「天一国憲法(教会法)」は真の愛を実践する道

金振春・天一国最高委員会副委員長を迎え説明会を開催

 4月2日、宮崎台研修センターに韓国から「天一国憲法」の条文作りに責任を持ってこられた金振春・天一国最高委員会副委員長(清心神学大学院総長)を迎え、天一国憲法説明会「天一国憲法の理解と役割及び活用」(主催・天一国最高委員会、主管・日本統一教会)が行われました。

(この記事は、『VISION 2020』第28号〈4月25日号〉に掲載されました)

 今回の説明会は、天暦1月13日(陽暦2月12日)に発布された教会法である「天一国憲法」が、60日後の天暦3月14日(陽暦4月13日)に施行されるのを前に、教会員の指導に責任を持つ地区長や教区長、教会長ら牧会者が、天一国憲法の成立から必要性、意義、信仰生活における位置づけ等々を理解し、正しく教会員を指導できるように行われたものです。

 開会の挨拶で德野英治会長は、「天一国憲法は私たちの信仰のスタンダードを決めるので、すべての教育の基準になる」としながら、まずは牧会者がよく理解しなければならないと強調。
 宋龍天・全国祝福家庭総連合総会長は歓迎の挨拶で、「天一国憲法を守ることで、私たちの霊的生命はもちろんのこと、私たちの幸せが保障され、天一国憲法を私たちが主管すれば、私たちは天の父母様の真の愛を世の中と人類の前に伝播し、実践することができる」と語りました。

 金副委員長は、11章92条190項からなる天一国憲法について、①憲法の摂理的背景、必要性と発布の意義、②憲法の構造と内容の前半部、③憲法の構造と内容の後半部、④憲法の遵守、役割、活用、発効-の四つの観点から説明しました。

 金副委員長はまず、615巻のみ言選集では2,300回、憲法という言葉が語られていたとし、初めて語られた1960年以来、54年間かけてようやく天の父母様の前に奉呈することができた天一国憲法が、真の父母様のみ言に基づくものであることを強調しました。

 次に、天一国憲法の必要性について、①神様の王権が樹立されると共に、②神様の理想世界となる天一国が宣布されたこと、③天一国における生活体系、家庭や国家・世界体制の理想のシステムのため、④真の父母様と食口(教会員)が必ずしなければならない一生の課題であること-の4点を挙げました。

 また、金副委員長は天一国憲法の構造について、前文と第1章「総綱」、第2章「天一国国民」からなる前半は性相的であり、「天一国実体化のための生活規範」として最小限守らなければならない核心が含まれており、第3章「天一国最高委員会」以降の後半は形状的であり、「天一国実体化のための運営体制」で、各機関の使命や役割等について定めた内容であると説明しながら、この世の法は罰を与えることによって拘束するが、私たちの法は理想世界をつくるためのものであり、喜びの動機付与が天一国憲法の精神であるため、法の概念が全く違うことを強調しました。

 最後に金副委員長は、天一国憲法の効力が発生するのは4月13日からであるものの、直ちに全体を適用することはできないため、部分的に施行するとしながら、軽々な行動を取らないように注意を促しました。