇格した牧会者22人が参加。徳野英治・日本統一教会会長から祝祷を受け、新しい制度のもとで正式に牧会者としてスタートする第1期生として、誇りと責任を胸に任地に戻って行きました。

 昨年、「天一国憲法」(教会法)が施行されたのに伴い、日本教会は同10月に「牧会者規程」を施行。その中で、信徒を指導する牧会者の重要性を考慮し、新任の牧会者については一定の研修を受けることが義務付けられるとともに、真の父母様の代身としての霊的な権能を引き継ぐ儀式として、会長から祝祷を受けることが必須の条件となりました。

 27日午後に行われた開講式では、李基萬企画本部長が牧会者としての心得を解説。「牧会者は自己啓発を続けることが重要です。何もないところから道を築かれた真の父母様を研究しながら、牧会者自らが成長し、素晴らしい教会を作ってほしい」と述べました。

 勅使河原秀行人事部長など本部の担当者が、人事評価や財務等の実務に関する説明を行った後、田中富広・日本統一教会副会長(兼青年学生局長)が、青年学生伝道と教育について講義。「真の父母、み言、祝福は、統一教会の3 つのブランド」としながら、「二世青年たちを真の父母につなげることが最も重要だ」と訴えました。

 28日午前は、長年にわたって牧会者を務めてきた阿部知行先生が、説教と教会典礼に関する講義を担当。牧会者としての基礎的な事柄について実践的な指導を行いました。
 同日午後は、宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長が駆けつけ、天一国時代の牧会者のあるべき姿について講話を行いました。

 まず、宋龍天総会長は「これからは、母の国・日本の食口が幸せにならなければなりません。栄光に値する日本となるためにVISION2020があります」と強調。「食口一人ひとりを愛し、み言で教育する牧会者の役割は非常に重要です。牧会者は、食口に夢とビジョンを提示し、そこを目指して立ち上がることができるよう導かなければなりません」と述べ、“ 天一国時代のリーダーシップ” のあり方を説きました。

 また、真のお母様の最近のみ言に触れた上で、「牧会者とは、食口たちを真の愛と生命と血統につなげる“ 仲保者” であり、(神様の命令を四肢五体に伝達する)“ 脊椎” の役割があります」と指摘。「牧会者は、み言を語る力と霊性を高める努力を惜しんではなりません。牧会者の内的な成長なくして、教会の発展はありません」と強調し、祈祷を捧げる時間を貴重視するとともに、説教力や講義力を高めるために日々研鑽を続けてほしいと語りました。

 最後に、宋龍天総会長は「今日をもって召命されたという自尊心を持って、新しく出発してください。日本の牧会者は、天の願いを成す主役になることができます。皆さんの偉大な信仰によって、日本は輝く国、尊敬される国となるのです」と力説した上で、「日本の食口に真の父母と共に歩んだという誇りを持たせたい。多くの日本人から信頼され、尊敬される時代がやって来ます。皆さんは絶対的確信をもって歩んでください」と激励しました。

 閉講式では、徳野英治会長が「閉講の辞」を述べ、牧会者としての基本姿勢や現場における心構えなどについて、具体的なアドバイスを贈りました。
 その中で、徳野会長は「牧会者は、牧会者である前に一人の信仰者でなければなりません」と述べ、特に自らの歩みを省みるために祈祷と訓読の時間を確保することが不可欠だと訴えました。

 また、「牧会者は、礼拝の説教に命懸けで取り組むことが重要です」と強調。「参加者の魂を復興できなければ、牧会者の責任を果たしたことにはなりません。説教とは、1週間の牧会生活の成績表です」と語りました。
 その後、徳野会長が祝祷を行い、一人ひとりに任命状を授与。最後に、新任牧会者の代表が決意表明をして、研修会は幕を閉じました。

【参加者の感想】
真の父母様の“薫り”のする教会を

宮城教区石巻教会 教会長 佐藤和明

 (昨年10月に)「第1期トップガン修練会」に参加し、真のお母様との直接の出会いが今も心の中に強く残っています。真のお母様にお会いし、自分は本当に真の父母様の子女であると確信できました。その土台の上で、真の父母様が願われる教会、真の父母様の“ 薫り” のする教会、神霊と真理に満ち溢れた教会をつくりながら、兄弟姉妹と一つになって心情文化を築いていきたいです。

初心に返り、再出発する機会に

宮崎教区都城教会 教会長 竹内秀明

 もう一度初心に返る場を与えていただきました。教会自体が変わっていく中にあって、再び牧会者としての道を歩んでいくのに際し、宋総会長や徳野会長をはじめ、多くのスタッフの方々からアドバイスをいただき、新たな出発ができました。何よりも、自らが変わっていく機会を与えられました。神霊と真理に満ち溢れた教会づくりに向け、決意をして臨んでいきます。