以下のみ言は2 月14 日、韓国・清平の清心国際青少年修錬院で行われた「2016 奨学証書授与式及び奉仕賞表彰式」において、真のお母様(韓鶴子総裁)が語られた内容を日本語に翻訳し、整理したものです。
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自分を中心とした夢には限界がある
尊敬する内外貴賓、指導者の皆さん。今日、圓母第4期奨学生授与式と、圓母奉仕者表彰式に参席してくださったことに対して感謝し、歓迎いたします。
奨学生の皆さんには夢があることでしょう。皆さんの夢は何ですか?真の父母様の環境圏内にいる皆さんの夢は、天の父母様の願い、夢を成してさし上げるにあたって、皆さんが先頭に立たなければなりません。そうしますか?(「はい!」)
各自個人の夢があることでしょう。しかし、自分を中心とした夢には限界があります。しかし、真の父母様の教えと天の父母様の事情を知って、皆さんの夢を育てるならば、歴史的な人物となることでしょう。
幼かった頃の私は、文学少女でした。風車と美しい花々があるオランダの風景を描いてみます。その時、私が読んだ記憶では、その国は他の国とは条件が違います。海水面が高いのです。それで幼い少年から全国民は、海に対する恐れがあります。
ある時、一人の少年が父母のお使いに行ってきながら、堤防から海の水が染み出してくるのを見ました。その時、その少年は、走っていって人々を呼ぶ時間的な余裕がありませんでした。
それで石と土でその穴をふさごうとしましたが、難しかったのです。水は漏れ続けました。それでその少年は、自分の体で、自分の手でその穴をふさいでいました。人が現れるのを待ちました。しかし、その時は冬でした。この幼い少年は凍り付いてしまいました。待っていた父母が帰ってくるべき息子が帰ってこないので、探しに出かけました。村の人々と共に行ってみると、変わり果てた息子の姿をみつけたのです。
皆さん、この少年の夢は、自分自身だけのためだけではない、国を守り、愛することでした。それでこの少年は、その国の歴史に記録されました。
真の父母様の夢に似るべき
今日、皆さんの夢は真の父母様に似なければなりません。太初に神様が天地万物をはじめ、人間まで創造されて、大きな夢をみられました。しかし、皆さんが原理を通して知っているように、人間始祖となるべきアダム・エバが堕落しました。しかし、自然は堕落しませんでした。それにもかかわらず、今日、堕落した人間たちの欲心と無分別、無知な行いが、自然を破壊しています。
今日、全世界で起こっている気候問題。深刻でしょう?そうでしょう?(「はい」)それで私は、皆さんが本当にこのような分野で、天の父母様の創造理想をそのまま保存し得るように、皆さんが各分野で夢を育てて、この自然世界を治癒しなければなりません。分かりましたか?
専門知識が必要です。無知なる人間を、見せてあげながら教育しなければなりません。そのためには、皆さんが率先垂範して、どのようにしたら、この汚染した地球を生かすことができるか、皆さんすべてが力を合わせて、真の父母様の教えに従って実践躬行する時に、その願い、その夢は成し遂げられることでしょう。
私は皆さんを誇りに思っています。分かりましたか?そのような面で皆さんは最高になってください。そこには私が惜しみなく協助します。(拍手)
そして、昨日の行事を皆さん、見ましたか?世界50 ヵ国から現役の国会議員たちが集まってきました。その中には(かつての)共産圏、ロシア、ウクライナの現役国会議員たちも来ました。彼らが天一国の夢、「バタフライ作戦」に関するミュージカルを見ました。何を感じたでしょうか?「共産主義をもっては駄目だ。真の父母様の思想だけが、世界を一つにできる」ということ
を感じたことでしょう。(拍手)
そのような点で、今日、世界の至る所で起こっている宗教紛争、思想、国土、すべて形容しがたい困難に直面しています。それを消化するための国連の努力も深刻です。しかし、結論は人間の力では駄目です。本来の主人である神様、天の父母様のみ旨に合うように行動し、生きなければならない人類であることを知らねばなりません。分かっていないので、私たちが悟らしめてあげなければなりません。そうでしょう?(「はい」)
それならば、皆さんが勉強する場においても、皆さんの同僚たち、学生たちがいることでしょう。知らせてあげなければなりません。今や堂々と全世界に向かって真の父母様がこの地に顕現されたことを知らせねばなりません。それで今回のこの行事では、真の父母様の聖誕が重要だったのです。分かりましたか?(「はい」)
皆さんは真の父母様の環境圏内にいる、愛する息子娘です。そうですか?(「はい」) 皆さんの行く道は、真の父母様のみ旨を奉る、天の父母様の願いをかなえてさし上げる、全世界が天一国の民となる道です。その道だけが、皆さんが準備して一生懸命努力すべき道であることを肝に銘じてくれるよう願います。(「はい」)
そのように皆、約束するでしょう?(「はい」) ありがとうございます。