“天一国の民として70億人類をかき抱かなければならない”
日本の責任者88人が7月25～29日の日程で行われた「ハワイ聖地巡礼ツアー」に参加し、聖和2周年を前にハワイの地で精誠を捧げておられた真のお母様から限りない愛と恵みを受けました。前号に掲載した本部伝道教育局の安榮燮副局長のリポート「前編」に引き続き、その「後編」を紹介します。
7月26日昼、聖地巡礼ツアーの参加者一行はハワイ島の「ハワイアン・クイーン・コーヒー・ガーデン」で真のお母様からみ言を受けた後、レストランでお母様と食事をともにする恵みにあずかりました。
レストランでは、真のお母様を中心に宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長と李基萬・企画本部長のほか、一部の教区長たちが同じテーブルについて食事をしました。
食事の後、真のお母様は「コーヒーを飲みに行こう」とおっしゃいました。ところが人があまりにも多かったため、コーヒーショップではなく、レストランから2時間以上離れた「プナルウ・
ブラック・サンド・ビーチ（黒砂海岸）」に向かうことになりました。
その途中、2時間ほど車に乗っていると、真のお母様がドーナツ店に立ち寄られるとの連絡が入りました。宋総会長は、そこは真のお父様がいつも立ち寄られた店であり、お父様が座られたベンチもあると教えてくださいました。
ドーナツ店で真のお母様は、真のお父様がお好きだったドーナツを全員に買ってくださいました。
プナルウ黒砂海岸に到着すると、真のお母様ご一行とツアー参加者は、海辺にあるウミガメの保護地域に向かい、ウミガメが現れるのを待ちました。
真のお母様は「ここは真のお父様とよく訪れたところです。昨日も来ましたが、波が高く、ウミガメは海岸に上がってきませんでした。それで向こう側に歩きながら『ヨンイルマンチング（迎日湾の友）』の歌を歌うと、ウミガメが歌に応えるかのように右手を振りながら、あの岩の上にのぼってきたのよ」と語られ、鄭元周補佐官にその時の様子を詳しく話すよう指示されました。
鄭補佐官は「1匹のウミガメが手を振りながら出てきたのですが、それに続いてほかのウミガメたちも頭を出し始めました。その時、お母様が『真のお父様が好きな歌を歌ったので、お父様がウミガメに乗って来られたみたいだ。孝進も一緒に来たみたいだ』と言われたのです」と、面白おかしく報告をしました。
報告が終わるや否や、真のお母様は「『ヨンイルマンチング』を歌おう」と言われ、宋総会長に歌うよう促されました。
歌を歌っていると、ウミガメが1匹、近くの水面から頭を出したり引っ込めたりを繰り返すではありませんか。一緒に歌っていた参加者たちはそれを見つけて歓声を上げました。
しばらく歌った後、真のお母様は「健康が大事だ」と強調されたうえで、ご自身が歩かれる際、体操のような運動をするのだと語られ、宋総会長とスタッフの方々に「バウンス体操」を披露するよう言われました。
宋総会長は「これはスイスに行った時に真のお母様から学びました」と言われながら、少し歩いた後にジャンプをし、再び步き始める動作を繰り返されました。
このように楽しい時間を過ごし、真のお母様と一緒に写真を撮っていただいた後、参加者はお母様が買ってくださったドーナツをいただきました。
プナルウ黒砂海岸からホテルに戻る途中で、真のお母様ご一行と聖地ツアー参加者はレストランで夕食を取りました。
食事の後、お母様は「今回来た88人にアロハシャツを買ってあげたい」と百貨店に向けて出発されましたが、時間が遅かったため買うことができませんでした。「何とか子女を喜ばせてあげたい」という“母の心情”が強く感じられました。
お母様がとても残念がっておられるようで心配になり、ツアー参加者がアロハシャツを用意して来ているとお伝えしたところ、お母様は「明日は、アロハシャツを着て「7.1節」と「7.8節」の記念行事に参加しなさい」と言って下さいました。
7月27日朝、キング・ガーデンで行われた「7.1節」と「7.8節」の記念行事には、私たちのほかに金起勲・北米大陸会長が参加されました。
記念行事では、真のお母様が善進様とともに聖燭に点火された後、全体で真のお母様に敬拝を捧げ、家庭盟誓を唱和。続いて、宋龍天総会長が代表報告祈祷をされました。
ケーキカットの後、鄭補佐官が、真のお父様の聖和2周年に際してソウルで開催予定の国際会議で発表される真のお母様の講演文を訓読しました。
訓読の後、真のお母様は宋総会長に「訓読した内容に関して感想を話してみなさい」と言われました。
宋総会長は「天の父母様の夢と願いを実現するためにすべてを投入され、絶対精誠で生きてこられた真の父母様の生涯は誰も否定しえないものです。真のお母様は、真のお父様のご聖誕100年に向けて『VISION 2020』を準備して下さいました。全世界の食口が一つとなってお母様に侍り、お母様が願われる真の家庭をつくり、平和の世界・天一国を創建することが我々に与えられた使命です」と述べられました。