「日本指導者特別集会」における真のお母様のみ言
2016 年10 月4 日 天正宮博物館
10 月3 日から7 日にかけて、韓国で「真の父母様招請 日本指導者特別集会」が行われ、全国から牧会者や婦人代表など約800 人が参加しました。以下のみ言は4 日、天正宮博物館で真のお母様が日本の責任者に語られた内容を翻訳し、一部を抜粋・整理したものです。
会えてうれしいです。この場に呼ばれて、うれしいですか。きょう、私が話そうと思うのは、「人類文明史から見た天の摂理と今日の私たちの責任」という内容です。
太初、神様には夢がありました。人間と共に、創造のみ業の中で永遠に、愛と幸福を分かち合いながら生きたいというのが、(天の)父母様の夢でした。その全知全能で、絶対的な力をもたれたお方が、なぜアダムとエバの堕落を前もって防げなかったのでしょうか。それは、大きな祝福を与えられたにもかかわらず、人間が責任を果たせなかったからです。自己中心的な考えと行動が、堕落によって天の父母様と関係のないサタンの血統を生み出しました。そうしてできたのが、今日の人類世界です。
しかし、天はそのままあきらめることができませんでした。人間の世界において、御自分のみ旨に従うことのできる中心者を4000 年間、探し求めながら、イスラエルという選民を立て、育ててきたのです。1、2 カ月ではなく、4000 年という長い年月がかかったのは、なぜでしょうか。堕落した人間が天のみ前に進み出るためには、蕩減を経なければなりません。数多くの中心人物が立てられましたが、蕩減の峠を越えることができなかった結果、失敗が繰り返されてきたのです。そうして、4000年という長い年月を経て、彼らに送ることを約束したメシヤを、送ってくださいました。
当時、イスラエルにはまだ国ができていませんでしたが、カイン側のサタン世界には、ローマ帝国という巨大な国がありました。その国は、「全ての道はローマに通じる」と言われていました。天は、求めてきた一つの中心を探し立て、その民族と国を通して、巨大なローマ帝国を通して、世界を抱こうとされたのです。
しかし、何も知らない当時のイスラエル民族、ユダヤ教、特にイエス様を誕生させたマリヤが、責任を果たせませんでした。イエス様が一人でいらっしゃるのに、マリヤが結婚生活などできますか。今日まで、キリスト教は間違って理解してきたのです。今や真実を明らかにして、すべてのものを本来の立場に戻さなければなりません。
当時、イエス様はマリヤに、3 回以上、御自分が結婚しなければならないことを話しました。私は知っています。しかし、マリヤは結果的に、イエス様の環境圏をつくってさしあげることができず、その責任も果たせませんでした。結果として、イエス様を十字架につけた張本人になったのです。このことを知らなければなりません。
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天は、4000 年かけてイスラエル民族を育ててこられたように、独り娘を出現させるために、韓民族、この国を育ててこられました。韓国(韓半島)にキリスト教が入ってきたのは、それほど昔のことではありません。当時、平壌を中心として、神霊的な復興が起こりました。蘇生的な基盤は、金聖道の聖主教団、新しい主を信じるグループです。この教団は、サタンが騙して結婚をした立場にありましたが、結果的に、夫の立場であったサタンを屈服させました。そうして、来られる再臨のメシヤを迎えるための準備を、蘇生的にしたのです。
次は、長成(的基盤)の許浩彬(孝彬)の集団です。この団体は、再臨のメシヤを迎えるための準備をすべてしました。実際に、イエス様の恨を解いてさしあげる役割も果たしました。こうして、再臨のメシヤを迎えるための準備をし、独り娘を準備したのです。
このような中、蘇生・長成・完成段階において、大母様を中心として天の祝福を受け、1943 年に独り娘である私が生まれました。(拍手)サタンとは関係のない、過去、イエス様の時と同じように、天が直接探し出された、独り娘の誕生でした。
当時は、解放とともに南北が民主と共産に分かれ、北を中心として本格的に共産化が始まる時で、許浩彬も監獄に行きました。その時、私は6歳でしたが、許孝彬の母親が、代わりに(団体の)責任を担っていました。その母親が私を呼び、「主の花嫁」と言ったのです。
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お父様は16 歳(数え)の時、イエス様から使命を受けました。アダムとエバにも成長過程がありました。お父様も、責任を引き受けた立場において、果たすべき責任があります。イエス様の恨(を解き)、再臨のメシヤとして出発するに当たって、蕩減を経ざるを得ませんでした。
そのような中、結局、北で監獄に行くことになるでしょう。しかし、天は、監獄でそのまま終わらせるわけにはいきません。既に独り娘は誕生しているのですから、お父様を守らなければなりません。こうして、お父様は国連軍によって(解放され、)南下することになります。
お父様は釜山で、独り子として、み言を完成させなければなりません。それが、独り子としての責任です。(お父様は)それを果たされました。さらに、信徒を探し求めなればなりません。その基盤の上で、1960 年、独り娘に出会い、真の父母の位置に進まれたのです。(拍手)
私は、摂理歴史の真実を明らかにしなければならないと言いました。天の父母様による2000 年のキリスト教歴史は、独り娘を探し求めてきた摂理歴史です。
聖書にも、はっきりとあります。「人の子に対して言い逆らう者は、ゆるされるであろう。しかし、聖霊に対して言い逆らう者は、この世でも、きたるべき世でも、ゆるされることはない」 と。最後だからです。天の父母様の摂理の中で、最後に探し出すべき独り娘だからです。そうして、この独り娘によって、新しい摂理歴史が出発しているのです。(拍手)
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摂理の中で、真の父母様が生まれたこの民族が、天のみ前に責任を果たさなければなりません。なぜ韓民族を選んだのかを、この民族が知らなければなりません。それはつまり、この国が神様の祖国、真の父母の国になるべきだということです。そのような基盤を築くべき責任を担った人たちが、祝福家庭です。
私が地上にいる間に、天のみ旨を必ず成し遂げてさしあげなければなりません。必ずやこの国が、真の父母様の国となり、世の中に対して、73 億の人類に対して、手本にならなければなりません。それに当たって、人類文明史的に見ても、島国の役割が大きいのです。お父様は日本に対して、「エバ国家の使命を果たしなさい」と祝福してくださいました。そうですか。(「はい」)その祝福には、責任が伴います。その責任を果たしてこそ、完全な祝福があることを、皆さんが深刻に理解して、実を結ばなければなりません。
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私にはすべきことが、途方もなく多くあるのです。皆さん! 私がすることを、手伝ってくれますか。(「はい」)(拍手) 皆さんがいるので、私は力が湧きます。
様々な面で、私がいる間に、天の父母様が「ありがとう。あなたたちが真のお母様と一つになって、私の夢をかなえてくれたんだね」(と言われるように)、これ以上延ばせない緊迫した現実に直面していることを、皆さんは切実に感じなければなりません。(「はい」)(拍手)
摂理を前にしたとき、明日というのはあり得ません。きょう、勝利しなければなりません。分かりましたか。(「はい」)そのような切迫した心情で、天の父母様、真の父母様を解放する孝子、孝女、忠臣、誇らしい天一国の勇士になってくれることを、お祈りします。(「アーヂュ!」)(拍手)