韓国で「2018神日本VIP食口招請 孝情聖地巡礼」

“真の愛を実践する真の祝福家庭となれ”

「文鮮明・天地人真の父母 天宙聖和6周年記念 2018神日本VIP食口招請 孝情聖地巡礼」(団長・堀正一副会長)が9月11日から17日まで韓国で行われ、日本のVIP食口40人が参加しました。「永遠なる信仰の祖国で、慕わしい父母様に出会う」とのテーマで行われた聖地巡礼は、釜山のボムネッコルを出発し、麗水の清海研修院、鶏龍山の甲寺、鮮文大学校、野牧教会、漢南国際研修院の迎賓館、黒石洞聖地、旧本部教会、パインリッジ・リゾート(天情苑)、坡州原殿、HJ天苑の天正宮博物館と天宙清平修錬苑など、神韓国の代表的な聖地で実施されました。

真のお母様からみ言

この期間のハイライトは9月15日、神日本の忠孝家とVIP食口たちが本郷苑に参拝し、天正宮博物館を見学したあと、午後1時30分から真のお母様(韓鶴子総裁)にお会いしたことです。真のお母様は、明るく温かい笑顔で迎えてくださり、記念撮影のあとにみ言を語ってくださいました。

その中で、真のお母様は「聖書には『富んでいる者が神の国にはいるよりは、らくだが針の穴を通る方が、もっとやさしい』(「ルカによる福音書」18:25)」と書いてあります。富んだ者であろうがなかろうが、私たちは何も持っていない人たちです。宇宙の主人は、天の父母様です。富んだ者が天国に入るのが難しいというのは、自分の欲心があるからです。自分の物でない物は置いて、天国に入ってきなさいという聖書のみ言です」と語られました。

また、お母様は「しかし皆さんは真の父母様に出会って祝福家庭となり、真の愛を実践する富者です。そのような真の愛の富者は、氏族メシヤを経て、国家メシヤ、世界メシヤになれば、より豊かな者になるでしょう。そのような誇りを持ってください。天の父母様の夢、真の父母様の夢、人類の願いは、『天の父母様に侍る人類一家族』です」と強調。「真の愛を実践する人類一家族の真なる祝福家庭になるべきです。天一国の安着のため皆さんがより健康になり、より多くの真の愛を分け与える皆さんとなることを願います」と語られました。

み言のあと、お母様は神日本のVIP食口代表に純銀で作られた孝情聖地巡礼記念硬貨と聖餐セットをくださいました。神日本のVIP食口たちは天地人真の父母様の特別な愛と恩賜に感激し、盛大な拍手と歓呼を捧げ、VISION2020の勝利と国家の復帰の聖業の完遂および神氏族メシヤの使命完遂を決意しました。

釜山・ボムネッコル、麗水を巡礼

9月11日、堀副会長と権相基・総合企画局長をはじめとしたVIP食口43人は、金海空港で集合したあと、すぐに最初の巡礼地である釜山のボムネッコルに向かいました。巡礼者たちは、まず「涙岩」に上がり深い祈祷を捧げたあと、第1

聖地に登りました。登り道は険しく、巡礼者たちは肉体の限界を超え、天に対する思いを胸に歩みました。第1聖地から釜山港を眺めながら、60年余り前の真の父母様と同じ心情を感じながら、第1聖地の揮毫石の前で「私たちの願いは統一」を歌い、日本の各地から持ってきた石を奉献し、南北統一と世界統一の礎石になる「韓日一体化」を祈願しました。

続いて、新しく奉献された釜山家庭教会で孝情聖地巡礼の開会式が行われました。

堀副会長は挨拶の中で、孝情聖地巡礼を許可してくださった天地人真の父母様に尊貴と栄光をお捧げし、精誠を尽くして準備してくださった神韓国家庭連合に感謝の言葉を伝えました。そのうえで「今回の聖地巡礼は、真のお母様が命令された3日孝情清平特別修錬会と同じ内的な意味があると思います。今までのすべてのことを置いて、真のお母様と一つになる期間としなければなりません」と今回の聖地巡礼の目標を語りました。

