「全国家庭教育部長研修会」開催

真の父母様と一つになって三代圏祝福理想を実現しよう!

 5月12日から14日までの3日間、一心特別教育院(千葉・浦安)において「全国家庭教育部長研修会」が開催されました。地区・教区の家庭教育部長と本部スタッフをあわせて約90人が参加。2015年度の新しい出発のための重要な機会となりましました。

 4月以降行われた全国牧会者研修会と全国婦人代表研修会を踏まえ、今回の研修会は「真の父母様と一つになって三代圏祝福理想を実現しよう――疎通と共有で創造と勝利を」をスローガンに掲げて開催されました。三代圏が一つとなることによって、心情的一体化、絶対「性」による一体化を完成させ、神氏族メシヤの“主人”となる家庭に向かう家庭教育――。このゴールに向かって、事情と心情、目的を疎通・共有しながら勝利していこうという決意をもって、研修会はスタートしました。

 初日の開講式では、佐野邦雄家庭教育局長が「2015年家庭教育局の政策と展望」と題して講話。基元節の勝利を迎えるまでの真の父母様の歩みと、VISION2020に沿って2015年度の勝利に向けて打ち出された家庭教育局8大方針を説明しました。

 参加者からは「三代圏の祝福理想の実現が必要であり、そのための二世祝福であり父母教育なのだと教育の根本を正されました」といった感想が多く聞かれました。
 また、多夫・本部家庭教育部長は「家庭完成と神氏族メシヤ」をテーマに講話を行い、「家庭教育部長の立場だけでなく、家庭の中の親としての自覚を持ってこの研修に向き合って欲しい」と強調。「16万修練会の中で、真の父母様と日本女性との四大心情の絆づくりがあったことをもう一度思い出して、摂理の歩みの中で得た恩恵の全てを家庭の中に結実させてください」と語りました。

 同日夕方は、祝福二世を含め3人が行った証しを通して、率直に二世の心情と事情を聴く場が設けられました。家庭教育を推進していくためには、二世の心情をしっかりと理解しておくことが不可欠だからです。
 二世の女性は、今の二世たちが男女問題や酒・タバコなど社会環境から様々な試練を受けている厳しい現状を報告。その内容に多くの参加者は衝撃を受け、「二世の問題は親(一世)の問題」であると改めて思い知らされました。一方、幼児教育を36年間担当してきた教会員は、二世の素晴らしさについて力説しました。

 同日夜は、クジで選ばれた代表者3人が、家庭力アップ講座の講義を発表しました。3人の見事な講義に参加者は大いに刺激を受け、「必ず講義を自分のモノにする」という強い決意をしました。

 2日目の中心はディスカッションで、① 2020年に向けた意識改革、②家庭教育の推進、③青年祝福の推進、④家庭教育と神氏族メシヤ活動――がテーマでした。
 参加者は10のグループに分かれ、各グループは4テーマのうちの一つについて合計6時間にわたってディスカッションを実施。最後に各グループが順番に報告を行いました。

 グループに分かれてのディスカッションは、率直な話し合いの中から真実を発見しようという意気込みが全体から感じられ、非常に有意義なものとなりました。
 ディスカッションを通じて出された内容を整理すると、以下のようになります。

2020年に向けた意識改革
・VISION2020を個人・家庭・教会レベルで具体的に描けるように促し教育
・横断的会議の実施と本音が言える集会の実施
・情報共有の迅速化
家庭教育の推進
・教育部プログラムの中に家庭教育を入れる
・家庭で参加できるイベントを企画
・幸せな家庭づくりの為の生活指導の強化
・壮年同士の協力促進
・横断的会議をスケジュールに入れる
青年祝福の推進
・各教会に専任の家庭教育部長を立てる
・壮年が得意分野を活かして二世との接点をもつ
・日頃から父母同士の交流の場を持って絆を深める
・父母会を充実させ、二世祝福を推進
家庭教育と神氏族メシヤ活動
・人が教会に来たくなる様な雰囲気づくり、教会の整備
・氏族の目線に立った区域家庭集会の実施
・互いの悩み等を祈り合い、励まし合う心情関係づくり
・氏族メシヤの前に家庭メシヤ、家庭メシヤの前に父母観の確立
・親子セミナーを継続して実施

 3日目には、質疑応答の後に地区に分かれて今後1年間の方向性を検討しました。
 最後に、徳野英治会長をお迎えし、閉講式を行いました。徳野会長は講話の中で、この度の真のお母様のヨーロッパご訪問とその摂理的重要性について詳しく解説。参加者はその意義を深く理解し、大きな希望を抱く時間となりました。

 3日間の研修会を通じて、家庭教育部長たちは内的に大きく前進することができました。
 彼らの感想の一部を紹介します。

 「今までの自ら取り組みのいい加減さを悔い改めさせられました。問題から逃げ出すことなく、課題に向かって取り組んでまいります」
 「『家庭教育こそ原点』と聞いて涙で悔い改め、家庭教育部がいかに重要かが骨身に染みました。組織横断的な会議等、すぐに計画して取り組みます」
 「家庭教育部長の大きな命題が『神氏族メシヤを何家庭立てたか』ということです。家庭に真の愛を宿らせ、壮年を家長としてしっかりと立てていく企画を立てたいです」

 参加者は、研修会を通して得た心情とみ言を携え、「三代圏祝福理想の実現」を目指し、それぞれの任地に出発していきました。