次に、李基誠・神韓国家庭連合会長を代理し、朴營培・第5地区長がメッセージを語り、「天の摂理のための神日本の食口の献身と投入が今、神韓国をはじめとして世界各地で摂理の結実を結んでいます」と述べ、神日本のVIP食口たちを歓迎しました。

聖地巡礼の2日目(12日)は、バスで3時間移動し、清々しい秋の空と太陽の光が輝き、青い海がとても美しい麗水の清海研修院に到着しました。

金泳希・清海研修院院長などから海洋摂理に関する特別講義を受けたあと、巡礼者たちは、真の父母様(文鮮明師・韓鶴子総裁ご夫妻)が麗水と巨文島で海洋摂理を経綸されたときに使われた「ニューホープ2号」に乗船。真の父母様が海釣りの精誠を捧げられたポイントを1時間かけて巡礼しました。その後、真の父母様が海洋摂理を通して準備された「ジ・オーシャン・リゾート」を訪問し、現状報告を受けるとともに恩恵を共有する時間を持ちました。

甲寺、鮮文大学校、野牧教会を訪問

聖地巡礼の3日目(13日)、巡礼団一行は最初に鶏龍山の甲寺を訪問しました。

韓仁洙・公州家庭教会長は、甲寺の元老である崙月和尚を通して聴いた崔奉春(日本名・西川勝)宣教師を日本に送られた時の真のお父様の様子を証ししました。その中で、韓教会長は「真のお父様は当時、甲寺に来られれば龍川殿にお泊りになり、ほとんど部屋ではお休みにならず、食事もしっかりと召し上がらない中で山に登られ、祈祷と精誠を捧げられることに力を注がれたといいます。一度山で祈祷を捧げられると1週間以上続けられたとのことです」と説明。「1958年3月から崔宣教師が日本に向けて出航する7月までの約4か月間、40日特別精誠をはじめ、日本宣教を通した世界的カナン復帰路程を出発するための祈祷と精誠に集中されました」と語りました。その場には60年前の真の父母様を記憶しているという崙月和尚が来て、巡礼団一行を喜んで迎え、共に記念撮影をしてくれました。

続いて、一行は天一国の未来人材を養成する鮮文大学校を訪問。李在永副総長が歓迎する中、本館12階の真の父母様の公館を訪れました。

李副総長は「鮮文大学校に対する日本の無限なる関心と支援に感謝しています。現在、鮮文大学校は全国200校の大学の中で政府評価40位の中に入っており、財団の助けがなくても自立できる大学に成長しました」と希望溢れる報告をしました。

鮮文大学校を訪問した後、一行は1950年代末に真の父母様が食口たちを直接修練し、訓練された野牧教会を訪問しました。黃載成・野牧教会長は「真の父母様は、野牧教会を家庭連合の出発地であり、第2の定州と語られ、定州に行きたくなられる度に野牧教会を訪ねられました」と語りながら、野牧教会と関連した様々なエピソードを語りました。

その後、一行は真の父母様が野牧聖地を訪問された際に宿泊されたお部屋や井戸など、真の父母様の息遣いが漂う場所を見学しました。その日の夜、一行は漢南国際研修院の迎賓館に宿泊しました。

漢南国際研修院、黒石洞聖地、旧本部教会

4日目(14日)の朝の訓読会の時間、漢南国際研修院の黃成民・迎賓館長は、日本のVIP食口たちに、真のお母様がくださった温かいカリン茶を出して真の父母様の愛を伝えたあと、漢南洞聖地の歴史と摂理的な価値を説明しました。

その中で、黃館長は「漢南洞聖地は、真の父母様が1980年代から2006年の天正宮博物館に入宮される前まで、最も激しかった激動の時期に24年間公館として使用され、世界摂理を経綸された場所です。皆さんは真の父母様の愛と恩賜の中で、迎賓館で一晩過ごすことになりました」と語りました。

またファン館長は「短い聖地巡礼で真の父母様の心情を十分に理解するということは難しいことですが、真の父母様を慕い、VISION2020まで私たちがどのように過ごしていくべきなのか、貴い悟りと内省の時間を持ってください」と語りました。

漢南国際研修院を見学したあと、聖地巡礼団は真のお父様の青年時代の深い真理探求と祈祷精誠の生活の跡が残る黒石洞聖地を訪れました。

崔昇奎・銅雀教会長は「黒石洞時代の真のお父様の座右の銘は、『宇宙主管を願う前に自己主管を完成せよ』でした。真のお父様は、黒石洞聖地で1945年8月に公生涯の路程を出発されました。『洗礼ヨハネ』の使命を持ったイスラエル修道院の金百文と出会われましたが、彼が責任を果たすことができませんでした。真のお父様が猫頭山の地形に似ている黒石洞一帯を第2の故郷と語られたところがここ、黒石洞聖地です。ここを巡礼し、真の父母様の心情と精誠の基台を相続してください」と述べました。

また巡礼団一行は、朴救湃長老と共に西達山の聖地を訪問。石や草に染み込んでいる真の父母様の祈祷の声を聞いたあと、近くの顕忠院を訪れ、そこに眠る大韓民国の国家功労者と歴代大統領の中から、朴正煕・元大統領の墓に参拝しました。

黒石洞聖地を後にしたあと、巡礼団は真の父母様の聖婚式が挙行された旧本部教会を訪問しました。旧本部教会では朱鎮台・神韓国家庭連合副会長が神日本のVIP食口一人ひとりと握手し歓迎しました。

朱副会長は歓迎の辞で、「真の父母様が経綸される摂理に血と汗と涙、そして限りない精誠で貢献された皆さんを心より歓迎します。皆さんの献身に対し、感謝と慰労の気持ちを込めて、神韓国家庭連合の李基誠会長が真の父母様の許可を得て今回の聖地巡礼を進めて下さいました」と述べ、聖地巡礼開催の背景を説明しました。

続いて、金慶善所長が、真のお父様が西大門刑務所で拷問を受けられたあと、旧本部教会を中心として神霊と真理が充満した信仰共同体を成され、真の父母様の聖婚に至るまでの歴史を証ししました。

その後、真のお母様のお部屋をはじめ、真のお父様の祈祷室や孝進様と興進様の部屋など、真の子女様の部屋を見学。巡礼者たちは天の父母様の解放と人類救援のため、真の愛の道を歩んでこられた真の父母様の心情と生涯を思いながら、不孝・不忠だった過ぎし日を悔い改めました。そして今、真のお母様と一つになり迎えた実体の天一国安着時代に天一国の真なる主人、祝福中心家庭として必ず使命を完遂するという覚悟で涙の祈祷を行いました。

旧本部教会を後にした巡礼団は、午後には天情苑(パインリッジ・リゾート)に到着。真の父母様がヘリコプター事故で実体的に肉身の苦難を受けられたあと、2008年8月25日からパインリッジ・リゾートを訪問され、5泊6日の間、実体復活完成のための治癒および世界摂理の跳躍のための特別精誠を捧げられたという証しを聞きました。その後、真の父母様が精誠を捧げられた場所を訪問して説明を受けたあと、記念撮影をしました。

天正宮博物館で真のお母様と面会

5日目(15日)、天情苑の公館で訓読会をしたあと、巡礼者たちは天正宮博物館に到着し、本郷苑を参拝しました。神日本のVIP食口たちは、天地人真のお父様が地上におられる時に忠孝の道理を果たすことができなかったことを涙で悔い改め、実体聖霊の役事で地上摂理を経綸される真のお母様に孝情の道理を果たし、2020年の天一国基元節に大勝利を奉献することを決意しました。

続いて、巡礼団は天正宮博物館を巡礼しました。中央広場で天正宮博物館を背景に記念撮影をしたあと、一松亭の前に立ち、真の父母様の世界摂理に対する凄絶な精誠と心情を感じる時間を持ちました。この後、天正宮博物館内で説明を受けて巡礼を終えました。

午後2時、孝情聖地巡礼団は、天正宮博物館の2階と3階を結ぶ階段で、天地人真の父母様をお迎えして記念撮影をしました。真の父母様は、神日本のVIP食口たちに貴いみ言を語ってくださったあと、孝情聖地巡礼の記念硬貨と聖餐セットをくださいました。

その後、天宙清平修錬苑に移動した一行は、2チームに分かれて孝情ボートに乗り、清平湖周辺の創造主・天の父母様が創造された美しい自然を眺めながら、天の愛と恩賜を讃美する時間を過ごしました。続いて、天宙清平修錬苑の9月第3週目の2日修練会に参加しました。

真のお父様を偲び、悔い改めの祈祷

6日目(16日)の訓読会は、李基誠・神韓国家庭連合会長を迎えて朝の5時から行われました。

李会長は「神韓国家庭連合は毎年、御聖誕日と聖和節に韓国の元老や各教区から招待を受けた中心食口たちを対象に聖地巡礼を行ってきました。今年は、真のお母様の特別な恩賜により、真のお父様の天宙聖和6周年の記念行事の一環として、日本食口たちを迎えることになりました。真のお母様に感謝の拍手をお願いします」と語り、「天上の真のお父様と地上の真のお母様が直接主管される時代を迎え、去る5年間、韓国では神氏族メシヤ祝福完了家庭が46家庭に過ぎませんでした。ところが、真の父母様を中心とした神韓国の実体聖霊が神霊と真理で直接主管される清平役事と一つになり、奇跡のような結実を結んでいます。このようなときに孝情の生活で勝利し、天譜苑に登載され、子孫万代に讃えられる皆さんになって下さい」と激励しました。

訓読会のあと、巡礼団は2日修練会の先祖解怨式と先祖祝福式の日程に参加。その後、孝情カフェで昼食を取ったあと、HJ天苑内の清心平和ワールドセンターと鮮鶴UP大学院大学校、清心国際中高等学校と清心国際病院などを順に巡礼しました。

特に清心国際病院では、崔昇彬事務部長の案内で真の父母様が地上生涯の最期を過ごされた8階の真の父母様の専用病室を巡礼。堀副会長の代表報告祈祷のあと、全参加者が不足な統一家の祝福家庭と食口たち、そして人類のために凄絶な蕩減の路程を歩まれなければならなかった真のお父様を思い、涙の祈祷を捧げました。

この日の午後、孝情聖地巡礼の閉会晩餐会が「HJ孝情宴」で開かれ、巡礼の証しを互いに共有する時間を持ちました。

続いて、徳野英治会長を迎えて最後の祈祷会を行いました。徳野会長は、日本教会に貴い愛と恩賜をくださった天の父母様と真の父母様に深い感謝の言葉を述べたあと、「このように天が下さった恩賜を大切に秘めると共に、これを日本の食口たちと共に分かち合い、ここを通して変化した姿と悟りで周辺に肯定的な影響を与えてください」と語りました。そのうえで、「VISION2020に向かう私たちにとって一番大きな願いは神氏族メシヤです。真のお母様は、いつ、どこでも、神氏族メシヤの使命を強調されます。神氏族メシヤの使命の核心は、伝道にあり、伝道のためには霊的な力と宣布することのできる勇気が必要です。孝情聖地巡礼の恩賜を受けた皆さんすべてが天の勇士となり、日本で展開されている神氏族メシヤ摂理の先頭に立って下さることを願います」と激励しました。

「臨津閣」で韓半島の平和統一を祈願

7日目(17日)、最後の巡礼地は坡州原殿でした。坡州原殿を守り、管理している任吉宰教会長から坡州原殿の歴史の紹介を受けながら、巡礼団は真のご家庭の埋葬地に参拝。任教会長は「真の父母様と因縁を結んだ時間を永遠に大切に覚えていなければなりません。摂理と真の父母様の生涯の秘密が込められたみ言の訓読を生命視しなければなりません」と強調しました。

孝情聖地巡礼団は、次の日から3日間の日程で始まる2018年第3次南北首脳会談を前に「臨津閣」を訪問。「自由の橋」の向こう側の北方の地に一番近い所で南北統一と韓半島の平和実現を願い、祈祷会を行いました。

その後、一行はそれぞれ金浦空港と仁川空港を経て帰国し、6泊7日の孝情聖地巡礼の日程を終えました。